インプレッションシェア活用してますか?

投稿者:セールスマーケティング部

2015/09/30 19:39

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こんにちは。最近友達と宅飲みをしている時に、そんなに飲んだつもりはないのに、知らず知らずのうちに飲みすぎたのか、夜な夜なトイレと友達になる荒木です。

これ以上飲んだらまずいという感覚は分かっているつもりなので、その感覚にしたがって飲んでいるのですが、なぜか宅飲みだとその感覚がくるって飲みすぎちゃうんですよね。
自分がどれだけ飲んだらまずいのかインプレッションシェアのように分かると助かるのになぁと思ったので、

今回はリスティング広告で重要な指標である「インプレッションシェア」についてご紹介します。

■目次

1. インプレッションシェアとは
2. インプレッションシェアの種類と関係性
3. インプレッションシェアの活用方法

インプレッションシェアとは

インプレッションシェアとは、
『本来表示されるはずだった表示回数のうち、実際に広告が表示された回数の割合』のことをいいます。

例えば、月間で10,000回表示されるキーワードが、入札価格や予算による影響で、7,500回分しか広告が表示されなかった場合、インプレッションシェアは75%というようになります。

インプレッションシェアの種類と関係性

インプレッションシェアには、以下の種類があります。

■インプレッションシェア
本来表示されるはずだった表示回数のうち実際に広告が表示された回数の割合

■完全一致のインプレッションシェア
登録されているキーワードと検索クエリが完全に一致している場合における、本来表示されるはずだった表示回数のうち実際に広告が表示された回数の割合

■インプレッションシェア損失率(広告ランク or 掲載順位)
広告ランク(掲載順位)が原因で、本来表示される表示回数のうち広告が表示されなかった割合。改善策として、入札価格を引き上げるか広告の品質を上げる必要があります。

■インプレッションシェア損失率(予算)
日予算が原因で、本来表示される表示回数のうち広告が表示されなかった割合。改善策として、日予算を引き上げる必要があります。

■インプレッションシェアと損失率の関係性
インプレッションシェア=
100%-「インプレッションシェア損失率(広告ランク)」-「インプレッションシェア損失率(予算)」

インプレッションシェアと損失率は上記公式のような関係性があります。そのため、インプレッションシェアが低い場合は、「広告ランク」による損失と「予算」による損失、どちらが多いのかを確認する必要があります。

※赤枠内がインプレッションシェアの項目です。

インプレッションシェアの活用方法

私が日々のリスティング広告の運用時にインプレッションシェアを活用する際は、下記の方法を実践しています。

■キャンペーン単位の場合
まず、各キャンペーンのインプレッションシェアとCPAを確認します。
CPAが安いにも関わらずインプレッションシェアが低い場合は、インプレッションシェアを改善することでCV数を増やす事ができる可能性があるので、インプレッションシェア損失が予算によるものなのか広告ランクによるものなのかを確認します。
予算によるものであれば日予算を引き上げて改善を行い、
広告ランクによるものであれば、入札価格の引き上げや広告の品質改善といった対策を講じます。

■キーワード単位の場合
Googleでは、キーワード単位でインプレッションシェアを確認することができます。
そのため、CV数を多く獲得できているにもかかわらずインプレッションシェアが低いキーワードは、対策を行うことでCV数を増加させることが可能です。

Yahoo!では、キーワード単位のインプレッションシェアを確認することはできませんが、広告グループ単位での確認ができます。そのため、分析・改善を行う観点からすると、1広告グループにつき2キーワードまでに抑えてアカウント設計をすることにより、Yahoo!でもインプレッションシェアに合わせたキーワードの入札調整を行うことができます。

終わりに

インプレッションシェアを活用することで、現状予算をより効率的に使用できるようになります。CVの取りこぼしをなくすためにも、インプレッションシェアを活用することをお勧めします。

そのほか、リスティング広告などでわからない指標がありましたら、お気軽にご連絡ください。

【編集担当:荒木 智陽】

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