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山田 浩司(取締役)

顧客とのベストな二人三脚を実現する「究極のオールラウンダー」

大手企業とベンチャー企業で営業、企画、新規部署の立ち上げ、採用活動および人事考課制度策定を経験。その後、株式会社フリーセルの創業メンバーとして、会社設立からポータルサイト立ち上げ、経営戦略の策定、管理部門の責任者などバランスの取れたキャリアを構築。常に経営者と責任者、双方の視点から顧客に最適な企画を提案。「究極のオールラウンダー」として、顧客とのベストな二人三脚を実現している。

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Webサイトの限界

2008年06月 2日 01:52 PM

 投稿者 山田 浩司

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Webコンサルティング SEO

こんにちは。Webコンサルタントの山田です。

 

本日は、私がユーザーとしてガッカリしたエピソードをお話します。

 

丁度4月頃、車のバンパー修理をお願いしようと考え板金工場をネットでリサーチしておりました。

仕事柄、いざ自身がユーザーになる際は様々なキーワードで検索をして各社のWebサイトを閲覧しながら、サイトオーナーの戦略や業者が付いている場合はその業者の思惑、トレンド感を調べる癖があるのですが、当時私が発見した某板金工場のWebサイトは非常に良いつくりでした。

 

板金工場等の地域属性が関与する業種の場合は、

・ユーザーが好む業種ごとのキーワード(例:板金、バンパー修理、車修理等)

・自社の地域属性(板金の場合車での移動が前提で考えると半径10キロ程度の市区町村)

をメインキーワードとして各種キーワードを組合せSEO対策を施し、上位表示がなされないキーワードや絶対的なトラフィックが欲しいキーワードには適切な予算(1件当たりの成約金額から費用対効果を考慮)を配分しリスティング広告を出稿する事で定量的なコンバージョンを維持すると言う非常でオーソドックスですが確実な方法を施しているWebサイトを発見しました。

 

他社のWebサイトもいくつか閲覧しましたが、同一地域の中では他に類を見ない位非常に良く戦略を練られているWebサイトでした。

Webサイトの仕上がりも幾つかコーディングに課題はありましたが、恐らく業者が作成した(残念ながら弊社クライアントではありませんでした)見栄えの良いWebサイトで、ユーザビリティ等も考慮されており想像する限りでは非常に良い結果を残していると言う印象を受けました。

 

そして、コンテンツの内容もユーザ視点に立ち板金をした事の無いユーザ向けの情報や業者毎の違い、メリットデメリットや業者の見分け方、料金表の見方なども非常にわかりやすいコンテンツを用意しており板金工場に修理を出したことの無い私でも非常に安心感を得られるWebサイトでした。

 

極めつけは、サイトオーナーのBlogの内容も板金職人としての熱意や仕事の内容等も適切に情報開示を行い定期的に更新をしてありました。

 

弊社のお客様では無い事を若干悔やみつつも、Web戦略の素晴らしさに惹かれ私はその板金工場に修理をお願いする事を決意しました。

 

予約を入れ当日工場に車を運んだところ、私の対応を工場のオーナーがしてくれました。

事前にBlogを熟読していたので、内心では有名人に会ったような高揚した気分でオーナーに今回の修理の要点を伝えた後、私の職業を話し何か機会があれば提案を行なう旨と現状のWebからの反響や戦略方法等をお聞きしました。

 

話しによるとWebからの問合せはコンスタントに来ていて成約もそれなりにあるとの事。

しかしながら基軸となるビジネスモデルはエンドユーザーからの修理持込よりも某有名外車ディーラーからの修理がメインで、車のストックヤードの関係もありWebからの集客は然程期待していないが、業者の言われるまま運用を行っているとの事でした。

 

単価の問題はさて置き、その際に狙っているユーザー層がずれている可能性もあり戦略を練り直したほうがより高い効果を得られる可能性が高いと少しだけ私見を述べさせて頂き、その日は部品取り寄せの必要があるとの事で一旦車を自宅に持ち帰る事になりました。

 

オーナーの計らいでバンパーは再生品を使い車体と異なった色でも塗装すれば問題なく安く修理が出来るとの提案を受けたので、その後私は部品到着まで修理を待つ事となっていたのですが、翌週に2回ほどオーナーから連絡があったきり、本日まで全く連絡が付かない状況です。

 

数週間前に状況の確認の為こちらから連絡を入れた際は

「再生部品が見つからない事」

を理由にもう少し時間が掛かると伝えられたので、場合によっては新品のバンパーでも良いとも伝えたのですが恐らく単価の高い他の仕事を優先されているのか他の事情があるのか判りませんが暫く連絡は無いと感じてしまいました。

 

結局私はその板金工場に修理をお願いしないと決めてしまいました。

 

 

・・・この時私は「Webサイトの限界」を感じてしまいました。

 

ECサイト等Webサイト上でビジネスが完結しない業種の場合、Webサイトは「ブランディング」や「動機付け」まではサポートできるが実際のサービス提供をユーザーは求めているので、本業が疎かでは悪影響となってしまう事、同時に想定する利用者(クライアント)を限定的にして戦略を構築する際、実際にその層に対して適切なサービスを提供できるか事前に検証し受入態勢を構築する事の大切さ、最後にWebサイトは単なる広告とは異なり非常にユーザーの感性や興味を焚きたてる媒体であるが故に運用が大切である等、非常に多くの事を学びました。

 

今回の経験を生かし日々の業務にも反映したいと思います。

 

本日はこれで失礼します。

 

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