Web標準コーディングとSEOチューニングとの違い

投稿者:制作部

2012/06/04 19:13

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Webサイトを構築する上で避けて通れないのがコーディングです。
よく耳にするWeb標準コーディングとは、W3Cが勧告する世界的に標準化されたHTMLコーディングのルールの事で、このルールを守っていればどの国で誰が作ってもコーディングは同じ「質」になると言われています。

Web標準は、文書構造化を行いコンピューターがコンテンツを正しく解釈できるようにするためのものです。
たとえば、文章は章や段落に分かれますし、見出しがあったり、項目列挙(リスト)もあるでしょう。
文章内にある連続した文字にはそれぞれ役割があり、HTMLにはそれに合わせたタグが存在しています。
Web標準は、その意味をより厳格化し皆でルール守りましょうってことなんですね。

Web標準コーディングが主流になる前は、文章も装飾も一つのHTMLファイル内に混在させてましたし、画面レイアウトを整形するために本来タグが持つ意味を無視して構築していたサイトがほとんどで、Webブラウザを通して人間が目にするサイトは美しく見えても、コンピューターには解釈困難な構造になっていることがほとんどだったと記憶しています。
文章と装飾をしっかりと仕分けてコーディングすることで、検索エンジンのアルゴリズムはより正確に動作できますし、逆に正確に動作するということは制作者観点からするとより狙ったとおりにサイトの意味が解釈され、SEOの効果があがるというわけです。

検索エンジンのアルゴリズムは、タグの意味からその文章の内容を把握し、コンテンツの内容や外部要因までを加味して価値を見定め順位付けします。
外部要因も影響するため、コンテンツの価値はコーディングだけで決まるものではありませんが、少なくともコンテンツの意味をタグから把握していくという意味では、非常に重要な役割を占めてきます。
上記事情から、Web標準に従い文書を構造化し装飾を仕分けてコーディングしない限り、上位に露出する可能性は限りなく低くなるでしょう。

Web標準コーディングをすることで検索エンジンはサイトの意味を把握できるようになりますが、サイトのコンテンツが良質か、そうでないかは判断できません。
ここでようやく各企業がもつノウハウが活きてくるSEOチューニングなるものがでてきます。
コンテンツ内のキーワード比率であったり、見出しタグの使い方、コーディング内でのコンテンツ記述優先順位など、検索エンジンの特性に合わせたHTMLファイルにすることで、SEO(検索エンジン最適化)が成されます。
弊社の場合、コーディングにかかわる部分は、保守運用までを視野に入れメインテナンスしやすい構造になるよう制作ガイドラインを定めてますし、コンテンツに関しては専門部隊がコンテンツの質を最適化しています。
当ブログでも執筆している松岡の部門だったりするのですが、お客様にご満足していだけるよう確かな品質でサービスのご提供ができるよう分析から研究にいたるまで取り組みさせていただいております。

 

【編集担当:紀井】

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