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山田 浩司(取締役)

顧客とのベストな二人三脚を実現する「究極のオールラウンダー」

大手企業とベンチャー企業で営業、企画、新規部署の立ち上げ、採用活動および人事考課制度策定を経験。その後、株式会社フリーセルの創業メンバーとして、会社設立からポータルサイト立ち上げ、経営戦略の策定、管理部門の責任者などバランスの取れたキャリアを構築。常に経営者と責任者、双方の視点から顧客に最適な企画を提案。「究極のオールラウンダー」として、顧客とのベストな二人三脚を実現している。

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Y2KとIPv4枯渇問題、今更ながらIP分散被リンクサービスを考える

2010年12月28日 02:29 PM

 投稿者 山田 浩司

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Webコンサルティング SEO

こんにちは。Webコンサルタント.jpの山田です。
2010年もあと僅かとなりました。本年度も弊社をご愛顧、ご支援戴きました
皆様には心より御礼を申し上げます。

 

様々な出来事のありました2010年ですが、今から10年前の2000年、
 「世紀末」やら「ミレニアム」
など、世の中が騒いでいた最中、
 「2000年問題」や「Y2K」
といった、IT業界の中でも大きなイベントがあった事を覚えていますか?
 ※このほかにもi-modeやブロードバンドの普及など大きなな出来事がありました。

 

「Y2K」は、コンピュータシステムの都合上、西暦2000年になると正しく時間を把握する事が出来なくなり、コンピュータが誤作動する可能性があると騒がれた問題です。

多くの技術者がこの問題に対応する為に苦労されたのかも知れませんが、結果的には全くと言って良いほど問題が起こらず、今では多くの人に忘れ去られた問題でもあります。

 

丁度同じ頃に世界的に「IPv6」に対して、その将来性や課題についてIT系のメディアで頻繁に取り上げられておりました。こちらは、インターネットに必要不可欠であるIPアドレス(IPv4では最大数42億9496万7296個)が、将来的には枯渇してしまう為、理論上無限大に近いIPv6へ切り替える事で問題が回避できる。

 

更には、豊富なIPアドレスを活用し各種家電製品にもIPを与え遠隔で操作できるなど、昔みた未来映画さながらの現実が近い将来訪れる等と言った話でした。


それから約10年。

 

技術的には遠隔操作できる家電製品がいくつか製品化されておりますが、IPv6を活用したものは、全くと言って良いほど見当たりません。インターネットが急激に発展した事により、多くの技術者がY2K同様、若しくはそれ以上の労力を投じ、IPマスカレード等の技術を駆使する事で現在もインターネットはIPv4が中心となり、本日現在でもIPv4は枯渇しておりません。

「理論上1000日以内に無くなる!」「来年中に無くなる!」等と数年前から騒がれていたIPv4は、一体いつまでもつのでしょうか?


反面、SEO業界では数年前から


 「IP分散 被リンクサービス」


等が大々的に流行っております。個人的な意見ですが2007年頃から某サーバ会社が大々的に宣伝した影響が強く、一つの企業がサーバを販売する為に創造したSEO業界のトレンドに過ぎないと考えております。

 

日本の検索エンジンではYAHOO!とGoogleのエンジンが統合された事により、検索エンジン上位表示のセオリーとして、「数多くの被リンク」を「異なるIPのサーバ」から得る事は当然ですし有効手段ですが、更に大切な事として、


 「リンク元サイトの質」


を加味しないと、全く意味が無いと考えております。

 

最近のIP分散型被リンクサービスの大半は「クラスCレベル」での分散や「オールドドメインを使用」等、様々な魅力的なキャッチコピーが散見されますが、そもそもなぜ「クラスCレベルでのIP分散」がSEO対策に有効なのか。考えて見ましょう。

 

ご存知の方も多いかと思いますが、被リンクの量を重要視していたGoogleがBlogやリンクファームなど、特定のサーバから多数のリンクを受ける事で恣意的に検索順位を上昇させるスパム行為を制御する為に、IPアドレスを重視する様になりましたが、そもそもリンク元が内容の無いクズサイトであったら、IPアドレスを分散しても大きな効果は望めません。

 

逆に一つのIPで、様々なテーマのサイトを保有するサーバで、各サイトはエンドユーザから多くの被リンクを受けている状態であれば、例え同一IPでもそれなりに効果があります。

 

簡単な話ですが、IP分散型被リンクが絶大的な効力を発揮するのであれば、どこの企業も地道なSEO対策は行ないませんし、IPの売買が更に盛んになるはずです。でも、どうでしょうか?

