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    <title>小川　悟</title>
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    <updated>2012-04-22T13:33:26Z</updated>
    <subtitle>主に人財育成、生産管理、サービス体制の整備を行う。分業・専門化を進める傍ら、営業部門や取引先も巻き込み、各工程別ガイドラインの整備や業務の標準化はもちろん、前工程・後工程のスタッフを「みなし顧客」として成果のフィードバックを行い内部牽制を図るなど、徹底した生産管理を実践。また、一部広報業務も兼務している。座右の銘は「桃李言わざれども下自ずから蹊を成す」（『史記』/司馬遷）。</subtitle>
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    <title>ベトナム現地法人で体感するHOMEとAWAYの感覚、異文化と言語の壁を乗り越える「ビジョン」の力 ~生産性向上、最大化への取り組み事例（２）~</title>
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    <published>2012-04-22T04:54:52Z</published>
    <updated>2012-04-22T13:33:26Z</updated>

    <summary> 外国語を母国語の語彙に取り込むということは、「その観念を生んだ種族の思想」を（...</summary>
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        <name>小川　悟</name>
        
    </author>
    
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        <![CDATA[<blockquote>
<p><strong>外国語を母国語の語彙に取り込むということは、「その観念を生んだ種族の思想」を（部分的にではあれ）採り入れることです。</strong></p>
<p><strong>／『寝ながら学べる構造主義』（内田樹著）</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>前回のコラムでは当社初の海外現地法人「フリーセルベトナム」が設立したタイミングとなり、「号外」として書きましたが、今回は前々回のコラムの続編となります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その間、当社が第12期に入り、東京本社では社員総会が開催され、私もそれに合わせて一時帰国してベトナム現地法人設立のお知らせと今後のビジョンについて発表をおこなってきました。各部門からの報告やビジョン発表を受け、改めて今期もより一層成長できるように頑張っていきたいと考えておりますのでどうぞ宜しくお願い致します。</p>
<p><br /><br />さて、前々回のコラムでは<strong>「コンテクストのズレ」をなくす努力が重要</strong>だと書きました。今回はさらに一歩踏み込んで、<strong>その手前の「意識（考え方）」の部分</strong>について書くことになると思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>『世界で成功するビジネスセンス（篠崎正芳著）』</strong>にも書かれていますが、<strong>「海外諸国は一般的に低コンテクスト（Low Context）の行動文化です」</strong>とあり、つまり日本の<strong>「暗黙の了解」や「阿吽の呼吸」は通じにくい</strong>ということで、誤解なく意思疎通をしたり、ビジョン共有や仕事の指示を行うために要する時間は、日本人同士のときと比べ<strong>「日本語なら三倍、通訳を介せば六倍、英語なら九倍からスタート」</strong>と書かれています。<br /><br />もちろん国自体や、他のスタッフたちの経験などによって差はあると思いますが、私個人の体感で言えば、設立当初、ただでさえほぼ残業がなく就業時間が短い中、1日があっという間に終わってしまう感覚に襲われ、これは私が新しい環境に移り新鮮な気持ちでいるからだというより私の業務の進め方が非効率なのではないか？と不安になったほどでした。それだけ<strong>意思疎通や相互認識の確認に時間を取られていた</strong>ということなのかもしれません。<br /><br />当然これをいつまでも引きずっていたのでは改善も向上もありません。先人たちが既に採ってきた改善策も無数にあると思いますが、それらについてはまた別の機会に触れることにして、今回はまず、タイトルにも書いた<strong>「HOMEとAWAY」</strong>の感覚について書きたいと思います。<br />ここで私が言う<strong>「HOMEとAWAY」</strong>の意味ですが、日本の本社スタッフから見ると私自身は「AWAY」で仕事をしているとなります。しかし、私が見ているベトナム人スタッフからすればベトナムがHOMEであり、日本がAWAYになります。<br /><br />私自身はどう思っているかと言えば、まだ正式にベトナム赴任して数か月しか経っておらず中途半端な立ち位置です。正直に心境を述べれば、本来は生きられることのないパラレルワールド（平行世界）の中に生きている感覚があって、人生を2倍楽しめているような気持ちでおり、少なくとも今の時期は個人的にはワクワクしてしまっております（汗）。<br /><br /><br /><br />先に書いた「HOMEとAWAY」の感覚ですが、文章に書くと当たり前のように思えますが、当社も初の海外拠点ということで不慣れな部分もあり、まだ私の感覚からすると本質的に理解するまでは至っていないような感覚もあります。<br /><br />以前本社で、私の見るCS本部内への落とし込みの内容に、縦割り組織にしないために<strong>「他部署理解」</strong>というキーワードを用いたことがありました。</p>
<p>管理者からすればどうしても自部署を推進する気持ちが強くなるため、他部署を本質理解することにフィルタ（偏見）がかかる場合があります。推進力は重要ですが、私はバランス感覚も重要だと考えていました。そのために「全体観を持つ」、「Jobローテーションを行う」といったことも進めてきました。そうすることでより質の高い、力強い「推進力」が得られると考えていました。</p>
<p>頭での理解や口頭では<strong>「私たちはお客様と当社のベネフィットのために仕事をする」</strong>と言っていても、つい顧客不在の開発・改善に走ってしまったり、ふと気が付けば某工場の生産ラインように「完成品が何になるか」を知らないままに制作業務をおこなってしまう状態に陥いることには常に注意を配り、周囲が牽制を掛け合っていく必要があると考えています。</p>
<p><br /><br />私が今置かれている状況は、日本人駐在員は私1名ですが、10名近くのスタッフの内、日本語を話せるスタッフが3名います。私もこれから語学勉強を始める必要性があることは差し置いても、社内にいて仕事を回すだけならそれほど苦労しません。ベトナム国内の法律に照らしたり、国内企業とのコミュニケーションを図る際に異文化受容と言語の壁に当たります。</p>
<p><br />それらに対する免疫が少なく乗り越える力が不足している内は、<strong>「日本では○○なのに」</strong>という言葉がつい口に出てしまいます。現地化と標準化移転の狭間で揺れる心境ですが、今の私がまさにその状態です。まだまだ小規模な組織なので管理職層のスタッフはいません。これほど自責の感覚を研ぎ澄ますのに好都合な職場はありません(笑)。</p>
<p><br /><br />では、具体的にどういった点で、本質理解にフィルタ（偏見）がかかるのかという点について、まずは例を挙げたいと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote>
<p><strong>ハッとさせられたのは、英文のパンフレットに記されていたひとつの単語を眼にしたときだった。その中に「ヴェトナム戦争中」とあるはずのところに「アメリカ戦争中」とあったのだ。よく考えてみれば、ヴェトナムの人々にとってあの戦争は「ヴェトナム戦争」などではなかった。少なくとも北ヴェトナムとヴェトナム解放戦線にとっては、アメリカとの戦争、つまり「アメリカ戦争」だったのだ。</strong></p>
<p><strong>／『一号線を北上せよ ヴェトナム街道編』（沢木耕太郎著）</strong></p>
</blockquote>
<p><br /><br />私たちや諸外国が<strong>「ベトナム戦争（Vietnam War）」</strong>と呼ぶ戦争も、ベトナム人からすれば、ベトナムにおける歴史上の戦争はすべて「ベトナム戦争」となってしまいます。スタッフに聞いたところ、ベトナム人同士の会話では<strong>「アメリカ戦争」</strong>（「Chiến tranh chống Mỹ」等）を用いるということでした。意識していないと、ベトナム人に対して私たちは「私はベトナム戦争について勉強してきました」などと言ってしまいそうです。<br /><br />他にも似たような事例があります。</p>
<blockquote>
<p><strong>「肩が凝る」という身体的生理的現象は、日本語を使う人の身体にしか生じないという医療人類学上の興味深い研究があります。（小林昌廣「肩凝り考」）<br />（中略）英語にはもちろん「肩」ということばがあり、「凝る」ということばもあります。しかし英語話者は「私はこわばった肩を持つ」という言い方をしません。日本人が「肩が凝る」のとだいたい同じ身体的な痛みを彼らは「背中が痛む」I have a pain on the backと言うのです。</strong></p>
<p><strong>／『寝ながら学べる構造主義』（内田樹著）</strong></p>
</blockquote>
<p><br /><br />真偽は別としてこれらの構造上の差異、考え方や気付きには、<strong>日本の「内側」</strong>にいる内はなかなか感じない感覚だと思いました。<strong>日本の「外側」</strong>から日本を俯瞰すると言うと大仰な感じがしますが、今の私は立場上ではベトナムを「HOME」とするものの、どちらにも属していないような感覚に陥ります。それだけに、今後生産性を向上、最大化させていくためには、<strong>両者間で「互いの概念にないものを努めて相互理解しようとする気持ち」が重要</strong>だと感じました。<br /><br />ましてベトナム人は、個人的には日本人に近い国民性があるように感じる部分も多いです。もしかしたら、国民性は違うのだけど、今までの日本のODAや進出企業が教育によって根付かせた考え方が一部の人に浸透しているためにそのように感じるだけかもしれませんが、そうした多くの変数によって<strong>「今の私にとってのベトナム」</strong>が映っていることは事実でしょう。それから日本のやり方や考え方が全て正しいわけでもなく、少なくとも国自体や組織のフェーズによって柔軟に変えていく必要はあると感じました。とにかく、今のベトナムは日々進化していっているようにも見えますし、私自身も今後いろいろな境遇に置かれ様々な経験をしていくことになるので、都度見え方は変わってくると思いますが、<strong>本質的な部分（「互いの概念にないものを努めて相互理解しようとする気持ち」）はブレてはいけない</strong>と感じました。</p>
<p><br /><br />ただ、考えてみれば、この高コンテクストと低コンテクストとのズレによる行き違いは、何も高い低いの話や日本とベトナムとの関係だけでなく、男女間や上司と部下との関係（構造）などでもゴマンと語られてきた話ですね。</p>
<p><br /><strong>「これだからゆとり世代は――」、「バブル世代、あるいは就職氷河期を経験した上司は――」</strong>と決めつけて他責にすることで回避できる責任もあるのでしょうが、<strong>重要なことはそれらの差異に気付くことでもなく、責任を回避することでもなく、どうやってそれらの事実を踏まえて各自が結果（全体の利益）に繋げていくか、そして良い結果を出すまでの時間（スピード）です。</strong>いくら良い結果を生み出しても期限を過ぎて（市場機会を失って）しまったら価値はありません。</p>
<p><br /><br />小さな話ですが取り急ぎ私は、スタッフとのランチの機会を設けました。普段のランチでも席を共にしてローカルフードの弁当を食べることもありますが、それとは別に定期的に2、3人でローテーションでランチに行くのです。</p>
<p>それを続けていく内、先述してきた日本の内側からの視点・発想――、すなわち、それまで<strong>「ベトナム人」と一括りで考えていた考え方</strong>はすぐに払拭され、<strong>「○○くん、○○さんは、こういう性格で、こんなことを志向している」</strong>ということが面白いくらいにすぐに見えてきます。手間はかかりますが、スタートアップ期に簡単にできる行動ではないでしょうか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、関連した話題で言えば、「ベトナム人」は報連相が下手だと言われますが、何度も繰り返しランチに行く内に、すぐに報連相に近い行動を取るようになってきました。個人的にはあまり「日本人」との違いを感じていません。もしも「国籍」で括れる話なのであれば、日本で報連相が新卒の研修メニューからとっくに外されていてもおかしくない筈です。</p>
<p>数十年前のベトナムはそういうこともあったのかもしれませんが、少なくとも今現在私が目の当りにしている「ベトナム」では、報連相のスキルに限らず、<strong>ほぼ全てのケースにおいて「国（籍）」に依るのではなく「人」に依っている</strong>のだと改めて再認識しました。</p>
<p><br /><br /><br />以上のことは、彼らが憧憬している<strong>「Made in Japan」</strong>、期待している日本の先進型マネジメントを提供するための最低限の行動の一つにすぎませんが、私が何を考えどのように判断・行動しようとも、ビジネスは常に有限の時間の中での勝負なので、特に経験がそれほど豊富なわけではない私がどんなに焦っても足りることはないと思っています。<br /><br /><br />今のベトナム人スタッフが、日本人である私や日系（外資系）企業である当社に付いてきてくれているのは、まだまだ少なくとも「私」に対してではないと考えています。先にも触れた、ODAをおこなってきた日本という国に対する印象、先人たち（進出企業）が築いてきた信頼、憧憬する「Made in Japan」――、そういったものに付いてきているのだと考え、異文化や言語の壁を乗り越えて自分自身の行動と結果で信頼を築き、影響力を持っていくしか発展の道はありません。ここを勘違いすると、入口からつまづく可能性しか見えません。<br /><br /><br /><br />以上、どちらかというと自戒を込めた内容になってしまいましたが、これから進出をご検討されている企業様のご参考の一つにでもなれば幸いです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><br /><strong>「これから」を良くしていくのは「私」次第</strong>という話――、ということで今回のコラムを終えたいと思います。</p>
<blockquote>
<p><strong>もし、この国を人間にたとえるなら、江戸時代の日本は引きこもりのオタクだった。「坂の上の雲」の時代は、新たな人間として生まれ変わり、健気な少年のそれであった。高度成長期は血気盛んな青年にたとえられよう。そして、いまは、ちょっとくたびれた中年か、魅力的で頼りになる壮年になるかの分かれ道にある。</strong></p>
<p><strong>／『本当はスゴい国？ダメな国？日本の通信簿』（八幡和郎著）</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>]]>
        
