コンバージョン率(CVR)とは?

投稿者:セールスマーケティング部

2013/07/12 16:01

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コンバージョン率とは

コンバージョン率とは、別名「顧客転換率」とも言われており、インターネット広告の成果を表す指標の一種で、Webサイトを訪れたユーザーのうち実際に取引に至ったユーザーの割合を示す数値です。

広告をクリックしてサイトに訪れたユーザーが、そのサイト上で商品の購入や会員登録、お問い合わせ等、広告を出稿している広告主にとって成果とみなされる行動をとり(CVする)、クリックしたユーザとCVしたユーザの割合を示すのがコンバージョン率です。

リスティング広告を運用・活用していく上で、コンバージョン率や獲得単価(CPA)は重要な指標の一つとされており、コンバージョン数を上げていき、コンバージョン率を改善していく事が重要とされています。

コンバージョン率の算出方法

コンバージョン数÷クリック数=コンバージョン率

サイトに訪れたユーザー1000人のうち、実際に商品を購入したユーザーが50名いたとすれば、その広告のCVRは〔50÷1000=0.05〕で5パーセントとなります。

コンバージョン率についての考え方

まずは自社サイトのコンバージョン率を知ることが重要!

コンバージョン率は、取り扱う商材やビジネスモデル、Webサイトのユーザビリティ(使い勝手)など、様々な要因によって大きく左右されます。例えば、不動産のような高額商品と、食品のような日用品では、コンバージョン率に大きな差があって当然です。また、ユーザーが商品購入をスムーズに完了できるよう、Webサイトのユーザビリティを改善した結果、コンバージョン率が向上するケースも多々あります。

ゴールに設定している属性(商品の購入や会員登録等)毎に見ていくべきコンバージョン指標を見極める事が、広告の運用を行っていく上で非常に重要です。

改善する際には、自社のWebサイトの現状のコンバージョン率を把握し、それを基準値として考えるのが有効です。

コンバージョン率の活用法

コンバージョン率で自社サイトの”販売能力”を知る!

現状の自社サイトのコンバージョン率は、自社サイトの販売パフォーマンス(能力)と言えます。

Webサイト=お店までわざわざ立ち寄ってくれた人に対して、どれだけ実際に商品を販売できているかを計る指標です。

自社サイトのコンバージョン率が把握できれば、様々な試算が可能になります。例えば、広告を出稿する場合。平均的なクリック率が1.7%で、配信単価が10円の広告媒体を利用するなら、自社サイトのコンバージョン率値を利用して、このメール広告媒体の利用が費用対効果に見合いそうかどうかをシミュレーションすることができます。

広告を出稿してみて、広告からWebサイトに来てくれた人のコンバージョン率が、自社サイトの平均値よりも高ければ、この広告からの見込み客集客は精度が高かったと言えます。逆に、平均値を下回るコンバージョン率であれば、セグメントなどを見直す必要があるかもしれません。

このように、集客にどの程度のコストを許容できるのかをシュミレーションする為にも、自社サイトのコンバージョン率把握は重要です。

次回は、コンバージョン数(CV)についてお伝えします。お楽しみに!

【編集担当:新屋敷】

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