デザインとプログラミングが両方できる天才を育てるスクール「BAPA」から考えるこれからのWeb制作者

投稿者:制作部

2014/01/17 17:33

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日本でもトップレベルのクリエイティブを誇る「バスキュール」と「PARTY」の2社が、合同で「Both Art and Programming Academy (略称、BAPA)」というスクールを開講する。
それも、今までにはないデザインとプログラミングの両方を学ぶスクールということもあり、業界内では大きな話題になりました。


BAPAのサイトはこちら:http://bapa.ac/

いま、アートやデザインを学べてもエンジニアリングやプログラミングを
学べる美術大学は、世界的に見てもそう多くありません。
また、アートやデザインを学べる工業大学もそう多くありません。

世界の広告やデザインの業界では、60年代のニューヨークではじまった
ART&COPYというクリエイティブのやり方があります。
アートディレクターとコピーライターがチームとなって表現をつくるというもので、
50年経った今でもそのやり方は主流です。

最近では、ARTとCODEといって、アートディレクターとテクニカルディレクターや
プログラマーがチームとして仕事をするケースも増えてきています。

しかし、もしひとりの人間がデザインとプログラミングを両方できるとしたら、
表現の可能性はもっと広がるはずです。

(BAPAのサイトより抜粋)

今のWeb業界は変化が激しく、この前、流行った技術や知識があっという間に古いものになっていってしまいます。

SEOは、Googleの度重なるアップデートがある度に対策を変えていく必要があります。追いついていかなければ淘汰されていくだけです。(参考:「Humming Bird」の登場で変わる!?コンテンツとSEOの新しい関係

PCサイトだけでよかった時代からマルチデバイスの時代に変化し、スマートフォン対応が必須になってきました。

それにソーシャルネットワークのFacebook、Twitter、LINE…
今後も変化は加速してくでしょう。

広告にかかわる法律も日々変わっていくため、専門的な知識が必要になってきています。(参考:インターネット広告表示の98%は違法!? 東京都の健康食品試買調査結果

今、企業がプロモーションするうえでWebは必須です。しかもWebだけのプロモーションでは不十分で、各メディア(紙媒体やTVなど)と連動していくことがますます重要になってきました。

つまり、プロモーションをしてくためには一つの技術や業界知識だけでは対応しきれなくなってきているということです。

また、無料のサービスも充実してきており、ホームページを制作するだけであれば無料で誰でもできます。情報を発信したければ、Facebookやブログで誰でも発信できます。Web上であれば、無料でお店を開くこともできます。

何かを始めるためのハードルが下がり、やる気と時間さえあれば誰でも始めることができるようになりました。

ただホームページを制作するだけの制作者は不要になりました。

今は、制作+「なにか」を持っている制作者が求められています。

時流を考えると、最初に紹介した「デザイン」+「プログラミング」の両方ができる人を育成するスクール「BAPA」が生まれるのは必然だったのかもしれません。

そういった中で、弊社はWeb制作会社でもなく、コンサルティング会社でもなく、コンテンツ制作のできるコンサルティング会社です。

つまり、制作+コンサルティングができる会社です。

コンサルティングから会計、ライティングなど各部門が社内勉強会を開いてくれることもあり、弊社内にいることで制作者は他の分野を学ぶ機会が多くあります。会社からの支援も充実しています(参考:弊社の研修制度について)。制作者は、制作のスキルアップだけでなく、マーケティングから財経などの知識を学ぶ環境があります。

各部門が各自の専門性を高めながら連携してシナジーを生むことでお客様に付加価値を提供していくことが、これからの時代に求められる制作者(や会社)なのではないかと思いました。

【編集担当:植草】

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