検索ユーザーをセグメント分けする方法

投稿者:Webマーケティング部

2013/08/23 14:34

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検索エンジンから集客したユーザー、すなわち自然検索(Organic)ユーザーをセグメント分けするおすすめの方法を解説します。私も実務でよく使っている方法で、Googleアナリティクスの若干の知識があれば誰でも短時間で行えます。

ユーザーをセグメント分けするとどんな利点があるか?

ユーザー像をより明確にイメージできることが利点です。

通常、検索キーワード(トラフィック>参照元>検索>オーガニック検索)を分析する場合、訪問数の多い順から見て、ページビュー数、滞在時間、新規訪問割合、直帰率の善し悪しを判断します。

しかしこの方法では、以下の欠点があります。

  1. 検索数が多いキーワードしかわからない
  2. 1語や2語など代表的な複合キーワードしかわからない
  3. セグメントとして根拠あるデータで示せない

セグメント分けの手順

Googleアナリティクスのオーガニック検索メニューから、アドバンス機能を使ってセグメント分けする手順を紹介します。

その1.顕在ユーザーをセグメント化する

顕在ユーザーとは、会社名やサービス名で直接検索したユーザーのこと。
オーガニック検索のアドバンス機能を使って、「会社名」や「サービスの固有名」で絞り込みます。

例)一致、キーワード、正規表現一致、フリーセル|freesale
※正規表現の「|(パイプ)」演算子を使うことで、「または(or条件)」が使えます。

その2.潜在ユーザーをセグメント化する

潜在ユーザーとは、会社のことは知らないがサービスの契約や購入を検討しているユーザーのこと。
オーガニック検索のアドバンス機能を使って、「サービスの一般名」や「価格」などのニーズ系キーワードで絞り込みます。

例)一致、キーワード、正規表現一致、掃除|クリーニング
and
除外、キーワード、正規表現一致、フリーセル|freesale
※and条件でブランドユーザーを省きます。

検索ユーザーをセグメント分けした結果

GoogleアナリティクスのデータをExcelで表にまとめます。
各セグメントの指標を見比べることによって、集客や成約に有効なキーワードを明確に判断できます。

こちらの結果を分析すると、以下のことがわかります。

  1. 顕在ユーザーの質は全体平均より良い
  2. 潜在キーワードの中では、エアコン系が多く集客できている
  3. 全体平均と比べると、エアコン系・キッチン系・洗濯機系のお問い合わせ率が高い

検索キーワードのセグメント分けでお悩みの中小企業のWeb担当者様の参考になれば幸いです。

【編集担当:篠原】

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