ディレクション講座06【ゴール(目的)のないサイトは必ず失敗する!?】

投稿者:Webマーケティング部

2009/11/25 21:57

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ゴールがないサイトは必ず失敗すると思いますか?』

 

はい、失敗します。

 

ディレクターとして断言できます。

いま、「100%ではない」とか、「絶対とは言い切れない」とか思ってしまった方、斜めから物事を見ようとしてしまった方は、

ディレクター向きです!

聞いたこと・目にしたことが100%だと思うようでは、物事の深部には辿りつけません。

表面的なヒアリングだけでは、本当のニーズは掴みとれないのと同じです。

そこに「点」が存在したのであれば、上下左右の広がりの中に何かが隠れているものです。それはもしかしたら、相手すら気付いていないことかもしれません。

疑問と吟味、思考に余白を残すことは、ディレクターの必須条件、だから今、瞬間的に逆方向の可能性を探った方は、ディレクター向きと言わせていただきます。

とは言え、ここはひとつ、感情をストレートにしていただければと思います。(納得のできない方はこちらからどうぞ。)

確かに、特にこだわりもなく、何の気なしに作ったサイトが、一部で反響を巻き起こし、それがリンクして絶大なアクセスを集めるまでになる・・・そんなことも実際には起こり得るでしょう。

 

しかし、ビジネス的にはこれを「成功」とは呼びません。

これは「ラッキー」と呼ばれる類のものです。
ビジネスとは永続性とサイクルが前提とされるもので、「描く」ものです。ラッキーとは永続性を獲得できないもので、「起こる」ものです。ビジネス的には、ラッキーよりも失敗の方が価値があります。

 

そもそもゴールがないのだから、そこにあるのはただの「流れ」であって、「成功」どころか、「失敗」もない、とロジックが成立すると言わせていただきますが、

例えばサッカーで、グラウンドの両サイドに、「ゴール」がなかったらどうでしょうか。

 

一瞬にして選手達は、フィールド内でやることがなくなってしまいます。
フォーメーションもコミュニケーションも必要なければ、体力配分、戦術も必要ありません。選手交代も、これまでの努力も、相手の選手のことも、これまでの歴史も、何一つ、必要がなくなってしまい、ただの平面と化した芝生の上で、ただただ呆然とすることでしょう。

サイトにゴールを設定しない、何となく作る、ということは、これと同義です。

 

ここで大切なことは、「ゴールを設定する」ということを前提に「ヒアリング」をすべきだ、という点です。

またサッカーに例えてしまいますが、足が速い選手がいるとか、守備力の高い選手がいるとか、ヘディングが強い選手がいるとか、実はキーパーが負傷中だとか、そういった内容を正確にヒアリングしていれば、自ずと、どの選手を何処に配置し、どういった形でボールを運べばゴールラインを割ることができるのか、仮説を立てられます。

そしてその仮説が、チームの戦術や監督の意向と合っているか(Company)、相手のチームに有効な手段なのか(Competiter)、ファンに喜ばれるものか(Consumer)、さらに言えば、未来のチーム形態や選手候補につながっていくものなのか(経営方針)、などを考えていきます。

 

ヒアリングとは、ゴールにボールを運ぶ方法論の情報を得る作業です。もしくは、ヒアリングの中で、新たなゴールが生まれることもあるでしょう。

ゴールがなければ、ヒアリングした内容は何の意味も持ちません。

 

ディレクターがいて、ゴールのないサイトを作ったとしたら、それはもう結果がどうこう以前に、失敗なのです。

 

単純に「サイトのゴール」と言っても、一番可能性が高いもの、という考え方は少し違います。それはやはり、ヒアリングから得た情報を元に、「いま、その企業様がすべき」ゴールを設定する必要があります。

気付いてしまえば、ゴールを設定するのは意外と簡単なのですが、何故そのゴールにするのか、が「何となく」になってしまっては、やはり意味がありません。

次回は、そのあたりを少し考えてみましょう。

 

【編集担当:吉田】

Webマーケティング