完全一致について

投稿者:セールスマーケティング部

2013/08/23 14:33

この記事は約3分で読むことができます。

リスティング広告のキーワードマッチタイプは「完全一致」「部分一致」「フレーズ一致」などがありますが、今回はキーワードマッチタイプの中から「完全一致」について解説します。

完全一致とは

完全一致とは、リスティング広告における検索方式の一つ。ユーザーが検索した言葉と設定したキーワードが全く同じ場合にのみ広告が表示されます。Yahoo!・Googleともに、自身でマッチタイプの設定を行うことが可能です。

完全一致におけるリスティング広告の表示有無の例

実際にキーワードマッチタイプを完全一致で設定すると、どのような検索語で広告が表示されるのでしょうか。例を挙げて確認してみましょう。

例)アカウントに設定するキーワード・・・「ラーメン 渋谷」を完全一致で登録

【事例その1】

ユーザーが検索した言葉・・・「ラーメン 渋谷」の場合→広告が表示される。
設定したキーワードとユーザーが検索した言葉が同一であるため、広告は表示されます。

【事例その2】

ユーザーが検索した言葉・・・「油そば 渋谷」→広告は表示されない。
設定したキーワードとユーザーが検索した言葉が異なるため、広告は表示されません。

【事例その3】

ユーザーが検索した言葉・・・「ラーメン」→広告は表示されない。
設定したキーワードに対し、ユーザーが検索した言葉が不足しているため、広告は表示されません。

【事例その4】

ユーザーが検索した言葉・・・「渋谷 ラーメン」→広告は表示されない。
設定したキーワードとユーザーが検索した言葉は、単語は同じですが語順が逆であるため、広告は表示されません。

【事例その5】

ユーザーが検索した言葉・・・「ラーメン 評判 渋谷」→広告は表示されない。
設定したキーワードがユーザーが検索した言葉の中に含まれていますが、「評判」という設定していないキーワードも含まれているため、広告は表示されません。

「完全一致」のメリット

狙ったキーワードで検索してくれた人だけをサイトに誘導できるため、良質な見込み客を獲得できる可能性が高くなります。

「完全一致」のデメリット

広告表示の回数を限定することになるため、部分一致に比べると広告表示の回数が極端に少なくなります。そのため、サイトに誘導できる人数も少なくなる傾向にあります。

表記ゆれの広告表示について

完全一致の場合、基本的に登録キーワードと検索キーワードが完全に一致しなければ広告は表示されませんが、例外があります。

それはつづりの間違い、表記のゆれが起きた時です。

ユーザーがキーワードの前、途中、後ろに他の語句を追加せずに、キーワードだけを使用して検索した場合に広告が表示されます。つづりの間違い、表記のゆれ(例:「振り込み」と「振込」)、略語、英単語では単数/複数の違い、語形の変化(例:「floor」と「flooring」)、頭文字などの短縮形、アクセント付き文字が含まれます。

リスティング広告のキーワードマッチタイプをうまく使いこなせば、無駄な予算を削減でき、狙ったユーザーを効果的にホームページに誘導できます!

次回は「部分一致」について解説します。ぜひお楽しみに!

【編集担当:三浦】

ロジックツリーDLはこちら