MEOとは?弊社で効果のあったGoogleマップ検索を上位表示する3つの対策方法

投稿者:セールスマーケティング部

2018/05/07 13:57

この記事は約11分で読むことができます。

こんにちは、デジタルマーケティング部5課の片岡です。

早速ですが、MEO対策というのはご存知でしょうか。

店舗集客を日々考えている方であれば、MEO対策という言葉は耳にしたことがあるかもしれません。
簡単に申しますと、Googleの検索結果に表示される地図の枠を上位表示しましょうという対策です。

普段、私は様々な企業や店舗のMEOを運用させて頂いており、日々の運用の経験から
「MEOとは何なのか?詳しく知りたい!」「どのような運用を行っているのか?」と考えている方にこちらの記事で解説していこうと思います。

MEOについて勉強したい方やMEO自社運用や導入を検討している方へおすすめです。

具体的に対策方法を書いていこうと思っていますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

  • ・MEO(Map Engine Optimization)とは? 海外ではローカルSEOと呼ばれています
  • ・MEO対策が必要な理由!Googleマイビジネスは年々機能を追加中!
  • ・自社運用したい方へ!弊社で行っているMEO運用方法3つを紹介
  • ・弊社の導入事例
  • ・まとめ

MEO(Map Engine Optimization)とは?海外ではローカルSEOと呼ばれています

MEOとは、Map Engine Optimization(マップ最適化)の略で、Googleの検索結果で表示されるGoogleマップを上位表示させる対策のことを言います。
MEOというのは日本で使われている言葉で、海外ではローカルSEOと呼ばれているので正しい名称は覚えておきましょう。

MEOが表示される検索キーワードは、「地域名+サービス名(居酒屋、歯医者)」「近くの〇〇」などをGoogle検索すると表示されます。

上位3位までが検索結果上に表示され、「さらに表示」のボタンを押すと4位以下も見ることができますが、3位以内に入ることで店舗の認知も増え、集客増加に繋がりやすいです。

また、Googleマイビジネスはウェブサイトボタン、電話ボタン、ルート照会ボタンが設置されているため、他のサイトを見なくても直接来店に繋がりやすいです。

下記の画像は、スマートフォンで「渋谷 歯医者」で検索した際の画像で、赤色の部分がMEO青色の部分がSEOになります。

広告→MEO→SEOの順に並んでいることや、マップ自体が検索結果の上部に表示されるため、目立ちやすく視認性が高いことがわかります。

つまり、店舗のGoogleマイビジネスを最適化し、Googleマップの上位3位以内に入るように対策を行うのがMEO対策と呼ばれるものです。

SEOはホームページ、MEOはGoogleマイビジネスを検索エンジン向けに最適化するということになります。

ただ、「MEO対策って昔からあるし、今更じゃない?」「本当にみんな使っているの?集客に効果あるの?」
と疑問に感じる方も多いと思います。

そこで、次からはMEO対策が必要な理由についてご紹介します。

MEO対策が必要な理由!Googleも力を入れています

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結論から申しますと、MEO対策やGoogleマイビジネスの活用は店舗集客を考えている方にはおすすめです。
代理店に任せる、任せないは関係なく自社運用も視野に入れて活用しましょう。

MEO対策が必要な理由は、大きく4つあります。

  • ・Googleが力を入れているから
  • ・スマートフォンユーザーの拡大
  • ・リスティング広告やSEOよりも安価に始められる
  • ・MEOの順位が上がるとSEOにも効果がある

4つの理由について1つずつ解説していきます。

Googleが力を入れている

2017年~2018年だけでも様々な機能が追加されました。大きな変化を例に挙げると、

  • ・Q&Aが設置可能に
  • ・サービス(料金表)の追加
  • ・メッセージ機能(SMS)の追加
  • ・インサイトで検索クエリがわかるように

ユーザーファーストを掲げるGoogleだからこそ、よりユーザーが使いやすくするためにはどうしたら良いか模索しています。

新機能を続々追加しているということは、Googleマップを利用しているユーザーが多いということもわかると思います。

また、2018年にはCMもいくつか公開していてGoogleマイビジネスの便利さをアピールしています。

Google マイビジネス:写真をアップして無料で集客しましょう 篇

他にも動画はいくつもあるので興味のある方はぜひご覧ください。

スマホユーザーの拡大

MEO対策は、スマホユーザーの方に効果的な取り組みです。
日本でスマートフォンを保有している方は70%を超えており、いつ・どこでもインターネットを使うことが可能になりました。

そのため、スマートフォンさえあれば、興味がある店舗へ電話予約や経路検索をして、来客するお客様は非常に多くなっており、店舗集客に効果的な取り組みだと言えます。

Googleマイビジネスにもスマートフォンにしか表示されない項目もあり、Googleもスマホユーザーに向けて対策を意識していることがわかります。

リスティング広告やSEOよりも安価に始めることができる!

