SNSを利用した各社の販売プロモーションの多様化について

投稿者:セールスマーケティング部

2014/08/28 12:03

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こんにちは。Webコンサルタントの若山です。最近、各社が様々な手法の販売プロモーション始めていますので、今回はそのうちのいくつかをご紹介したいと思います。

昨今はSNSを利用したプロモーションも増え、Web担当者としてSNSでのプロモーションは見逃せないものになってきました。個人データ・趣味・嗜好の塊であるSNSのプロモーションは、詳細なターゲティングが可能になります。ユーザーから情報を発信してくれるのだからこんなに楽なことは無いですね。間接的なものも含め、ユーザー同士でオススメさせる機能がトレンドのようです。

楽天「ROOM」

楽天「ROOM」は、ユーザが楽天市場で見つけた・購入した商品を、自分の「ROOM」内でお勧めできる機能です。お勧めした商品が他のユーザーに購入されると、金額の1%にあたる楽天スーパーポイントが付与されます。

楽天も「自分のお店が簡単に作れます」とプロモーションしており、自分のECサイトが持てるイメージでしょうか。また”フォロー”機能も付いており、趣味が合う人のROOMをフォローすることも可能です。楽天スーパーポイントの還元もあり、売る側も楽しみながらサービスを利用できます。また、ユーザーの商品紹介は品質への信ぴょう性が増すため、購買意欲に大きな影響を与えると思われます。

「ROOM」参考画像(楽天ROOM公式ページより)

Facebook 「buy」ボタン

2014年7月17日、米Facebook Inc.はfacebook内で見つけた商品を手軽に購入できるように「buyボタン」のテストを行うと発表しました。このボタンをクリックすることで、Facebookを離れることなく商品を購入できるといったサービスです。支払情報については、Facebook内で入力するか、既に登録済みの情報を使って完結できるとのことです。

現在はテストの段階で、クレジットカード等の情報が広告会社に渡らないようにするなど、個人情報の安全性を重視しているようです。Facebook Inc.は、仲介としてのeコマースに参戦していくと話しており、膨大なユーザーデータを持っていることもありますので、Facebook Inc.の参戦はEC業界に大きな波紋を呼びそうです。

Facebook buyボタン 参考画像(Facebook公式ページより)

アマゾン「ソーシャルカート」

この機能は、ツイッター上でアマゾンの商品リンクがあるツイートに「#アマゾンポチ」とハッシュタグをつけて返信することで商品が自動的にカートに入る機能です。この機能の便利なところは、商品を「後で」買うことができる点でしょう。カートに入るだけなので、最終的に購入するかしないかは後で決めることができます。気になった商品はバシバシ「アマゾンポチ」しても問題ありません。

使い方としては、ハッシュタグを付けてツイートする前に、アマゾンとツイッターのアカウントをリンクさせる必要があります。また、機能を使うにはツイッターアカウントに鍵(許可した人のみフォローできる機能)を付けていないことが条件となっています。ツイッターの広告も最近では更なる広がりを見せていますので、ツイッターでの買い物が一般化する日も近そうですね。その人のツイートを見れば何を買ったのかも分かるので、商品の拡散も期待できます。

アマゾン参考画像(アマゾン「ソーシャルカート」公式ページより)

今回はSNSに関連した3社のサービスを紹介しましたが、販売プロモーションの方法は今後ますます多様化していくと思われます。弊社内でも常に最新のサービスにアンテナを張って動向をチェックし、注意点などお知らせしていきたいと思います。

【編集担当:若山】

Webコンサルティング