    </content>
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    <title>【号外】フリーセル初の海外拠点、海外現地法人「フリーセルベトナム」設立のお知らせ ~法人設立パーティーを終え、設立経緯や今後の展開のことなど~</title>
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    <published>2012-03-25T04:46:29Z</published>
    <updated>2012-04-05T19:42:00Z</updated>

    <summary> どんな国のどんな空港でも、初めて降り立った空港の建物を出る時は緊張する。その向...</summary>
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        <name>小川　悟</name>
        
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        <![CDATA[<blockquote>
<p><strong>どんな国のどんな空港でも、初めて降り立った空港の建物を出る時は緊張する。その向こうにどんな街が広がっているのか、どんな出来事が待っているのかを思って緊張するのだ。</strong></p>
<p><strong>それを「期待」と言ってもいいし、「不安」と言ってもいい。</strong></p>
<p><strong>／『一号線を北上せよ ヴェトナム街道編』（沢木耕太郎著）</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>今月3月6日、進出コンサルティングを受けていた現地企業のご担当者様から、ベトナムにおけるライセンス（事業認可）が下りた連絡を受けました。</p>
<p>英語表記で<strong>「FREESALE VIETNAM CO., LTD.」</strong>です。以後どうぞ宜しくお願い致します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それまで駐在員事務所として機能していた、まだ真新しいオフィスで私は思わず<strong>「やっと取れたよ！」</strong>と、お送り頂いた証書のPDFデータをプリントアウトして現地スタッフに向かって叫んでしまいました。スタッフからも「良かったですね！」と笑顔で元気の良い返事をもらいました。</p>
<p>日本で普通に勤務している中では味わえない企業誕生の貴重な瞬間に立ち会った気持ちで、オフィス内がいつも以上に明るい雰囲気に包まれた瞬間でした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>日系企業がベトナムで事業を行うためには、<strong>共通投資法と統一企業法という法律に定められた手続きが必要</strong>です。投資分野（進出事業）によって優遇税制が受けられたり、逆に投資規制があったりします。</p>
<p>現在はICT（Information and Communication Technology＝情報通信技術）やハイテク分野等への投資を国が推奨している時期で、当社の投資分野においても関連分野ということで、他の業種よりは恵まれた環境にあったということですが、現地に駐在しながら認可が下りるのを待つ身となると、いてもたってもいられない気分が続いていたので大変嬉しく感じたものでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>詳しくは以下をご参照下さい。<br /><br /><strong>■ジェトロ - 日本貿易振興機構（ベトナム）<br /><a href="http://www.jetro.go.jp/world/asia/vn/" target="_blank">http://www.jetro.go.jp/world/asia/vn/</a><br />cf.ズン首相「外資誘致は鉄鋼ではなくハイテクを」（「Vietnam Foreign Press Center」,2011年12月16日）<br /><a href="http://www.presscenter.org.vn/jp/content/view/2485/27/" target="_blank">http://www.presscenter.org.vn/jp/content/view/2485/27/</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この動きに合わせて、当社でもニュースリリースを発表しました。</p>
<p>早速、現地の有名新聞社2紙をはじめ、ニュース媒体社様から取材を受け、ありがたいと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>■ベトナム現地法人設立のお知らせ（2012年3月16日）<br /><a href="http://www.freesale.co.jp/news/ir/post-35.html" target="_blank">http://www.freesale.co.jp/news/ir/post-35.html</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>設立と同時に私が代表者に就任致しましたが、法人設立に際しご協力頂いた皆様に、この場を借りて改めて厚くお礼申し上げます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、23日（金）には、ベトナム現地オフィスに程近い日系レストランの一部を貸し切り、当社進出にあたりお世話になった方々をお招きし、ささやかながらパーティーを開催致しました。</p>
<p>当日スピーチをさせて頂きましたが、本当にいろいろな方に支えられて今回の事を成し得たのだなと痛感致しました。お忙しい中、ご足労頂きました皆様、お花を頂きました皆様、本当にありがとうございました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p style="text-align: center;"><span style="font-size: small;"><span style="color: #0000ff;"><strong>■2012年3月23日（金）、フリーセルベトナム法人設立パーティー時の様子</strong></span></span></p>
<p>&nbsp;</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a onclick="window.open('http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/assets_c/2012/03/20120323_OCP-176.html','popup','width=800,height=600,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false" href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/assets_c/2012/03/20120323_OCP-176.html"><img class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" src="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/assets_c/2012/03/20120323_OCP-thumb-400x300-176.jpg" alt="20120323_OCP.JPG" width="400" height="300" /></a></span>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>当社ベトナム進出の主旨は上記リリースに全てまとめられていますが、今回のコラムではもう少しリアリティのある体験談や今後の展望を中心にお伝えできればと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私が初めてベトナムに訪れたのは、2009年2月のことでした。<br />以下のコラムでそのときのことについて書いたことがありました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>■ベトナムIT企業視察等で感じた、多様性の受容と異文化コミュニケーションの重要性 ~ "ビジネスマン" 白洲次郎の「プリンシプル」を貫く生き方を目指せ~（2009年2月28日）<br /><a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2009/02/post-26.html" target="_blank">http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2009/02/post-26.html</a><br />cf.<br />■中小・ベンチャー企業も注目するASEAN市場 ~アジアビジネス関連セミナーや、ベトナム出張を通じて~（2011年7月30日）<br /><a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2011/07/post-63.html" target="_blank">http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2011/07/post-63.html</a><br />■カントリーリスクを踏まえ、ベトナム投資・進出時にチェックしておきたい工業団地、ハイテクパーク、ソフトウェアシティのご紹介 ~上半期総会を終え、「自己成長のためには新たな環境に自ら身を置くことが一番早い！」と感じた海外出張記~（2011年10月31日）<br /><a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2011/10/post-71.html" target="_blank">http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2011/10/post-71.html</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その後、計5回の短期出張を経て、11月下旬より、ほぼ常駐のような形で現地赴任しておりました。</p>
<p>これらの出張の中で、多くの方と出会い、進出のお声掛けを頂いたというのが直接の進出のきっかけでもありましたが、<strong>実は当社と「ベトナム」との出会いはさらにさかのぼり、2006年のことになります。</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>現在でこそ、私の見ているCS本部も総勢90名近くの組織となりましたが、当時2006年4月（第6期）は当社が急激な成長をし始めた頃で、私が見ていたCS（Customer Support）課と、別組織だった制作課（現制作部）を統合する形でCS本部の前身だったCS（Customer Satisfaction）部が創設され、まだまだ経験不足だった私をCS部長としてアサイン頂いた月でした。それでも現在の半分以下の40名体制でした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>翌5月に、当社旧CS部でベトナム人派遣スタッフの受け入れを行いました。初めての外国人派遣スタッフの受け入れ――、本人は日本語を話し、Web制作のスキルもあり、当社スタッフも仲間意識が強かったため、業務遂行上のコミュニケーションや成果物の品質について大きな問題は起こりませんでしたが、<strong>同時にどうしても日本人とは同じになり切らない多様性を組織として初めて体験、学んだとき</strong>でもありました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>新生CS部において、多様性のマネジメントの学習や、ちょっとしたマーケティングの意味での試験的な1年間だけの受け入れ期間でしたが、そこを契機としてベトナムにある日系企業との取引が始まっていきました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、実はその本人は当社を離れた後、5年間程を日本のIT企業数社を渡り歩き日本語とWeb制作スキルを高めていましたが、今年ベトナムに帰国する理由があり、本人の希望でフリーセルベトナム設立と同時にスターティングメンバーとして参画することとなり、稼働初日から本社から文句なしの最高評価を受け、心強い戦力となっています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>とは言え、今に至るまでの間に、多くの同業者同様に当社でも国民性や商習慣の違い等、様々な課題に直面して苦しい思いもたくさんしました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私の父（ギリギリ戦中派に含まれる世代）が小さな町工場を経営していた関係で、バブルが崩壊した私の中学時代から、新聞に<strong>「産業空洞化」</strong>の活字が大きく見出しに書かれる度に特段興味のなかった製造業界の現況を聞かされたり、「社会科見学」だの、「自分の小・中学時代は丁稚奉公が当たり前だった」だという理解不能かつ不条理な口実で実際に工場に連れていかれプレス機械の操作をさせられ、夏休みのほとんどを父の手伝いのために弁当持参で職場で過ごしたり、家でも納期が迫る不良部品のふるい分けの仕事を母や姉たちと一緒になって内職として手伝わされたりしたものでした。</p>
<p>学生時代には中国に進出していた某大手電機メーカーの工場を視察する機会を得、父が所属していた地元の会の会報誌に学生視察代表として記事を寄稿して掲載頂いたこともあり、そうしたことなどをきっかけに趣味の上でも工場見学をすることが好きになっていったものでしたが、同時に本音としてはそうした険しい道を避けたく、就活期にはまだ黎明期で華々しく見えたIT業界への進路を選択していました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし、いざ自分自身が当事者として生産管理者になってみると、業種は違えども<strong>「ものづくり」界における</strong><strong>先輩業種が今までにぶつかり解決してきた課題のスケールの大きさや、イノベーションを極めたノウハウや精度の高さに改めて圧倒</strong>されたものでした。</p>
<p>他業界に比べ未成熟と言われ続け、都度ポジショントークで否定し続けてきたWeb業界特有の甘さですが、そうした過去の体験の中で身を持って痛感し、何とか質を引き上げていきたい気持ちに駆られていきました。</p>