リスティング広告は、入札制を取っているため、成果に繋がりやすいキーワードは次第にクリック単価が上昇していく傾向にあり、多額の費用が発生します。

SEOは、1位に表示されるとクリック率が約20%と言われているほど高い集客力があると言われていますが、競合も多くKWによっては1ページ内に入るのも多額の費用と時間が必要になります。

それに対してMEOは、対策してない店舗も多いためSEOに比べるとかなり上位表示するまでの時間は早く、クリック率も約3%~9%と言われているので、リスティング広告とほぼ同じくらいです。

さらに、「渋谷 歯医者」など、渋谷で歯医者を探しているという、目的がはっきりしているユーザーが多いので集客に結び付きやすいです。

ここまで理解して頂けましたでしょうか?
資本力のある企業であればじっくりと腰を据えてリスティングやSEOに取り組むことができますが、資金のやりくりが大変な店舗が行うWeb施策としては少々リスキーです。

その意味でも、店舗ビジネスにおいて初期費用がかからず始められるMEOはかなり効果的な対策と言えるのです。

MEO対策を行うことでSEOにも効果があります

最近分かった傾向なのですが、MEO対策を行ったことでSEOの順位も上昇傾向にあります。
下記の画像は弊社でMEO対策をおこなった企業様の推移です。
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上記を見ていただいてもわかる通り、若干ですが順位改善の傾向があります。

MEO対策を行ったことで、認知度の拡大やサイトへのアクセス数、予約数の増加したことでHPの価値が高まり、間接的に上位表示に貢献しているのだと考えています。

ただし、大幅に順位改善に繋がるわけではなく、あくまでも1つの要素として捉えて頂けますと幸いです。

逆にSEOの順位が高いサイトはMEOの順位も上がりやすい傾向にありますので、取りたいKWでSEOの順位が高い企業様は、MEOも効果がでやすいですよ。

SEOの順位が1ページ目の下の方や2ページ目にHPがある企業様はMEO対策を初めてみてはいかがでしょうか。

自社運用したい方へ!弊社で効果のあったMEO対策方法3つを紹介

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ここからは、普段僕が行っているMEO対策の一部をご紹介していこうと思います。
普段、僕だけではなく店舗の方にも協力いただきながら対策を進めています。

先に結論から言うと大きく3つあります。

  • ・Googleマイビジネスの最適化
  • ・サイテーション対策
  • ・クチコミ

1つずつ解説していきます。

Googleマイビジネスの最適化

メインに行っているのは、こちらの対策になります。
マイビジネスのホーム画面から「情報」をクリックして下記の画面に行きます。

「情報」の中にあるこちらの画面で名前、住所、電話番号、など編集が可能です。
基本的に入力できる項目はすべて埋めることが望ましです。

管理画面の中にマイビジネスの充実度を図る指標がございます。
この数値を100%にしましょう。何が足りていないのか教えてくれるのでそちらに沿って対策を行うことをおすすめ致します。

その他のテクニックとしては、以下のことを意識しましょう。

  • ・タイトルにキーワードを入れる
  • ・カテゴリーはできるだけ少なくする
  • ・営業時間は、昼休みの時間は含めないように設定しましょう
  • ・住所の表記は統一させる

以下に簡単にまとめているので、書いてある内容を参考に編集してみてください。

タイトルにキーワードを含める

具体的に言うと、「渋谷+歯医者」で上げたい場合は、「〇〇医院 渋谷の歯医者」と入れるイメージです。
屋号名にある場合は入れなくて構いません。
検索クエリとマイビジネスの関連性が高くなり、上位表示されやすくなります。

カテゴリーはできるだけ少なくする

カテゴリーの項目は、1つか2つに絞ることで、関連性を高めることができます。
多く入れすぎると、いくつもの事業をしていると判断されて、関連性が薄くなるので注意が必要です。

