御社の動画が見てもらえないたった1つの理由

投稿者:コンテンツ編集課

2012/06/29 20:48

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本場米国では、既にWebプロモーションにとって不可欠な手法として定着している動画マーケティングですが、昨今日本でもようやく火が付いてきましたね。


Facebookなどのソーシャルメディアの台頭(エッジランク向上効果の影響等)により
、レスンシブルなプロモーション手法として後押しされています。

 

よくお目にかかるのは、通販サイトを筆頭に、不動産投資のプレゼンテーション、セミナーダイジェスト、温泉のポータルサイト、動画付き経営メルマガ、健康食品のキャンペーンサイト、クラウドソーシングの操作マニュアルページ、それからFacebookやツイッター、G+、ミクシィなどの一連のソーシャルメディア。


自分の場合、
少なくても1日1回以上はインターネット上のどこかで動画プロモーションの案内を受けているような状況です。

 

ここでサイトに動画を掲載している方に質問です。


実際のところ、
御社のWeb動画の効果はどんなものでしょうか?

 

どのくらい再生されていて、再生時間はどの程度で、視聴滞在率は同業種の平均と比べてどうなのか。そして、どのくらいのユーザーが購買アクションを起こしていますでしょうか?


「そこまでは検証できていない」という方に対しては、「まずは検証できるようにしましょう」としか言いようがありませんが、一方「検証できる」という方であっても、動画ありきで設置している場合、そこまで効果を実感されていないというケースのほうが多いのではないでしょうか?

 

少なくとも私は、
7~8割程度の動画コンテンツを無視しています。

 

その理由はとても明快です。
何を伝えたい動画なのかよく分からないからです。


たとえ何の動画かは理解できたとしても、最後まで視聴したいと思える理由を提案してくれているケースは稀。中身がわからないものを、無闇やたらにクリックして最後まで視聴するほどユーザーは暇ではないのです。

 

──動画を視聴する価値とは何なのか?


YouTubeなどの動画ポータルサイトとは違い、企業のWebサイト・メルマガ・SNSを訪れるユーザーは、動画を視聴することが目的ではありません。

そこでまず頭に入れておきたいのは「視聴者との約束」を、ヘッドラインやコピーライティングで伝えなければならないということです。


ブログのタイトルや新聞記事のヘッドライン、雑誌の目次、ツイッターの見出し、それぞれコピーの書き方でアクセス数や購買数が激的に変わることは周知の事実であるにもかかわらず、こと動画となると私たちはこのことをすっかり忘れてしまいます。「とりあえずクリックしてみて!」と言わんばかりに、ドッカとプレビュー画面を設置しただけのページがあまりにも多いと思うのです。

それは動画にはテキストや写真には表現できない圧倒的な訴求力があるためで、その稀有な存在のせいでついつい過信してしまうというわけです。動画が見てもらえない理由は、動画そのもののクオリティとはほとんど無関係と言っていいでしょう。



──そして、もうひとつの大きな障壁


優れた動画クリエイターはいても、コピーライターがいない、もしくはその逆のケースが多いという問題があります。

 

動画コンテンツと周辺のコピーライティングやヘッドラインは、ライターと編集者の関係、商品開発部と販売促進部の関係、経営者と広報担当者の関係、それらによく似ていて、どちらかが欠落していると成功は望めないでしょう。自社で制作するにしても、外部に発注するにしても、必ず確認しておきたいポイントです。

──優れた動画には優れたヘッドラインを!


その「1分なり3分の動画」を最後まで視聴するとユーザーはどんな恩恵を受けられるのか? その有用性を言葉で示唆すること(視聴を促すオファー)が動画マーケティングの成否を決定付けることを肝に銘じておきましょう。


もしも御社の動画が見てもらえないと感じているのであれば、「優れた動画」以上に「優れたヘッドライン(コピー)」があるかどうかを改めてチェックしてみることをオススメします。

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http://www.web-consultants.jp/emovie/

 

【編集担当:松岡】

動画制作