<p>何の因果か分かりませんが、結局私は自身が避けてきた筈の険しい道を、再び歩まなくてはならない立場になりました。今はただ、この現実をしっかりと受け止めて、初心に返ったつもりでひたむきに頑張る時期だと考え、<strong>任された組織と関係者との共存共栄</strong>を目指して努力していきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ベトナムにある日系企業との商流が日増しに大きくなっていった当時、私が各ラインの管理者に落とした指示の内容は<strong>「発注先チームのスタッフを、自部署の部下、スタッフだと思ってマネジメントして欲しい」</strong>ということだけでした。</p>
<p>私はもとより各管理者も初めてのことばかりでしたが、愚直に業務を遂行、改善をし続け、遠隔マネジメントにおけるガイドライン共有やチェック体制、教育、評価、リスクマネジメント等で試行錯誤してアウトソーシングのノウハウを溜めていきました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、今回の当社ベトナム進出にあたり、お取引先の1社から一部事業譲渡のご提案を頂き、当社業務を担当してくれていたチームをそのままスターティングメンバーとして譲り受けました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p style="text-align: center;"><span style="color: #0000ff;"><span style="font-size: small;"><strong>■法人設立パーティー時に、当社FVNスタッフで記念撮影をしました。</strong></span></span></p>
<p>&nbsp;</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a onclick="window.open('http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/assets_c/2012/03/startstaff-179.html','popup','width=720,height=480,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false" href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/assets_c/2012/03/startstaff-179.html"><img class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" src="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/assets_c/2012/03/startstaff-thumb-400x266-179.jpg" alt="startstaff.jpg" width="400" height="266" /></a></span>
<p>&nbsp;</p>
<p>何もかもが初めての当社海外進出ではありましたが、当然勝算の見込みを減らす無計画な進出というわけではなく、近い将来、組織の核となってゆく野心の強いスターティングメンバー全員が、当社既存スタッフのよく知る数年来のパートナーであったスタッフだけで構成された組織となっており、業務フローや品質基準に対しての理解もあり、コミュニケーション面でも業務遂行面でも一切の問題がありません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>「ベトナム（人）だから」</strong>というオフショア開発の入口にある初歩的な課題は当初からなく、日本市場で求められる品質基準を前提として、ベトナム国内向け・海外向けといったグローバルスタンダードも学びつつ、よりスピーディーにしっかりとした組織を構築・拡大していき、本社CS本部との連携を強めて大きなシナジー、付加価値を生み出していくことが設立初年度の大枠の目標です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>話が前後しますが、なぜ当社がこうした組織をベトナムに作らなければならなかったか――。</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>先の当社ニュースリリースに概要がありますが、2005年以降、当社では<strong>「中小・ベンチャー企業向けWebコンサルティング」</strong>を推進し、お蔭さまで現在では運用させて頂いている企業数が5000社近くにのぼります。</p>
<p>当時はまだ<strong>「Webコンサルティング」や「Webコンサルタント」</strong>についての概念も出始めで、同業界に大きな事例も多くはありませんでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>当社のお客様となられる企業様は業種も多岐に渡りますが、多くの企業様で、社内に専属のWeb担当者を置いて自社のWeb戦略を推進するという体制はお持ちではなく、そのトレンドはこれだけWeb戦略の重要性が高らかに謳われるようになっても大きく変化はしていません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>当然ながらお客様には本業があり、Web戦略が重要だと分かっていても、Webサイトの制作はもとより、ディレクションや改善業務、SEO対策やアクセス解析、インターネット広告の運用管理を一元で行う担当者を雇用するためには採用コストや人件費面で課題があることはもちろんのこと、Web担当者への教育やキャリアパス提供面でも、また間接部門の担当者に兼務させるにしても本業推進上で難しいことの現れであると感じています。</p>
<p><br />大手・中堅企業であれば、社内に専属のスペシャリストを置き、子会社にWebサイトの運用やマーケティング、広告宣伝の機能を持たせ、さらに外部のコンサル企業や広告代理店等と連携してうまく回していると思いますが、私たちのサービスを導入頂ける企業様はもっとかける予算を少なくしたいと考えていますし、実際に受託側も、少ない予算でワンストップで請けて運用管理と提案を続けていくというのは難しいと思いますので、発注先が細分化されてしまい、そのために発注側もコストを最小化するために、ある種運命的な出会いに期待しつつ安価な制作会社を乗り換えながら運用していかざるを得ない状況にあったと思います。</p>
<p>そうした業界特有の市場構造に着目して目指したのが、<strong>当社の「Webコンサルタント」体制</strong>でした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>新規のドメイン取得・サーバホスティングから始まり、Webサイトの構築（ライターは専属）、納品後のサイト運営、インターネット広告出稿代行及び運用管理業務等、他にも、Webサイトの運用は納品後、専用の電話・メール窓口機能を持ったコンタクトセンターに移管され、ここでは機械的ではなく一人ひとりのお客様を考えたホスピタリティある対応を心掛けています。</p>
<p>また、全5000サイト近くのサーバ稼働状況監視、タイムリーなアクセス解析やSEOトレンドに対する対応をおこないながら、Yahoo! Japan、Googleでの検索結果順位を一元管理し、Webサイトごとの状況に応じてアウトバウンドチームが改善策をまとめてお客様への提案資料作成とアウトバウンドコールをおこない、制作チームが修正を行いお客様へ完了報告を入れます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その他、各種ブラウザやプログラム、プラグインの仕様変更への対応に始まり、マルチデバイス・マルチプラットフォーム対応と、昨今のグローバル化に伴う多言語対応といったWebマーケティングの複雑化への対応等――、「ご契約頂ければ、必ず投資した以上の見返りがあります」という類のサービスではありませんので全てのお客様のご期待に沿えているわけではございませんが、うまく役割と責任を切り分けた関係構築をできているお客様から順に成果を挙げられている企業様も増えてきており、予算を引き上げる代わりにより大きな結果をご期待頂くケースも増え、一層の受け入れ体制の強化が求められてきています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>お客様の現場にいないとできない業務と遠隔でもおこなえる業務、本社でしかできない業務と沖縄で可能な業務とベトナムで可能な業務といったように、本部内で役割・機能の切り分けが進んでいきました。</p>
<p>こうして構築してきたサービスのエントリープランの月々の運用コストをオペレーターのアルバイト1人月の20分の1くらいに抑え続けながら事業継続、サービス向上、社内環境改善に取り組んでいくことは決して楽なことではありませんでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>以上のようなことは、PDCAサイクルを回す上で当然と言えば当然の流れかもしれませんが、お客様に跳ね返ってしまうコストを上昇させることのないムダのない生産ラインの構築と、全スタッフの分析力・制作スキルの向上や一部機能自動化による業務効率化が求められました。</p>
<p>本社側で労働集約と知的生産の双方の機能を内制化してより上流工程に磨きをかける一方で、フリーセルベトナムはその生産ラインの一部を担うことを当初の目的として設立致しました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>当社代表の木村が、前回コラム（ <a href="http://www.web-consultants.jp/column/kimura/2012/02/post-39.html" target="_blank">http://www.web-consultants.jp/column/kimura/2012/02/post-39.html</a> ）にも書いていますが、<strong>まさに投資です。</strong></p>
<p>今回のベトナム進出は、当社の企業成長フェーズに見合った必要に迫られて、あるいは当社ビジョンの実現に向けて将来を見据えておこなった投資です。</p>
<p>私の見ているCS本部もこの6年間の間に40名体制が90名体制となり、その間、会社として採用コストや教育費を含めた人件費増やサービスコスト増を含めた投資がおこなわれて成長してきました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>現在では、以下<strong>「顧客満足度調査」</strong>結果にもありますように、お客様からも良い評価を多く頂けるようになりました。</p>
<p>今後は、本社のさらなる提供サービスレベル向上のスピードを上げていくためにもフリーセルベトナムの拡張を急ぎ、サービス部門の責任者として確信を持って次のステップを目指す所存です。</p>
<p><strong><br /></strong></p>
<p><strong>■サイト納品時顧客満足度アンケート<br /><a href="http://www.freesale.co.jp/enquete/" target="_blank">http://www.freesale.co.jp/enquete/</a><br />cf.顧客満足度調査結果<br /><a href="http://www.freesale.co.jp/service/customer.html" target="_blank">http://www.freesale.co.jp/service/customer.html</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>今に至るまでの経緯を当事者として体験してきた経験から思うことは、<strong>当社と全く同じ課題にぶつかっている同業他社はそこまで多くはない</strong>と考えています。</p>
<p>その現れとしてか、SIerやシステム開発会社などは既に多数進出されていますが、WebインテグレーションやWebコンサルティングを専門とする分野で、当社と同じような目的で生産拠点をベトナムや他のASEAN地域にも構える企業をまだあまり多くは知りません。</p>
<p>今まで私が生産現場における当事者として経緯を見てきた観点から考えられる理由として、発注単価などの業界構造上の問題でコストメリットを生かせなかったり、そもそも事業ドメイン的に国内リソースで足りてしまうことがあるからではないかと考えています。</p>
<p><strong>同業界における課題先進企業としての社会的責任</strong>も感じながら、非常に有意義な気持ちでスタートを切れたことは恵まれた環境にあるとも感じています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>もちろん、ベトナム進出を機に多くの出会いもあり、ベトナム国内でのお付き合いも幾つか始まって参りました。</p>
<p>今後、当社お客様の中やこれからお客様となられる企業様の中からも、ベトナム進出をご検討されるところも増えてくるかもしれません。</p>
<p>そうしたお客様へ向けたサービスも早々に確立して参りたいと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>当社第11期最後を締めくくる3月、今期の経営テーマであった<strong>「全員アドベンチャー」</strong>にふさわしい当社の挑戦ということで、当社初の海外現地法人設立が期内に間に合ったことにつきましては、進出コンサルや手厚いサポートを頂いたお取引先様、社内関係者の皆様に改めて厚くお礼申し上げたいと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>来期は今期以上に売上・利益を上げて、お客様にも一層のご満足をして頂き、当社スタッフが居心地の良い会社になることに加え、ベトナムでの生産体制強化をやり遂げます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>以上、フリーセルベトナムの簡単なご紹介となりましたが、引き続き本社ともどもどうぞ宜しくお願い致します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote>
<p><strong>もしかしたら、誰にも「北上」したいと思う「一号線」はあるのかもしれない。もちろん、それが「三号線」でも「66号線」でもいいし、「南下」や「東上」であってもかまわない。</strong></p>
<p><strong>たぶん、「北上」すべき「一号線」はどこにもある。ここにもあるし、あそこにもある。この国にもあれば、あそこの国にもある。私にもあれば、そう、あなたにもある。</strong></p>
<p><strong>／『一号線を北上せよ ヴェトナム街道編』（沢木耕太郎著）</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>「コンテクストのズレ」をなくし、ベクトルを合わせる ~生産性向上、最大化への取り組み事例（１）~</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2012/02/post-75.html" />
    <id>tag:www.web-consultants.jp,2012:/column/ogawa//2.1674</id>

