iPhone・iPadのアプリ開発について

投稿者:制作部

2010/07/07 09:55

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先日、iPhone・iPadアプリの開発有無は別として、どのような手順で行なうべきかを調べてみましたので備忘録という意味でもここに綴っておこうかと思います。

調べて気がついたのですが、アプリ公開に至るまでに立ちはだかる壁は意外に多いです。

  1. まず、開発環境ですが以下が必要になります。

1 intel Mac(Leopard)とOS X 10.5.3以降
2 Apple Developerへの登録
3 iPhoneSDKのインストール
4 iPhone、iPadなどの実機(エミュレータがあるので、テストは可能です。)

 

基本的には、Macで環境を整える必要があり、且つ、Macの中でも制限があります。
ハードウェアをただ揃えても、開発できない場合がある為、ハードウェア購入には注意が必要です。

 

私などは、Winユーザーですので個人的に環境揃えようとすると、Macの購入からスタートするわけで、場合によってはMacの使い方からスタートなどという事態に発展しそうです。(でも個人的にはやりたいんですよね)

 

つづいて、開発用のツール(無料)をインストールしたいところなのですが、こちらはApple Developerへの登録が必要です。
最終的に実機でのテストや公開をしない場合(だとするとアプリを開発する意味はほぼありませんが)、無料登録でOKです。
ところが、公開まで行いたい場合は、有料登録になります。10,800円/年の会費です(2010年7月6日現在)。
一般的に、プログラム開発用アプリケーションを購入すると100,000円~200,000円くらいはかかるので、年会費は納得出来る範囲です。
さらに、有償のiPhone・iPadアプリを公開するに至った場合、費用回収もapp store側で処理してくれるため、販売まで視野に入れている場合の納得度は高いかもしれません。

 

さて、上記でとうとう登録まで出来た事になるので、今度はiPhoneSDKのインストールです。
ダウンロードしてインストールするだけですので、本件への取り組みを行なおうとするくらいの気力のある方であれば技術的には問題はないでしょう。

さて、最後の難関です。
開発用言語がObjective-Cです。
C言語を継承しているため、C言語を知っている必要があります。

 

C言語なんて、十数年前に学校で習ったきり触っていませんから、はっきりいって自信はありません。
幸いWindows環境でもObjective-Cの環境がそろえられるようですので、そちらで少し開発を進めてからiPhoneアプリ開発に着手するかを検討してもいいでしょう。

 

とまぁ、こんな調子でアプリの開発にいくつかの解決すべき課題があるのはご理解いただけたかと思います。

 

ただ、私がこの調査を通して感じたのは、iPhoneアプリ開発の制限と依存性です。
確かに、iPhoneユーザーが増えており、世の中的には、アプリ開発の需要が高まっているとはいえ、iPhone以外のスマートフォンも多数発売されています。
iPhone・iPadだけに特化したものではなく、スマートフォンに対応したシステムを構築する事がユーザーを選ばない最良の方法かと思います。
PerlやPHPとは違い、サーバーを介さなくてもiPhoneやiPad実機にデータ保存出来るという部分は魅力的ですが……

 

個人的には、iPhoneやiPadに縛ってユーザーを囲うのは、開発者並びに利用者を制限してしまいますし勿体無いと思っています。

だって、せっかく丹精こめてつくったシステムの恩恵を受けれないユーザーがいるなんて考えると、本当に市場に価値を生み出せているか疑問が残ります。

 

Perl言語開発者のラリーウォール氏曰く、「There’s more than one way to do it.」(やり方は何通りもある)
を胸にお客様によいサービスを提供していきたいですね。

 

【編集担当:紀井】

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