社員総会は映画館で! ~公式サイトリニューアル等、第10期は変革の期。従業員満足が顧客満足へ昇華する契機~

投稿者:小川 悟

2010/04/05 22:08

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営業も製造も同じ会社、同じボートに乗っている運命共同体なのだから、ともに協力し、発展していくしかない。お客様に対してお互いに連携して製品を供給し、サービスを提供していかなければ、トータルな顧客満足を得ることはできないのである。

/『アメーバ経営 ひとりひとりの社員が主役』(稲盛和夫著)

2010年4月1日は、当社にとっては特別な日として歴史を刻むことになりました。従前より申し上げていたように、創業後、第10期の年にあたります。

まずは当社公式サイトのリニューアルを行い、公開しました。

 

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リニューアルにあたっては、私たちCS本部からWebデザイナーやライターなど、アサインされたプロジェクトメンバーが当社経営陣への取材を重ねながら2,3ヶ月かけて構築しました。普段はお客様向けに業務を行うメンバーですので、先般の新卒採用サイト他ここでは公表は控えますが、他にもまだまだ多くのプロジェクトが同時に走っており、多くの業務を兼務しながらの作業でしたので正直大変負荷がかかっていました。それでも、プロジェクト参加者が皆、公開後は一様に晴れた表情でいられたのは、一つの目的に向かって意思統一が図れていたからだと思います。

 

当社の行動指針の中に、「【達成】 常に困難に屈せず達成文化を創り続けます」というものがあって、しっかりとそれを全うすれば、その先にある「【成長】 常に現在の自分以上の自分になり続けます」や、「【創造】 常にブランドを創造し発展し続けます」を、必ず感じられることを皆が知っているから頑張れたということもあるかもしれません。CS本部、特に制作部においては、Webサイト構築や映像制作を通じて社会との接点が持てるわけですが、自身が創り出したものが何かしらの価値を生み出さない限りは単なる無駄撃ちになってしまいます。

一人ではたとえ非力であっても、皆で力を合わせることによって、公式サイトを媒介として売り手である弊社と買い手である未来(及び既存)のお客様、またそのお取引を通じて「お客様のお客様(世間)」に対してもベネフィットをもたらす「三方良し」が実現できるのであれば、どんな喜びにも代えがたい仕事のやり甲斐を感じられるというものです。

 

それからもう一つ、この時期、恒例の大きな社内イベントがあります。四半期を区切りとして年に3回(内1回は忘年会)おこなわれる社員総会がそれです。今までは渋谷にあるクラブを貸し切って行われていましたが、東京・大阪・名古屋・福岡のスタッフ全員を収容するとなると、どうしてもパイプ椅子を配列させるのが限度だったため、弊社の社員総会準備委員が考えた挙句、今回(3月27日開催)は、「いっそのこと、映画館を貸し切ろう」という話になったようです。ホテルや会議スペースを貸し切ってもよいのかもしれませんが、勢いのある弊社の社風を考えるとそういったものはあまり似つかわしくないと私も感じています。

ということで、会社からも程近い場所にある、単館映画館が3館集まったQ-AXビル内の渋谷シアターTSUTAYAが会場として選ばれました。

 

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いつものようにアナウンサーの方が司会進行をおこなってくれ、弊社役職者が来期(第10期)の目標を発表してゆく「第一部」のスタイルは今回も同じです(昇格発表や懇親会を兼ねた「第二部」は近くのクラブに移動しておこなわれました)。

社員総会準備委員は、総務人事課に混じってCS本部制作部映像制作チームのスタッフも所属しているため、弊社が社員総会を映画館でおこなうメリットを聞いてみたところ、「パイプ椅子に比べて疲れにくい」、「スクリーンが大きく、鮮明に映し出される(座席も階段状)」という点を挙げていました。

随分と既存社員のことを考えた措置だなと私は感じました。私もこの会社には結構長くいるのですが、年々こうした取り組みの中で改善されていくのを見てきました。これは従業員満足のための一つの取り組みに過ぎないかもしれませんが、同時に、お客様に提供できる価値も年々変わってきてはいる中、今期もよりドラスティックに変えていけないものかと感じることができました。

自分自身の問題を解決できなければ他者の抱える問題も解決できない、自分自身が幸せでなければ他者を幸せにすることはできないとも私は思いますので、従業員満足度(ES=Employee Satisfaction)が高まっていけば顧客満足度(CS=Customer Satisfaction)を高めていくことにも繋がってゆく筈だと考えています。

第10期以降、よりお客様にとって必要な会社になるために、引き続き頑張っていきたいと思います。