    <published>2012-02-13T01:43:07Z</published>
    <updated>2012-02-24T15:26:54Z</updated>

    <summary> 人間にはそれぞれ、多様な出自や価値観があって同じ言葉を使っていても同じ意味で使...</summary>
    <author>
        <name>小川　悟</name>
        
    </author>
    
        <category term="Webライティング" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="ビジネスコンサルティング" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
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        <category term="自己紹介" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/">
        <![CDATA[<blockquote>
<p><strong>人間にはそれぞれ、多様な出自や価値観があって同じ言葉を使っていても同じ意味で使っているとは限らない。合意を形成するためには、インプット（感じ方）はバラバラでもいいのだけれど、アウトプット（表現）は統一しなければいけない。</strong></p>
<p><strong>／『コミュニケーション力を引き出す: 演劇ワークショップのすすめ』（平田オリザ著）</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>1月に一旦は決定となった政府の自殺対策強化月間のキャッチフレーズ<strong>「あなたもＧＫＢ４７宣言！」</strong>が各方面からの批判を受け、<strong>「あなたもゲートキーパー宣言」</strong>に改められたというニュースがありました。このネーミングの是非については敢えて触れないことにさせて頂きたいですが、初めて文字を見かけた際は、正直政府発案のものだと思わず、まして自殺対策強化月間のキャッチフレーズだとは記事を詳しく読むまで気付かなかったということだけ感想を述べたいと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>これにより、ポスター25万枚の刷り直しで300万円の損失が出たとのことですが、細かいことまで言えば、決定までにかかる諸々のコスト等も含めると実態としてムダはもっとあったことでしょう。実際に大切なご家族や知人を亡くされたご遺族の方や知人の方々が不愉快になられるのはもちろんのこと、日本の家計が苦しいときでもあり強く反感を持たれた方も多いのではないでしょうか。</p>
<p>多くの識者が議論を重ねても、こういったネーミングが会議を通過してしまい、いざ公の場に出るまで違和感に気付かない。認知バイアスの格好の例だと感じたニュースでした。<br /><br /><br /><br />今回のコラムでは、上記のニュースに着想して、商品やサービスのネーミング、部署名や社内ツール等の社内呼称命名のタイミングで、過去に私が感じた生産性向上との関係性や、生じたトラブル、その過程でCS本部内に某部署が誕生し今に至ることとなった経緯について思い出しながら、個人的な見解を書いてみることに致します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私は<strong>CS（Customer Satisfaction）本部</strong>の担当役員をしていますが、いわゆる一般企業で言う<strong>広報業務</strong>をしばらくの間兼務していました。</p>
<p><br />現在でこそ正社員210名程の規模となった当社ですが、私が入社したばかりの頃は、まだマンションの一室を借りて5,6名で各自がいろんな仕事を兼任しながら回していた会社でした。</p>
<p>入社したばかりだった私も、お客様向けにWebサイトを制作したり、ビデオカメラを持ってインタビューに行ったり、以前提供していたEC事業ではYahoo!ショッピングストアの店舗運営をしたり、小規模の社内LANを構築しにお客様のオフィスにお伺いしたり、その延長で、&ldquo;リレーションシップ&rdquo;をお客様以外にも拡大して、自社のニュースリリース発行やメルマガ配信、Web社内報の企画・配信、商標取得の仕事などもやらせてもらっていました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>社会に対する当社の影響力が今よりもはるかに小さかった当時でさえも、ニュースリリースを発行するときには大変な緊張感を覚えていました。</p>
<p>学生時代と社会人になってからの3年半ほど広告代理店に派遣スタッフとして働いていたこともあり、かねてから企業の広告宣伝業務や広報業務に興味があり私自身が希望してやりたい仕事ではありましたが、未経験の仕事でもあり、社内に教えてくれる人もおらず、<strong>「やりたいのにうまくできない」</strong>というジレンマを抱えていたことを思い出します。</p>
<p><br />後々、当時の当社にしては高い講習費を会社に出してもらって広報業務に携わる人向けのセミナーに通わせてもらい、他社のプレスリリースの過去事例共有や、ゲストスピーカーで講師を務められた、過去実際に社会的に大きなニュースとなって記者会見で猛烈なバッシングを受けられた現役の大手メーカーの広報責任者による体験談を含めたご講演、新聞記事の読み方（取材先企業の広報担当者が事実を明確に話したのか憶測で話したのかを記事の文末表現から読み取るコツ等）といった座学をはじめ、自社紹介時の発声を実践練習したり、実際に民放キー局に行って収録スタジオや音響・照明装置の説明を受けたり、美術部門の見学までを体験し、関連書籍も十数冊読んで何とか感覚を掴んでいったように記憶しています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ニュースリリース（プレスリリース）はある程度紋切り型の要素があるとはいえ、自分の書いた文章が会社を代表して世の中に出る以上、いい加減なものを書きたくないという気持ちが強く、少しのストレスになっていたことを思い返します。媒体社さんから取材依頼を受けた際、良い関係を構築したいので正直にすべてを話したかったし、持てるデータは全て提供したい。しかし、そういったデータも限られているし、話したことは全て書かれてしまっても文句は言えない、まして無償の記事広告（フリーパブリシティ）となれば掲載内容の確認ができないまま公にリリースされてしまう場合もあるため、自身の発言が重要になってきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>社長の方針とズレていないか、テーマやターゲットが明確になり、商品・サービス特性は客観的に分かりやすく説明されているか、データの引用や造語についての説明はどのように付記するか、（そもそもテーマとしているものが）コンプライアンスに抵触していたり企業モラル的にはどうか、著作権や商標権を侵害していないか、そして誤字脱字はもとより言葉の誤用がなく適格な言葉選定になっているか、引用元情報の正確性（裏取り）や客観性はどうか（あからさまな自社PR、ポジショントークに終始していないか）等、日本語として稚拙な文章になってはいないだろうか、これらをセルフチェックだけでリリースしなくてはならない重圧というか――、また、実際に取材になるかトラブルが生まれない限り賛否が評価されることもなく、社内で問題にされることもない業務でもありながら、逆に言えばネット上に公開した情報は半永久的に残ると言われているし、そもそもプレスリリースは訂正がきかないという自身にだけ感じるプレッシャーがあって余計に気を揉んでいたものでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私企業で、とりわけ大きなメーカーさんですと<strong>「ネーミング」</strong>は商品開発やマーケティング上で非常に重要な意味を持ってくるものですし、今回のキャッチフレーズはどういう経緯で生まれたのだろう、とはそういう意味でも気にはなりました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そうして時を経て、2007年頃になると当社もかなりの大所帯となって、現在のCS本部の原型もしっかりと組織構築されてきました。同時に、幸いにもお客様の数が急増し、組織力で対応する必要に迫られてきました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その頃、CS本部内に<strong>「ライティング課」（制作部）</strong>という部署を創設しました。</p>
<p><br />月間70～100近くの企業サイトを納品してゆくにあたり、Webサイト内の文章についても専門性を持たせたスタッフに分業で作業をしてもらう方が効率的でありましたし、何より品質が上がり歩留りも改善します。伝言ゲームによる情報劣化とコミュニケーションコストの増加部分について工夫して乗り越えることができれば、きっと顧客満足に繋がると考え立ち上げた部門でした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この「ライティング課」も、お陰様で管理者の松岡が薬事法管理者の資格を取得したり、当社の業容拡大に伴い、課としての職域も拡大してきており、昨年2011年7月には、<strong>「ライティング課」改め「コンテンツ編集課」と呼称変更</strong>をおこないました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>もともとライティング課スタッフに求められていた職能は、当然、文章を書くのが好きとかうまいとかではなく、大前提として取材ができるという基本的なコミュニケーション力があって、他に予備知識として校正知識、SEO（検索エンジン最低化）の知識、DTP（Desktop publishing）との違いを理解しているか、フォント（やタイポグラフィ）、情報デザインやIA（＝Information Architecture＝情報アーキテクチャ）についての理解、コピーは作れるか、広告についての基本的な知識やIT関連の法令を熟知しているか、そして当社の場合はお客様に歯科医院様が多いため歯科に関してある程度の専門知識があるかといったことが挙げられます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>やがてマーケティングについて最低限の素養はあるか、一般的な業界知識や産業構造、市場流通し付加価値を生み出している商品ーー、財（物）・役務（サービス）等のトレンド、また会社経営や消費者心理等へ対する興味心があるか、そして、Webサイトに限らず媒体上の文字や画像、動画等を、いわゆる<strong>「コンテンツ」</strong>として見ることができるか？といったことが求められるようになっていきました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この場合「コンテンツ」を「メッセージ」に置き換えても良いかもしれません。ディレクターと多少かぶる部分もありますが、例えば「この文章分かりにくいね、もっとコンパクトにまとめるといいのに」といった話だけで終始するのではなく、「この文章ってそもそもここに必要？」とか「もっと余白が欲しいよね」とか、「自分がこの記事を書くのだったらドロップキャップ（先頭文字だけフォントサイズを大きくする）で書くよ」とか、「この文章って明らかに紙からのコピペだよね、Webに転載するならデザインもDTPレイアウトにするとか工夫が欲しい」とか、「&ldquo;納品までの流れ&rdquo;を説明するコンテンツなんだから文字だけで説明するのではなくフレームワークを用いるべきだ」といった判断や議論ができるライターであって欲しいという意味合いを含めています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>つまり、文章を書くことが仕事とは言っても、当然ながら原稿を提供して下さるお客様は、正しい日本語でリライトしてほしいと思って私たちに原稿を出してくれているのではないという見地からスタートすべきですし、「取材した内容に忠実に正しい日本語で、あるいは情景描写豊かに豊富な語彙で文章を書ける」ことだけが仕事に求められているわけではないという話ですね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そうした思いも込めて今回の呼称変更をおこないましたが、<strong>「名は体を表す」</strong>という言葉もありますし、当初はチームのメンバーにこの思いの本質や、部門の目指すべきビジョンがぶれないだろうかといった懸念がありました。しかし、こうした私の心配をよそに、スタッフからの評判や理解は良く、各自が一層自身の職域を拡げようとしてくれているのが伝わり、結果からすると良かったと思っています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>一般企業にとっての商品名はもちろんでしょうが、部署名やチーム名は会社や部門の方向性を示し、お客様への提供価値にも関わるものですので、私たちとしては慎重になります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote>
<p><strong>cf.「USP（Unique Selling Proposition）」を創る ~社員総会と内定式、「ゆとり第一世代」を迎えて~（2009年10月12日）</strong></p>
<p><a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2009/10/post-41.html" target="_blank"><strong>http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2009/10/post-41.html</strong><br /></a></p>
<p><span style="color: #0000ff;">私たちの仕事の中で、大きなところで言えば新たに部課、チームが創設されるとき、新商品導入時、新規プロジェクト、部内の教育制度まで含め、この<strong>「ネーミング」</strong>は強く意識しています。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>上記以降に書いた内容をご参照下さい。</p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>本文冒頭に、劇作家の平田オリザ氏の著書から一部を引用しました。</p>
<p>政治活動に関与されていたこともある方ですが、ここでは劇作家や演出家、講演家としての側面にスポットを当ててみたいと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>劇作家・演出家ですので、当然役者を束ねて一つの世界観を構築し、観客に提供するというのが仕事です。これを拡大解釈すれば、ビジネス上にも<strong>「役割演技（ロール・プレイング）」</strong>という言葉もあるくらいですし、当社のような私企業の組織でも一部該当する要素もあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>例えばですが、「華やかに演じる」というだけの指示があって、登場する役者が皆、同じ表現ができるでしょうか。人によって「華やかに」の<strong>印象（Impression）が異なることで、それに対する表現（Expression）が異なってしまう</strong>と、舞台進行はバラバラになり、観ている人からすれば「？」となってしまいます。</p>
<p>観客も含めて舞台ですから、演じている側の独りよがりになってしまったら本末転倒ですね。こうした役者間の共通感覚のズレのことを演劇界では<strong>「コンテクスト（文脈）のズレ」</strong>と呼んでいるそうです。広義で言えばコミュニケーションに括られるようにも思いますので、演出家の仕事にはコミュニケーションデザインも含まれるということになりましょうか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>確かに私たちの仕事でも思い当ることは多いです。私たちも以前に大きな失敗をしましたが、お恥ずかしながら分かりやすい話ですので例に出します。</p>
<p>お客様から作業依頼を受けたスタッフが<strong>「今日中に対応します」</strong>とお答えしたことがありました。軽作業だったので二つ返事に返答したのでしょうが、作業が完了しスタッフがお客様に連絡を入れたのは19時近い時間でした。しかし、そのお客様は、その会社の定時であった17時半で既に退社されていたのです。翌日<strong>「御社の&ldquo;今日中&rdquo;とは23時59分までを言うのですか」</strong>と苦言を頂戴し、私たちは大いに反省することになったのでした。このとき私は<strong>「顧客目線の欠如」</strong>とはまさにこのことだと痛感しました。それ以来、依頼を受けた際の完了予想時間帯は時刻を明確にするように、コンタクトセンターの社内ポリシーに加えました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その際の当社スタッフとお客様との間で<strong>「今日中」の解釈が異なっていた</strong>のです。同じ言葉ですが、人によって捉え方や意味が違います。そこまで気遣えるか？ということですが、常にお客様の目線で捉え、考えることである程度は気付くことができますね。私たち自身がもっと努力を重ねなくてはなりませんが、お客様に育てられた部分は大きいです。<br /><br /><br />同じように先の部署名の呼称変更についても<strong>「コンテクストのズレ」</strong>を意識していました。今ではWeb業界において「コンテンツ」という言葉に一定の意味が持たれ、理解がされやすくなっているとは思いますが、当社の当事者部門以外のスタッフ間でも理解が得られるかといったことが課題でした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>こうした意思伝達、コミュニケーションというものは、当然「コンテンツ編集課」だけでなく、当社ではWebサイトのプロデューサーとしての立ち位置になる営業や、Webディレクター、クリエイター、お客様対応をおこなうコンタクトセンターのスタッフなど全員に求められてくる能力です。<strong>「コンテクストのズレ」</strong>はコミュニケーションを形成する一端ではありますが、意識して仕事をするだけでもコミュニケーションが大分スムーズにいくようになると感じています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>次回のコラムではこの話の続きとして、現在私がベトナム・ホーチミンに駐在し、語学力の拙い私が現地のベトナム人とコミュニケーションをしていく中で感じていることを書きたいと思います。</p>
<p><br />最後になりますが、2009年に私が初めて出張でベトナムを訪れた際のコラムは以下となります。</p>
<p><br /><br /><strong>■ベトナムIT企業視察等で感じた、多様性の受容と異文化コミュニケーションの重要性 ~ "ビジネスマン" 白洲次郎の「プリンシプル」を貫く生き方を目指せ~（2009年2月28日）</strong></p>
<p><strong><a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2009/02/post-26.html" target="_blank">http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2009/02/post-26.html</a></strong></p>
<p><br /><br />まだいろいろ現場を体験する前に、私なりに感じた、<strong>多様性の受容（Diversity and Inclusion）や異文化コミュニケーション</strong>について書いたものですが、あれから3年が経ち、実際に当事者になって感じることに変化もありますので、是非現地から、生の声をお伝えできればと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>小惑星探査機「はやぶさ」関連映画で改めて学ばされるリーダーシップ ~失敗を繰り返さないための「成果」を「進歩」に繋げるマネジメント~</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2012/01/post-73.html" />
    <id>tag:www.web-consultants.jp,2012:/column/ogawa//2.1662</id>