営業時間は、昼休みの時間は含めないように設定しましょう

昼休みに営業時間と表示されないようにするために行います。
Googleマイビジネスは、「営業中」「営業時間外」が表示されます。
もし、お客様が昼休みの時間に来てしまったら、店舗のオーナーの方にとってもお客様にとってもデメリットだと思います。
営業時間は2行に分けて登録できるので、昼休みは設定を外すことをおすすめ致します。

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名前・電話番号・住所の表記は統一させる

これはマイビジネスに限らず、他のポータルサイトを登録する際に当てはまることなのですが、表記をすべて統一させましょう。
Googleは正確にユーザーに情報を届けたいと考えていますが、文字の意味を正確に読み取ることがまだできません。
ポータルサイトも含むすべてのサイトで、住所・電話番号・屋号名は統一するとSEO・MEOどちらも効果が期待できます。

悪い例
「マイビジネス」渋谷区南平台町15‐13
「ホームページ」渋谷区南平台町15-13
良い例
「マイビジネス」渋谷区南平台町15-13
「ホームページ」渋谷区南平台町15-13

マイビジネス情報を充実させることでMEOの上位表示への効果はかなり高いです。
また、Googleの反映するまでに少し時間がかかりますが、比較的にすぐに効果に繋がりやすい対策になります。
まず、自社運用を考えている方は上記の項目からスタートしてみましょう。

サイテーション対策

サイテーション(Citation)とは、「引用」、「言及」を意味する言葉で、SEOの世界では「リンクではない形で他のページからの参照」として使われることが多く、MEOの場合は検索対象が実店舗や場所になるため「リンク」を使えるとは限りません。
そこで、店舗名(会社の名前)、住所、電話番号がweb上で言及されていれば評価の対象になると言われています。
弊社としては、主にSNSを使って、店舗名、住所、電話番号の他にもURLや対策キーワードも文章中に入れて投稿することで、WEB上で言及されるようにしています。

クチコミ

Googleマイビジネスに投稿されている口コミは第3者からの客観的な意見ということもあり、MEOの評価基準としては重要なポイントになります。

しかし、「やらせの口コミ」・「金品やサービスと引き換えの口コミ」はGoogleのガイドラインに違反します。
よって、店舗をご利用して頂くお客様に対し、満足度が高いサービスを提供しつつ、口コミの投稿をそれとなくお願いすることが良い口コミを増やす一番の施策となります。
また、露出が増えるに従って悪い口コミが付くことも珍しくありません。

マイビジネスの機能には、公開状態で口コミに返信する機能がありますので、悪い口コミは無視したり消そうとしたりするのではなく、真摯に返信することがユーザーからの信頼を高めるためにも望ましいです。
上記の3つで主にマイビジネス情報の修正が50%、口コミの影響が30%、サイテーションが20%くらいの割合で上位表示に関係しているかなと個人的には思っています。

まずは、マイビジネスの情報を編集していくこと、ポータルサイトに登録する際は表記を気にすること、クチコミをお客様にお願いすることをまずは行っていきましょう。

弊社のお客様の事例を紹介!

僕が普段運用させて頂いているお客様事例をご紹介いたします。

東京にある歯科医院様の事例です。

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順位が上昇したことで、ウェブサイトへのアクセスや通話数が約2倍まで増えています。
歯科医院などの予約が必要な業種は、通話数がそのまま予約に繋がるため、単純に予約数が2倍になったと考えることができます。

長期的に時間をかけて様々なキーワードで上位表示できるとさらにアクセス数や通話数が増加します。

まとめ

MEO対策についてご理解頂けましたでしょうか。
かなり長文になりましたので、簡単にポイントをまとめておきます。

  • ・MEOとは、Googleの検索結果で表示されるGoogleマップを上位表示させる対策
  • ・スマホユーザーの拡大で、Googleマップの利用も増えていて、Googleも力を入れています
  • ・MEO対策を行うことでSEOも効果がある
  • ・MEOの上位表示を行うには、Googleマイビジネスの最適化・口コミ・サイテーションの3つ

以上が今回の記事のポイントになります。

もっと具体的に知りたい方や本格的にMEO対策を始めようと考えている方は、安価でサポートも承っておりますので、是非一度ご連絡お待ちしております。

興味のある方はこちらからお問い合わせください。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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【編集担当:片岡】

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