 

「IP分散」と検索すると、殆どがSEO業者若しくはサーバ業者のWebサイトです。
各企業のサービスは大変魅力的であり、絶大なる効果が発揮されるであろうと大変期待してしまう内容ばかりです。


しかも殆どの企業がクラスCレベルのIP分散サーバを用意しており、驚きの低価格です。
 ※本当に驚きの価格で、驚きの成果を出す事が出来る業者様もいらっしゃると思いますが。

 

 IPv4が枯渇する!IP分散型被リンクは相当効果がある!

 

と騒いでいる反面、充実したサービスと驚きの低価格で、IP分散サーバを利用することが出来ますし、被リンクを受けるだけなら、更に安価にサービスを受けられます。


本当に絶大なる効果が得られるのであれば、もう少し高めの単価設定でも良くないでしょうか?


クラスCレベルで分散されたIPからの被リンクは確かに効果があります。
私も同様に考えております。しかし、更に大切な要素として「リンク元のサイトの質」があります。
更に大切な要素として「自社サイトの質」があります。

 

多くのユーザに受入れられ、効果を発揮するWebサイトを構築するより、一定の費用を掛けて数多くの被リンクを受ける事は労力としては簡単です。しかし、順番としては自社サイトの強化なくして明日はありません。


自社の強みは自社が一番知っているはずですし、その強みを正確に露出する事は小手先のSEOより多くの効果を得る事が出来ます。

 

2011年はそろそろIPv4が無くなりそうとの声が高まってきますので、IP分散をメリットとした被リンクサービスが更に増える事と思います。インターネットの世界は技術的には物凄いスピードで進化しておりますが、SEOの神髄は今も昔も変わりません。

 

様々な策を講じる前に、自社サイトとじっくり向かい合ってみて下さい。
ご自身で納得できる状況になった次に、露出を高める為にSEO対策を行なってみて下さい。
そして、予算や運用ポリシーに応じてリスティング若しくは被リンクサービスを選択し露出を高めて下さい。


更に手法を知っているのであれば、プレスリリースや紙媒体も有効活用してみて下さい。

 

想定したキーワードの露出とアクセス数、そして目標に対しての費用対効果を定期的に効果測定して、仮説が正しければ、そのキーワードを中心に更に施策し、仮説が間違っていた場合は別の仮説を立てて検証を行なって下さい。

 

この考え方も10年以上変わっていません。
便利なツールや多くの事例、メディアの進化こそありましたが本質は変わっておりません。

 

ただし、自社のサイト分析と運用を本気で行なうにはそれなりに労力が必要です。
仮に弊社のような業者にコンサルティング等を依頼していたとしても、それなりに労力が必要です。この10年間、様々なサイトを見てきましたが、成功しているWebサイトは

 

 「運営者自身がポリシーを持ち業者任せにしない」か「大量に資金投下できる」

 

このどちらかの企業ばかりです。

久しぶりに検索エンジンについてコラムを書きましたが、決してIP分散型被リンクサービスを否定している訳ではありません。サービスの一環として弊社も利用しております。そして、ある一定の効果も出ております。


しかし、上述の「業者任せ」の企業や「大量に資金投下できない」企業の場合、それなりの効果しか出せません。また、常に小手先のサービスばかりに頼っていても、安定的な効果には結びつき難いものです。

 

もし、Webサイトの運営でお困りでしたら弊社にお気軽にご相談下さい。
お客様が「面倒だ!」と感じられる作業を私達はお客様に代わって作業し、助言する事が出来ます。


また、文化と同じく「完璧な答え」がない業界ですので、継続的なお付き合いの中で仮説と実証を繰り返し自社Webサイトを育てるお手伝いも行ないます。

 

今年最後のコラムとなりますが、今年1年も本当にありがとうございました。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

サバイバルフーズ(R)