    <published>2012-01-31T04:23:26Z</published>
    <updated>2012-02-04T17:08:11Z</updated>

    <summary> But Professor Itokawa never spoke of fa...</summary>
    <author>
        <name>小川　悟</name>
        
    </author>
    
        <category term="IT市況" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="その他" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="仕事日記" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/">
        <![CDATA[<blockquote>
<p><strong>But Professor Itokawa never spoke of failure, only of &ldquo;results&rdquo;.</strong></p>
<p><strong>We've made progress thanks to those results.</strong></p>
<p><strong>／映画『はやぶさ　ＨＡＹＡＢＵＳＡ』（堤幸彦監督）</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>現在私はベトナム最大の都市、ホーチミン市に駐在しています。</p>
<p>ベトナムでは中国暦をベースとして<strong>旧暦（陰暦）</strong>を採用しており、今年は1月23日から4日間が<strong>旧正月（テト）</strong>期間にあたり、どこもかしこも一斉に休業となってしまうため、その期間を含む1週間だけ日本に一時帰国して本社に出勤しておりました。<br /><br /><br />旧正月が明けた30日の夜のフライトでベトナムに戻ったのですが、暗い機内で読書にも疲れたので映画でも見ようと番組表を見てみると、<strong>『はやぶさ　ＨＡＹＡＢＵＳＡ』</strong>（堤幸彦監督）があったので見てみました。<br /><br />この「はやぶさ」が多くの人に感動を与えたと同時に、ビジネスシーンでも多く転用されていることについて感じたことを今回書きたいと思います。<br /><br /><br /><strong>「はやぶさ」</strong>と言えば一昨年6月に、60億km、7年に渡る宇宙の旅から無事にミッションを終えて地球に帰還、カプセルを届けたことで「宇宙史に残る偉業」と称され、昨年はギネス・ワールド・レコーズに<strong>「世界で初めて小惑星から物質を持ち帰った探査機」</strong>として認定もされ、それ以前まで「平成大不況」だとか「失われた20年」などと言われ、事業仕分けが行われて「挑戦」「創造」「付加価値創出」よりも「コスト削減」を強いられるような風潮に社会が覆われ、どのメディアも日本ブランドが振るわないと書き立て、私たち市民でさえもどこか閉塞感や自信喪失、モチベーションダウンを感じてしまうような肩身の狭い思いでいたさなかの出来事で、<strong>「絶対諦めない」とか「希望」といった強い思い</strong>を奮い立たせてくれた明るいニュースだったことを思い出します。</p>
<p><br /><br />私もその年、DVDで<strong>『HAYABUSA　-BACK TO THE EARTH-』</strong>（帰還バージョン発売前に焦って購入）を観ていたのですが、「はやぶさ」帰還後にビジネス誌やネット上のビジネス関連のコラムなどでもよく引用されていたので、映画でどのように表現されるのか見ておきたかったですし、2月、3月にも別会社からの公開を控えており（もともと提案は8社からあったそうです）、第1弾映画がどのようなものだったのかも気になっていたところでした。<br /><br /><br />■全天周映像 HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-（「はやぶさ」大型映像制作委員会によるドキュメンタリー作品）<br /><a href="http://www.live-net.co.jp/hayabusa-movie/" target="_blank">http://www.live-net.co.jp/hayabusa-movie/</a><br />■はやぶさ　ＨＡＹＡＢＵＳＡ（２０世紀フォックス,11年10月公開）<br /><a href="http://movies.foxjapan.com/hayabusa/" target="_blank">http://movies.foxjapan.com/hayabusa/</a><br />■はやぶさ　遥かなる帰還（東映,12年2月公開）<br /><a href="http://www.hayabusa2012.jp/" target="_blank">http://www.hayabusa2012.jp/</a><br />■おかえり、はやぶさ（松竹,12年3月公開）<br /><a href="http://hayabusa3d.jp/" target="_blank">http://hayabusa3d.jp/</a><br /><br /><br />冒頭に挙げた一節は、『はやぶさ　ＨＡＹＡＢＵＳＡ』中に出てくる脚本の一部ですが、私の見たものが英語の字幕スーパーだったためにこのような引用となってしまいました。</p>
<p><br /><br />確か<strong>「（糸川教授は）決して&ldquo;失敗&rdquo;という言葉は使わなかった。その代わりに&ldquo;成果&rdquo;という言葉を使った。成果があったからこそ進歩があった」</strong>というような一節でした。</p>
<p><strong>「失敗は成功の母」</strong>という言葉もありますが、つまりは「失敗」という単なる結果（状態）を示すだけの言葉は責任逃れのエクスキューズであって、失敗をしたことで得られた反省材料なども含めて「成果」であるから、それを次回に生かすことで進歩に繋がるといった考え方です。</p>
<p><br /><br />奇しくも、最新号の<strong>『<a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/NIS/" target="_blank">日経情報ストラテジー</a>』</strong>の特集は<strong>「失敗を生かす組織」</strong>というものでしたが、ここにも「はやぶさ」の名前を見つけることができました。原発事故などを引き合いに<strong>「日本人は失敗に向き合う姿勢が不十分」、「失敗と向き合い、共存することは、競争力の源泉ともなり得る」</strong>という内容が書かれています。「はやぶさ」については、「はやぶさ」の観測機器を製造していた明星電気という会社の特集が組まれていました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>cf.失敗体験を通して創造力を生み出すために ~アポロ月面着陸40年、世界天文年2009~</strong></p>
<p><strong><a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2009/05/post-31.html" target="_blank">http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2009/05/post-31.html</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>以前書いた上記コラムを見返して、<strong>「アポロ13」が&ldquo;輝かしい失敗&rdquo;なら、「はやぶさ」は&ldquo;輝かしい成功&rdquo;</strong>だろうと感じていました。</p>
<p>ここで引用した<strong>「JST失敗知識データベース（独立行政法人 科学技術振興機構）」</strong>は事業仕分けの一環でか<a href="http://www.sozogaku.com/" target="_blank">畑村創造工学研究所</a>へ移管されてしまいましたが、日本人である私たちは、今のような時代、改めて失敗にしっかりと向き合って、「不必要な失敗」をしない方法を選択していく必要に迫られているのですね。<br /><br /><br />今のような時代――、スイスで25日に開会し、昨日29日で閉会した<strong>世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」</strong>で、俳優の渡辺謙さんが日本人俳優で初のスピーチをおこなったとのことで興味を持って目を通してみました。渡辺謙さんは、先の『はやぶさ　遥かなる帰還』で主演を務められますね。<br /><br /><br /><strong>cf.渡辺謙さん、ダボス会議スピーチ全文（「東京新聞」,2012年1月26日）<br /><a href="http://www.tokyo-np.co.jp/feature/news/davos.html" target="_blank">http://www.tokyo-np.co.jp/feature/news/davos.html</a></strong><br /><br /><br />昨今の欧州財政危機や国家間の緊張関係悪化等のニュースを見ていて、昨年世界各地で起こった大地震や洪水等の天変地異に加え、より一層不安材料が増えたかのようにも感じていた中、一筋の光明とも感じられる内容で元気を頂けたような気がしました。</p>
<p><br /><br />ところが、まさにそのダボス会議の裏で進められていた<strong>「世界最悪企業2012（<a href="http://www.publiceye.ch/en/ranking/" target="_blank">Worst company of the year 2012</a>）」</strong>の投票結果が同タイミングで出ており、ノミネート時に2位だったブラジルのVale社以下の企業を突き放して1位を争っていた東京電力が、辛くも800票の僅差で2位に逃げ切ったニュースが報じられました。</p>
<p><br />原発事故の際にずさんな管理と言われただけでなく、その後の情報操作や隠ぺい工作などが世界からの目に悪く映ったとのことです。実際、<strong>「世界終末時計」</strong>で禁断の針を進めてしまった要因にも挙げられました。<br /><br /><strong>cf.世界終末時計、１分進んで「残り５分」に　日本の原発事故も要因<br /><a href="http://www.cnn.co.jp/world/30005222.html" target="_blank">http://www.cnn.co.jp/world/30005222.html</a></strong><br /><br />「Worst company of the year」は、スイスのNGOが世界経済フォーラムに合わせて創設した賞で、<strong>企業の社会的責任（CSR＝Corporate Social Responsibility）</strong>を果たしていない「世界最悪企業」を投票で決めてフォーラム内で表彰することで社会的責任を果たすように働きかけるという目的でおこなわれているものです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「想定外の事故」だったにせよ、その後の言動がより注目されることは周知の事実であった筈で、国際社会の一員としての信頼を低下させただけでなく、誠意の見えにくい対応によって日本の観光産業に与えたダメージが必要以上に大きくなった点も否めないでしょうし、東北周辺の住民を中心に国民に対して与えたストレスも計り知れません。「社会的責任を果たしていない」という評価を「失敗」と捉えるならば、そこから何を得たのか、せめてそうした見解は知りたいですよね。<br /><br /><br /><br />また、成人の日には<strong>「新成人の9割が日本の将来に不安」</strong>などといったアンケート結果が報じられ、新成人へのインタビューで<strong>「総理大臣がコロコロ変わる」、「メディアが暗い話ばかりしているから世間も右肩下がりになる」、「国会でけんかするのはやめてほしい、切なくなる」</strong>といった声も報道されました。ステレオタイプな意見とも取れなくもないですが、国民の総意を代表したものとも思える声、もしくはニュース編集でした。<br /><br />政治だけでなく、先の東電のケースもそうですし、他の一部私企業でも「企業の社会的責任」が欠落したために、<strong>「日本、大丈夫なのかな？」</strong>と国民を不安にさせたり、悪いことをすることへの抵抗感や罪悪感を引き下げる要因を作ってしまっているようなケースがあるかもしれません。</p>
<p><br /><br /><strong>cf.マクロミル モニタサイト 公開調査データ 「2012年新成人に関する調査」<br /><a href="http://monitor.macromill.com/researchdata/20120105shinseijin/" target="_blank">http://monitor.macromill.com/researchdata/20120105shinseijin/</a></strong><br /><br /><br />会社に置き換えて考えるのは比較するものが違いますが、確かに一つのプロジェクトになぞらえても、上層部同士が揉めているだけだったり、プロジェクトリーダーのすげ替えばかりがおこなわれて遅々として進まず、ビジョンが示されずに状況が改善されないことが続けば、オペレーションに当たっている者からすれば不安しか感じません。リーダーには、このような状態を引き起こしてしまうような状況にしないような采配と、環境改善の力も求められると思います。<br /><br /><br />また、そういったことが常態化した組織に居続けることも個々人の価値観形成上で悪影響を及ぼしそうな印象を受けます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>以前、<strong>社内勉強会「フリーセル大学」</strong>の一環で、いつも共に頑張って仕事している現部課長向けに研修をしたことがありましたが、そこで<strong>『子どもが育つ魔法の言葉』</strong>（PHP研究所,Dorothy Law Nolte/Rachel Harris共著,石井千春訳）という書籍を共有したことがありました。著者が1954年に書いた詩と言われる<strong>『子は親の鏡』</strong>に書かれてある内容が、当時の組織構築フェーズにおいて特に重要な事象であると思っていました。内容の詳細については下記ご参照下さい。</p>
<p><br /><strong>cf.あの　ドロシー・ロー・ノルト　博士の　『子どもが育つ魔法の言葉』　シリーズ（PHP研究所）<br /><a href="http://www.php.co.jp/bookstore/dr.html" target="_blank">http://www.php.co.jp/bookstore/dr.html</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そういう点で、私たち国民が今のような「印象」を受け続けてしまうことは良くないと感じているので何とか理解して頂きたい部分でもありますね。今は問題解決で手一杯で、ビジョン策定や周囲への気遣いが難しい時期なのかもしれませんが、まだまだ私たちの民度も自分たちを守ることで手一杯で逆にそこを気遣う程は人間が出来ておりません、といったところでしょうか。<br /><br /><br />今年2012年は辰年、干支で言えば<strong>「壬辰（みずのえたつ）」</strong>、運勢としては吉凶賛否が分かれています。<br /><br />「リーダー」という観点で見ると、世界的には、ロシア、フランス、アメリカ、韓国で大統領選挙が行われ、中国でも指導部交代があると言われている年です。<br /><br /><br /><strong>cf.世界のリーダー特集 - NHK　クローズアップ現代<br /><a href="http://www.nhk.or.jp/gendai/special/08_leader.html" target="_blank">http://www.nhk.or.jp/gendai/special/08_leader.html</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>世界のリーダーがどう共存関係を構築していくのか。私たち国民一人ひとりがその動向に注目しつつ、自身を取り巻く環境の中でベストを続けていかなくてはなりませんね。<br /><br /><br />また、仕事の上では、顧客満足創出のためにも会社を盛り立てるリーダーとしても、<strong>「成果」を「進歩」に繋げていける年</strong>にしたいです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この「成果」の中には成功体験も失敗体験もいっぱい詰まっています。さらに世の中を見回せば、自分自身の成功・失敗体験以外にも多くの見本があることに気が付きます。そういったものも糧にして、今年1年頑張って参りますので、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。</p>
<p>&nbsp;</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>「第1回ホーチミンIT飲み会」に参加してきました ~「タイムマシン経営」は日本中心の発想から離れて考える~</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2011/12/post-74.html" />
    <id>tag:www.web-consultants.jp,2011:/column/ogawa//2.1653</id>

    <published>2011-12-31T01:46:55Z</published>
    <updated>2012-01-13T01:55:10Z</updated>

    <summary> 長年、日本は経済大国として優位なポジションに位置し、有利にビジネス交渉を進める...</summary>
    <author>
        <name>小川　悟</name>
        
    </author>
    
        <category term="IT市況" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="その他" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="仕事日記" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/">
        <![CDATA[<blockquote>
<p><strong>長年、日本は経済大国として優位なポジションに位置し、有利にビジネス交渉を進めることができた。今後は、どのような友好な手段で相手とウイン・ウイン（双方にとって望ましい結果を得られる）な関係になれるか、相互利益を考えなければならない。（中略）国内で日本人が考える、日本を中心軸とする思考は偏りが大きい。グローバルには、このような偏った考え方が弊害になる。</strong></p>
<p><strong>／『海外勤務を命じられたら読む本』（白藤香著）</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>早いもので、いよいよ2011年も最終日。</p>
<p>今年1年、お客様、お取引先様と関係各位には大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さて、今年1月に以下のコラムを書きました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>「<a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2011/01/" target="_blank">映画『ソーシャル・ネットワーク』を観て視野を拡げる ~2011年「辛卯」の年、当社設立10周年を迎える年は明るい年に！~</a>」</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>当社にとっては設立10年を迎えた節目の年でした。「明るい年に」という点で言うと、震災や洪水などもあって決して明るい年とは言えませんでしたが、当社だけで言えば総体的には明るいニュースが多かったように振り返ります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>IT関連の話でいけば、1月に映画『ソーシャル・ネットワーク』が公開されたとき、Facebookユーザー数が全世界で6億人に迫ると言っていたのに、いまや8億人に迫る勢いです。まさに今年2011年はソーシャルメディアが台頭し、政治活動や企業のプロモーションから友人や家族とのコミュニケーションツールといった使い方まで、一般大衆にまで浸透した年になったと言えるかと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから、上記のような新しい特性を持ったメディアの浸透に合わせて、スマートフォンや「iPad」をはじめとするタブレット端末、電子書籍といったデジタルツール等もまた、数年前までは一部のイノベーターやギークの専用アイテムだったものも、いまでは老若男女を問わない生活家電の一つとなり始めました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>当社も例に漏れず、Twitterアカウント開設に次いで、Facebookアカウント開設、各種公式サイトのスマートフォン対応を完了させ、関連セミナーなども多くおこなってきました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>現在6000社を超える当社お客様である中小企業様の間でも、自社の公式サイト以外にこうしたソーシャルメディアのアカウントを開設されたり、スマートフォン対応化させたりと、ビジネスに活用し成果を上げられているところが出てこられました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>既存のお客様向けにクローズドで配信しているメールマガジンがあるのですが、その中の一つのコーナーで、成功事例を採りあげてご紹介するという内容もあり、引き続き成功事例を集めていきたいと考えております。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>基本的に当社が提供しているような「Webコンサルティング」をアウトソーシングとして利用されようとしている中小企業様は、インターネット上のこうした新しい潮流にも敏感で活用意向が高いように思われますが、まだ導入されていなかったり、うまく活用しきれていない企業様も多くいらっしゃいますので、これから出会うことになる企業様も含めて、しっかりとサービス提供できるように体制を固めていきたいと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そんな今年の年末も例年同様にニュースのダイジェスト、検索キーワードランキング、「今年の漢字」など、一年をまとめに入るコンテンツがいろいろと公開されました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この中に、<strong>「社長が選ぶ 今年の社長」</strong>というのがあり、1位に孫正義氏が選ばれていました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>cf.<span class="attribute-value">社長が選ぶ今年の社長2011｜調査報告書｜学校法人産業能率大学</span></strong></p>
<p><strong><a href="http://www.sanno.ac.jp/research/president2011.html" target="_blank">http://www.sanno.ac.jp/research/president2011.html</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>孫正義氏は昨年に引き続き2年連続で1位とのことです。確かに、震災時も孫正義氏が「個人で100億円を寄付」というニュースがあって、大変驚いたものでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その孫氏が90年代後半に提唱したとされる<strong>「タイムマシン経営」</strong>という考え方があります。今となってはもう陳腐化されてしまったのか、よく話題にのぼる言葉ではなくなっています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>当時、IT分野で最先端と言われていた米国シリコンバレーを中心として、流行していた技術やサービスを日本に輸入して、まだ流行を迎えていない日本で展開すれば儲かる筈だというビジネス投資の在り方のことで、先進する米国を「未来」、遅れていた日本を「現在」として、時差を活用して収益を上げるというビジネスモデルをタイムマシンになぞらえて孫氏がそのように呼んだと言われています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この呼称や考え方の是非はさておき、結果としてこのようなモデルで事業をおこなってきた企業は業界問わず多いと思いますし、先進している国にリサーチに行って日本で展開するビジネスのヒントを探ろうとされている方は今でも多くいらっしゃいます。孫氏が日本で初めて開発・創造したビジネスモデルというわけではないと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし、当時から孫氏の経営手法は多くの経営者や若手起業家たちの注目の的となり、ヤフー株式会社の筆頭株主であるとか、ボーダフォン買収だとか、iPhone独占販売だとか、あるいはブログが流行し始めたり、「mixi」や「GREE」がリリースされたりとニュースを賑わす度に時折「タイムマシン経営」なる言葉が再燃することがあったのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>つまり、企業が利益追求や理念の実現のために常にニーズなりシーズなりを追求して、何もないところに市場を生み出そうとする限り、新たに創造するか、「ある」ところから「ない」ところへ持ってくるかしかなく、またそれは企業の経済活動上必然であるということなのかと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さて、これより表題の、<strong>「第1回ホーチミンIT飲み会」</strong>の感想を簡単にご報告したいと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>cf.ホーチミンIT飲み会 - IT飲み会 公式サイト</strong></p>
<p><strong><a href="http://www.it-nomikai.jp/hochiminh" target="_blank">http://www.it-nomikai.jp/hochiminh</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「第1回ホーチミンIT飲み会」は12月2日に、<strong>「<a href="http://pizza4ps.com/" target="_blank">Pizza4P's</a>」</strong>で開催されました。会場となった「Pizza4P's」はホーチミンでは説明不要の有名店ですね。</p>
<p>私はこの時期、ちょうどホーチミンにいたため、参加することができました。総勢80名以上が参加したと言われていますが、実態としては延べ100名くらいの方がベトナム国内外より来られていたように思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>母体は、株式会社 EC studio様と株式会社サムシングファン様が主催となって立ち上げられた「<a href="http://www.it-nomikai.jp/" target="_blank">IT飲み会</a>」で、<strong>「売上を上げるための情報交換」「売上を上げるための人脈作り」「飲み会中に売上を上げる」</strong>という３つの目的を掲げ、日本全国に各支部（幹事企業）を置いて定期的にイベントを開催されています。IT系の展示会に「IT飲み会」名義でご出展されていたこともあったので、ご存知の方も多いかもしれません。</p>
<p>2008年より活動を開始して、2011年にはついに、サンフランシスコで初の海外開催がおこなわれ、今回のホーチミンはグローバル第2弾ということでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>普段ですと1社30秒程度のプレゼンタイムがあるのですが、今回は2社が代表してプレゼンをおこないました。</p>
<p>株式会社ビーコンエヌシー藤井悠夏氏による<strong>「ベトナムにおける結婚ポータルサイトの立ち上げについて」</strong>は大変興味深かったです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>藤井さんとは「第1回ホーチミンIT飲み会」の少し前に食事の席でご一緒させて頂く機会に恵まれ、オフィスも見学させて頂いたことがあるのですが、ご自身のキャリアの中で蓄積したノウハウを、まだあまり市場が生まれていないベトナムで展開され支持を受けています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>日本にいて日本人の目で「タイムマシン経営」をおこなおうとすると、「もう出尽くしたかな？」と思えるようなことも、例えばベトナムに来て日本から輸入したことをおこなうことで時差を利用したビジネス展開というのも可能そうです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「タイムマシン経営」を語源のままに「米国（未来）」と「日本（現在）」という相関関係でしか見ることができないと、こういった発想はなかなか出て来ないですね。そもそも、語源的な「タイムマシン経営」も、「日本（現在）」しか見れていなかったら成立しない概念ですしね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>藤井さんは海外でお生まれになり外国で生活された期間も長いようですので、このような固定観念がないのかもしれないと感じました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>なにやら来年はテレビ番組で特集されるとのことで、機会があれば是非拝見させて頂きたいと思いました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>cf.NHK アジアで花咲け！なでしこたち｜2012年2月7日（火）BS1でスタート</strong></p>
<p><strong><a href="http://www.nhk.or.jp/asia-nadeshiko/" target="_blank">http://www.nhk.or.jp/asia-nadeshiko/</a></strong></p>
<p><strong><br /></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>よく日本人が外の世界を知らないたとえに使われるのが、「オーストラリアの世界地図」ですね。日本で売られている世界地図はもちろん日本が中心に描かれていますが、アメリカで売られている世界地図はアメリカが中心に描かれています。そして、オーストラリアで売られている地図の中には、なんと、天地が逆になったものがあるという話です。もちろんこれは公式の地図ではありませんが、日本人が見ると異様なものに見えます。私たちは「世界地図」と聞くとどうしても日本が中心にあるデザインのものをイメージしてしまうのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>同様にテレビなどで、世界の国々で日本に対する印象を街頭インタビューすると「サムライ」、「ゲイシャ」などと言っている人がクローズアップされて映像編集され、それを見て私たちは「いまだに日本を知らない国もあるのだな」と一つのネタのように感じることがあるかと思いますが、その逆――つまり、外国のテレビ番組で日本人にインタビューをして検討違いの印象を述べてしまう番組を見たことがないこともあって、私たち日本人も同様に世界を知らないという認識が少なかったりします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>例えば、南アフリカ共和国を例に出してみます。「2010 FIFAワールドカップ」でも記憶に新しいと思いますが、この国に対して一般的にどのような印象を持ちますか？もちろん人によって違うとは思いますが、先の「サムライ」、「ゲイシャ」と大差ない発想をしてしまう人もいるかもしれません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>人口5,000万人、インターネット普及率ではまだ10％超えといったところですが、携帯電話の普及率は100％を超え、既に非接触ICカードも普及していたことから、直近ではモバイルペイメントによるショッピングが当たり前のようにおこなわれていくだろうと言われています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>cf.世界で2番目に大きな携帯電話市場となったアフリカ / 成長スピードがすごい！（「ロケットニュース24（&beta;）」,2011年11月16日）</strong></p>
<p><strong><a href="http://rocketnews24.com/2011/11/16/152125/" target="_blank">http://rocketnews24.com/2011/11/16/152125/</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、いわゆる「国際都市」という言葉がありますが、東南アジアの幾つかを見て回るとそれに該当する都市があります。その多くで様々な国の人が街を往来し、店先では時折英語や日本語での会話がやり取りされといった光景が見られますが、日本ではむしろ東京の主要な繁華街に行っても、お土産屋さんに外国人が大勢集まって店員さんが日本語と英語を使い分けて話しかけているという光景はあまり見られません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>東南アジア、とりわけ新興国では特に、「英語や日本語が話せる」というステータスがあることで待遇の良い職場で働けたり、ビジネスチャンスを生んだりすることが多いから話せる人が多いのかもしれません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そういう点でも、個人所得や国力の上では日本から海外に行く方が楽だったり、マスメディアやインターネット普及率の面で見ても、日本にいる方が情報を多く仕入れやすい筈の私たち日本人にも知らないことは多いように感じました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>他にも感じることは多々あります。これは異論反論あると思うのですが、韓流ブームのさなか、ある人と話していて「なぜ韓国は国をあげて日本にプロモーションを仕掛けてくるのだろう」と言われたのですが、「日本に」というより「日本にも」「各国に」という方がしっくりくるように感じていました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>例えば、やはりベトナムを例に出しますと、ベトナムで一番高いビルはホーチミンにある<strong>「Bitexco Financial Tower」</strong>ですが、施工は韓国のヒュンダイ・エンジニアリング・アンド・コンストラクション(以下、ヒュンダイE＆C)ですし、現在構想中といわれる100階建てのビルの建築プロジェクトにも韓国系企業が参画していると聞きます。</p>
<p>日本が原子力発電所の誘致で支援するとなれば、ヒュンダイE＆C社は火力発電所を担当しています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ちなみに、<a href="http://www.jetro.go.jp/" target="_blank">JETRO</a>が発行する<strong>「ベトナム・ホーチミン近郊ビジネス情報2011」</strong>によれば、世界からの直接投資の推移（2010年までの累計額）を見ると、1位が台湾、2位が韓国、3位がシンガポール、そして4位が我が国日本となっています。額の上では、日本よりも韓国の方が投資をおこなっているということです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>これもまた<strong>「日本人による、日本中心の発想が生むバイアス（偏見）」</strong>と言えるのかもしれません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>人というのはいくら不偏不党であると自称していても、どうしても先入観や偏見を持って物事を見たり価値を判断してしまうものとは思います。かくいう私も同様ですが、先のような「日本中心」の発想というのは日本国内では通用するとは思いますが、一度日本を出ると通用しないことも多いと感じることが増えてきました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>これからのグローバル社会で、日本が再び（引き続き）アジアをリードする国であり続けるためには、あえて<strong>「日本中心の発想」</strong>から離れていかないといけないのではないか、という気にさえなってきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<pre id="line1">cf.図録▽経済成長率の推移（各国比較）（出所：社会実情データ図録）<br /><a href="http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4500.html" target="_blank">http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4500.html</a><br /></pre>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「第1回ホーチミンIT飲み会」に参加された方々は、既にベトナムへ投資・進出されている企業の方、もしくはこれから進出をご検討されている方がほとんどでした。</p>
<p>もちろん参加されていた企業は、主にIT関連企業が多いのと、全ての企業が参加されているわけではなく既に十数年前から進出されている企業様もベトナムには多くあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私が見たのはそうした企業の一部ではあるのですが、その熱気（文字通りの意味以外に、ビジネスの可能性の感じられ方等も含め）はすごかったです。</p>
<p>この熱気も、日本にいると分かりにくいですよね。もちろん私も実際に参加していなければその熱気は感じることができなかったわけですが、私自身ももし日本にいながらこの話を聞いても、また公式サイトのレポートや誰かのブログなどでいくらその熱気を伝えられても、実際に目の当たりにしないと正確には伝わらなかったろうと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>主観・直感も大切だと思いますが、それは自身の経験値を上げた上での主観・直感でありたいと思いましたし、今後も出来るだけ客観的事実を把握した上で自身の意見を持ちたいと感じました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>今後、ベトナムをはじめ、東南アジアや欧米諸国に進出される中小・ベンチャー企業様も増えてくるかもしれません。もし、ベトナムへご進出のご予定がある企業様で、日本やベトナムでのWeb戦略についてお困りのことや、実施したい施策などがあるという方は是非一度ご相談下さい。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それでは来年もどうぞ宜しくお願い致します。</p>
<p>&nbsp;</p>]]>
        
    </content>
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    <title>読書の秋、デジタル社会の喧騒から離れて ~文化の日、岡本太郎・石津謙介・花森安治生誕百年に想う「挑戦」すること~</title>
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    <published>2011-11-03T04:34:55Z</published>
    <updated>2011-11-08T06:44:23Z</updated>

    <summary> 「渋谷に西武が出てきた役割というのは、単一資本の街づくりが陥りがちなワンパター...</summary>
    <author>
        <name>小川　悟</name>
        
    </author>
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/">
        <![CDATA[<blockquote>
<p><strong>「渋谷に西武が出てきた役割というのは、単一資本の街づくりが陥りがちなワンパターン化傾向に対して、他資本がアンチテーゼを出していく、絶えず刺激を与えていくということにより、街を活性化していく」</strong></p>
<p><strong>／『SEEDレボリューション 西武セゾングループのファッション潮流への挑戦と実験』（西武百貨店文化教育事業部編）</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>本日、11月3日は文化の日ですね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私たちの仕事は、中小・ベンチャー企業向けWebコンサルティングということで、当然ながら日々の仕事にパソコンは付き物で、特に私のような内勤がメインの仕事となると帰宅後も含めて毎日10時間以上、パソコンの画面を見ていることもしばしばです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>やはり、こういう業界にいると、こんな日くらいはパソコンから離れて読書でも、と思いたくなります。森信三氏は読書を<strong>「心の食物」</strong>と表現（cf.<strong>『修身教授録』</strong>／森信三著）されましたが、日本国憲法に<strong>「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」</strong>という件もあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>このような時期、待っていて必ずしも享受できるものとも限りませんので、自ら摂りにいくといった次第です(笑)。身体への気遣いは多くの人が自発的に実践されていると思いますが、心の方も同様にセルフケアを実践するといった意味で、私にとっては読書はその一つになるのかもしれません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから、極めて私事ではありますが、先般、事情により6年近く住んだ渋谷の地を離れることとなりました。今回のコラムでは、ビジネス的な話から少し離れ、当社本社のある渋谷へ対する個人的、感傷的な思いも織り交ぜつつ(笑)、文化の日ということでもあるので、表題にあります私が学生時代より興味を持ち続けている<strong>岡本太郎氏、石津謙介氏、花森安治氏</strong>という同じ1911年生まれの3人の文化人について書こうと思います（cf.『<a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2011/04/post-65.html" target="_blank">マーシャル・マクルーハン生誕百年、「メディアはメッセージである」 ~4月、当社第11期スタート、当社公式サイトスマートフォン対応化完了~</a>』）。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>まず、<strong>岡本太郎氏</strong>について。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>忘れもしない2008年11月18日、当社本社のある渋谷に、氏の巨大作品<strong>「明日の神話」</strong>が誘致されました。JR改札から渋谷マークシティに抜けた吹き抜けの壁面を利用してぴったりフィットしています。この作品の招致合戦にはいろいろあったことと思いますが、渋谷在住の私にとっては目の当りにする機会が増えたので嬉しい限りでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>氏を知らない人でも<strong>「芸術は爆発だ」</strong>という言葉はよく知られていると思います。普通は、何か荒々しいことを連想し、風変りな人だという印象を持ちそうです（風変りであったとは思いますが）。しかし、氏の養女として長年付き添った故岡本敏子氏によれば、この「爆発」は、自身の内から沸き起こるもっと静かな閃き――換言すればインスピレーションのようなものを言っているそうです（cf.<strong>『芸術は爆発だ!―岡本太郎痛快語録』</strong>／岡本敏子氏）。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>岡本敏子氏がお亡くなりになられてすぐの2005年5月27日、『たけしの誰でもピカソ』というテレビ番組で『&ldquo;せつなくも　うれしく　恋しい人&rdquo; 敏子が愛した岡本太郎』という特集が組まれたことがありました。この番組内で先の「明日の神話」のエピソードが登場するのですが、実はこの作品、諸事情により長らく行方不明になっていて、2003年にメキシコ国内で発見されるのですが、岡本敏子氏が30年来探し続けたと言われる稀少な作品であったのです。まるで、この作品を探し出すことが自身の使命と言わんばかりに、ようやく日本に持ち帰れるかどうかというときにお亡くなりになってしまいました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>東京・青山にある<strong>「岡本太郎記念館」</strong>は、岡本太郎氏が生前に自宅兼アトリエとして使用しており、没後に敏子氏が館長を務める記念館となりました。岡本太郎記念館は、表参道駅から根津美術館の方向に歩いていく道すがらの閑静な住宅街の中にあり、私もブルーノート東京のライブに行く前に、少し早めに出て岡本太郎記念館でコーヒーを飲んで逸る気持ちを落ち着けることが時々あったのですが（笑）、岡本敏子氏が生前の頃はよく顔を出されていて、満面の笑顔で訪れた人たちに気さくに声を掛けられる様子が印象的でした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>今年2011年は、岡本太郎生誕100年ということでドラマ化されたり、岡本太郎記念館をはじめ各地でイベントが行われていましたが、私も東京国立近代美術館や渋谷パルコで開催された展覧会を訪れたものでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さて、この岡本太郎氏、芸術家としての顔の他に、先の「芸術は爆発だ」にも見られるように、独特な考え方や言葉も有名で、後日語録なども多く刊行されました。その中に、<strong>『強く生きる言葉』や『壁を破る言葉』</strong>というものがあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote>
<p><strong>挑戦した不成功者には再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、挑戦を避けたままオリてしまったやつには新しい人生などはない。</strong></p>
<p><strong>／『強く生きる言葉』（岡本太郎,岡本敏子著）</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>現代のような、困難な時代に立ち向かう際に勇気を与えてくれるということで、昨今再評価を受けることがある氏だそうですが、この2冊を読んで片鱗に触れるだけでも元気になれることと思いますので、機会があれば是非手に取ってみて下さい。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>続いて、<strong>石津謙介氏</strong>について。</p>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote>
<p><strong>「駅前には広場があって、その光景は地方都市のどこにでも見られるようなものと変わらない。そして岡山名物のふたつの立像が距離を隔てて建てられている。ひとつは岡山といえば桃太郎というくらい有名な、その桃太郎が犬と雉と猿を引き連れている立像、もうひとつはバンカラ・スタイルの弊衣破帽の学生像である。」</strong></p>
<p><strong>／『VANストーリーズ―石津謙介とアイビーの時代』</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>2007年に私用で直島を訪れたことがありましたが、後日上記の本を読んだ際、途中立ち寄った岡山駅舎前で「ここが石津謙介氏の生まれ故郷か」と感じたことを思い出していました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>氏は、「VAN」ブランドで知られる、<strong>株式会社ヴァンヂャケット（前身は「石津商店」）の創業者</strong>で、先の岡本敏子氏がお亡くなりになられた約1か月後の2005年5月24日にお亡くなりになられてしまいました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「VAN」ブランドは割と好きな方で、ファッションに疎い私も、VANの赤いスウィングトップや、絶版本の<strong>『VANグラフィティ アイビーが青春だった』</strong>等の関連書籍などは所有しています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ファッション界で「アイビー」と言えば、いわゆる<strong>「アイビーファッション」、「アイビールック」</strong>と呼ばれる、アメリカの<strong>「アイビー・リーグ」</strong>からとられて流行したスタイルの一つですが、50年代、60年代頃に日本で最初に紹介をしたのが氏です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>雑誌「平凡パンチ」が創刊された60年代、東京・銀座のみゆき通りに、当時にしては変わったファッション――、この「平凡パンチ」を片手に持って、女性はロングスカートに大きな紙袋、男性はコットンパンツかバミューダショーツといった格好をして集まる若者がいて俗に<strong>「みゆき族」</strong>と呼ばれていたそうですが、彼らの着ていたのがVANであり、持っていた紙袋こそがVANのロゴが入った紙袋でありました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>あまりに多くの若者が通りを占拠するため、現地警察が動き、石津謙介氏に何とかするように依頼したことがあるそうです。そのエピソードから誕生した氏の有名な言葉が、<strong>「僕は消えて行く流行ではなく、日本に定着する風俗を創ろうとしたのだ」</strong>というものです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そんなVANブランドも、皮肉なことに時代の波か、賛否問われる経営手腕のためか、1978年4月6日、当時にして500億円の負債総額を抱えて倒産してしまいました。戦後、アパレル業界最大の大型倒産と、当時のファッション界で話題になったニュースだったようです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>cf.「<a href="http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111103/waf11110312010008-n1.htm" target="_blank">墜ちた&ldquo;中国ビジネスのカリスマ&rdquo;女社長　その華麗な半生の虚実</a>」（2011年11月3日,「MSN産経west」）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>昨今もアパレル業界で大型倒産がありましたが、そういったものとは全く性質を違え、巨額の負債を抱えても復活を望む人々の声が消えず、多くのファンの期待に応えて見事再生を遂げたのが先の株式会社ヴァンヂャケットでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>もちろん、75年生まれ世代の私にとってはタイムリーに知らない話ばかりですが、実は氏の遺したDNAは至るところで見つけることができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>『MEN&rsquo;S CLUB』</strong>（ハースト婦人画報社）というファッション誌があるかと思います。2004年に創刊50周年を迎えた老舗雑誌ですが、前身を<strong>『男の服飾』</strong>（『婦人画報』の男性版に当たる）と言いました。63年に『MEN&rsquo;S CLUB』と誌名を変えた頃、本誌は「VAN」のPR誌と言われるほど特集を組むなどしていたようですが、そこに氏が動いていたと言われています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私の世代以前の方には馴染みもあると思われる、雑誌<strong>『POPEYE』</strong>（マガジンハウス）や<strong>『Hot-Dog PRESS』</strong>（講談社）などの雑誌でも、かつて「アイビー」に関する特集が組まれていたことがあるようです。『Hot-Dog PRESS』で「アイビー」の特集が組まれた頃の話については、<strong>『アイビーは、永遠に眠らない 石津謙介の知られざる功績』</strong>に詳しいです。著者は、『Hot-Dog PRESS』の創刊プロデューサーで、79年の創刊から88年までの間、同誌のエディトリアル・ディレクター、ファッション・ディレクターを務めた<strong>花房孝典氏</strong>です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>他にも男性ビジネスマンなら少なくとも1着は持っていると思われる<strong>「ボタンダウンシャツ」</strong>、これをトラッド/カジュアルシーンに登場させたのはブルックス・ブラザーズが発祥と言われていますが、そのBDシャツを日本で定着させたのが氏と言われています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、今でもJR渋谷駅から渋谷マークシティに入り、道玄坂に抜ける手前にある<strong>「メーカーズシャツ鎌倉」</strong>、鎌倉本店をはじめ全国各地に店舗があります。<strong>「上質のシャツを、4900円で販売する」</strong>というコンセプトで、利用されるビジネスマンの方も多いのではないかと思いますが、ここでシャツなどを買うと<strong>「石津謙介」</strong>という手書きの文字が入ったカードが一緒に入ってきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そこには、<strong>「私の門下生、貞末君夫妻がシャツショップを始めるという――」</strong>で始まる文章が書かれていますが、ここで「貞末君」と書かれているのが「メーカーズシャツ鎌倉」の創業者であり、一般社団法人日本メンズファッション協会（MFU）理事の<strong>貞末良雄氏</strong>です。貞末氏は、元ヴァンヂャケットの社員だったのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>以上、こんなところにまでという印象もあると思いますが、そのようにして「VAN」のDNAは現代にも受け継がれているのだと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>大阪のアメリカ村は「VAN」発祥の地ですが、現在、株式会社ヴァンヂャケット本社が置かれるのは東京・青山です。そこから歩いてすぐ近くにある表参道交差点にある山陽堂書店では、今月7日まで氏に関する簡単な展示をおこなっており私も訪れました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>まだ数日ありますので、今も昔も一部男性諸氏を虜にしたファッション界のカリスマ、石津謙介氏にご興味があれば是非訪れてみて下さい。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>最後に、<strong>花森安治氏</strong>について。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>氏は、1948年9月、東京・銀座にて、生活誌<strong>『暮しの手帖』</strong>を、現暮しの手帖社社主の大橋鎮子氏とともに創刊した編集長です。先述のヴァンヂャケット社が倒産する少し前の、1978年1月にお亡くなりになられています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>2008年2月、主婦の友社刊の婦人誌・生活誌の『主婦の友』が休刊し、91年の歴史に幕を閉じたニュースは、出版不況の代名詞のように伝わったものでしたが、そうした中で私は、根強く特定の読者層を抱えるこの雑誌に興味を持っていたことがありました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>一番興味を持ったのは、この雑誌の最大の特徴でもある、<strong>「創刊以来、一切広告を載せていない雑誌」</strong>であるという点でした。学生時代の私が考える雑誌というのは、雑誌の販売売上もありますが、多くは広告収入で成り立っているビジネスモデルだという認識があったので、「なぜ広告を載せない雑誌が、こんなに長い間、発行され続けているのだろう」という単純ですが、強い疑問があり、それが興味の対象になっていったのを記憶しています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>広告を掲載しない理由は、氏が広告嫌いだったのではなく、自社広告は載せています。自身でミリ単位まで気を使ってレイアウトした誌面に他社の純広告が割って入るのを嫌っただけで、新聞広告は自身で作り、誌名のロゴも毎号新しく書かれていたそうですが、氏の手書き文字によるコピーやデザインにはユニークなものが多いです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この「広告がない」ということにも関連するのですが、もう一点有名な特徴として挙げられるのが本誌の一コーナー<strong>「商品テスト」</strong>です。</p>
<p>これは、生活者視点に立ち、当時市場に出ていた家電製品や石油ストーブ、靴下から鉛筆に至るまで、本当に安全で良い製品なのかどうかを編集部でテストして、誌面上で公開するというコンテンツでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>売手市場であった高度成長期、有名メーカーの製品にケチでも付けようものなら、広告出稿が止まってしまうことなど簡単に起こった筈ですが、本誌は創刊以来というもの広告は一切掲載しない方針であるため、そういった商業的なリスクヘッジは不要ということで、徹底的に商品をテストします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>氏の考え方としては<strong>「商品テストは消費者のためではない。メーカーのためだ」</strong>（cf.<strong>『花森安治の編集室』</strong>／唐澤平吉著）というものでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote>
<p><strong>＜商品テスト＞は、消費者のためにあるのではない――このことを、はじめに、はっきりとさせておかねばならない。</strong></p>
<p><strong>（中略）メーカーに主義主張はない。売れるものを作るだけである。よい商品を作れば売れる、となれば、一生けんめいよい商品を作る。<br /></strong></p>
<p><strong>／『暮しの手帖 保存版III 花森安治』（暮しの手帖社発行）</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>結果論としてかもしれませんが、広告主に媚びるのではなく逆に徹底的に生活者（消費者）に寄る、こうしたユニークな方針が本誌の強みとなって、今日に見られるような特定の名声を稼いだのでしょう。一万部から始まり、一時は九十万部まで発行部数を伸ばした雑誌のようです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この「商品テスト」がどれだけメーカーに響いたかは分かりませんが、その後、日本のものづくり界は品質を高めていき、世界トップクラスの品質基準で検品作業をおこなう国にまでなりました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>cf.煙を嗅ぎながら延焼を体感「死に様試験」／日立アプライアンス（2011年10月24日,「日経情報ストラテジー」）</p>
<p><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20111017/370918/" target="_blank">http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20111017/370918/</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>昨今、日本のものづくりが振るわないという暗いニュースも多いですが、品質が良いという部分では世界でも秀でていると感じます。<strong>「良いモノを作る」</strong>という気持ちは、引き続き作り手として強く持ち続けていたいと改めて感じました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>以上、今年もまもなく終わりに近づいていますが、今年生誕百年になる3人の文化人について挙げてみました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>いずれの方も辿られた人生を今振り返ってみて、困難や壁に当たらず楽に生きてきた方はいなそうです。つまり、今現在が最も困難な時代であるかのように感じてしまうこともあるのかもしれませんが、もしかすると、困難の絶対性で言えば今も昔も変わらず、今を生きる当事者が皆、常々感じる共通感覚なだけなのかもしれない、とふと思いました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、常に挑戦できる目標や競争相手があるからこそ<strong>「挑戦」</strong>できるし、その過程を経て自身や自社が成長するのであって、逆に見ればしっかりと目標に向かって突き進む以上は、そうした目標や相手に引っ張り上げてもらえているということになるのかもしれませんね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>要は心の持ち様だということで、文化の日、2011年秋の収穫として得たものを書くことで、本コラムを締めさせて頂きます。</p>
<p>&nbsp;</p>]]>
        
    </content>
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    <title>カントリーリスクを踏まえ、ベトナム投資・進出時にチェックしておきたい工業団地、ハイテクパーク、ソフトウェアシティのご紹介 ~上半期総会を終え、「自己成長のためには新たな環境に自ら身を置くことが一番早い！」と感じた海外出張記~</title>
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    <id>tag:www.web-consultants.jp,2011:/column/ogawa//2.1615</id>

    <published>2011-10-31T10:58:35Z</published>
    <updated>2011-11-01T03:53:31Z</updated>

    <summary> 考えてみてください。人としてあなたはどのように成長していますか。プロフェッショ...</summary>
    <author>
        <name>小川　悟</name>
        
    </author>
    
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        <category term="Webサイト制作" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
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        <category term="仕事日記" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/">
        <![CDATA[<blockquote>
<p><strong>考えてみてください。人としてあなたはどのように成長していますか。プロフェッショナルとしてあなたはどのように成長していますか。昨日より 今日のほうが人として進歩していますか。同僚や直属の部下をどのように仕事で成長させていますか。あなたはどのようにチャレンジし、自分の能力を伸ばしていますか。毎日何か学んでいますか。あなたが目指すビジョンはどのようなものですか。会社全体をどのように成長させようとしていますか。会社の成長を促すためにあなたができるあらゆることをしながら、また同時にほかの人が成長について理解できるように手助けしていますか。あなた</strong><strong></strong><strong>は会社のビジョンを理解していますか。</strong></p>
<p><strong>／『顧客が熱狂するネット靴店　ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか』（トニー・シェイ著）</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>10月に入り、当社も第11期下半期に突入致しました。</p>
<p>15日には、震災以降おこなえていなかった社員総会が約1年ぶりに開かれ、各拠点のスタッフとも久し振りの再会を果たせました。また、12年卒の内定者に向けた内定式もその中でおこないましたが、第二部の懇親パーティーでは若々しい雰囲気ですっかり溶け込んでいたようですので、早く一緒に仕事をできると良いなと感じました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>総会では、恒例の半期業績発表がありました。このような時期ではございますが、9月度の売上は過去最高、営業利益も10％超えができました。スタッフ一同で労い合うとともに、当社収益のほとんどがお客様から頂くお金で成り立っていることからも、改めて感謝の気持ちを全社200名超のスタッフ同士で共有することができた明るい総会になったように思います。</p>
<p>各部門ごとの進捗発表や表彰時、また、<strong>新規事業プランコンテスト</strong>の発表時も、当社の今期経営テーマ<strong>「全員アドベンチャー」</strong>に沿ったポジティブな発言が多くみられました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから、9月末にはビジネス誌<strong>『ベンチャー通信 vol.44』</strong>（株式会社幕末様）に取材頂いていた記事が掲載され、私の見るCS本部を大きく採り上げて頂きました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>cf.『ベンチャー通信』（2011年10月号 Vol.44）に当社記事が掲載されました</strong></p>
<p><strong><a href="http://www.freesale.co.jp/news/media/2011venture.html" target="_blank">http://www.freesale.co.jp/news/media/2011venture.html</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>CS本部はWebサイトのディレクターやクリエイター、SEO対策やアクセス解析、保守・改修作業を含めた納品後のサポート部門など、全社で90名以上のスタッフが所属しております。</p>
<p>ところが、創業以来、新規営業が強い会社と称して頂いたことはあってもCS部門が前面に出ることはなかなかなく、（私たちCS部門も、営業部門に負けじと切磋琢磨、協働関係を構築し続けてきた自負もありますので、）是非、これを機会に多くの経営者様に知って頂けたら幸いと考えております。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さて、今回のコラムの本題に移らせて頂きます。</p>
<p>9月末に引き続き、10月中旬にもベトナム・ホーチミンへ視察のため出張に行って参りました。今回の出張でも学び、視野が広がったことが多かったので、是非皆様にも共有させて頂きたく思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>今回の出張時には、ご縁があって、ホーチミン市を代表するハイテクパークの<strong>「<a href="http://shtp.hochiminhcity.gov.vn/" target="_blank">SAIGON HI TECH PARK</a>」（SHTP）</strong>、同様にソフトウェアパークの<strong>「<a href="http://www.quangtrungsoft.com.vn/" target="_blank">QUANG TRUNG SOFTWARE CITY</a>」（QTSC）</strong>を訪れました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>両社ともに日系企業向け誘致については積極的であるのに、日本語版ページをお持ちでなかったため、当社の方で制作をさせて頂くことになりました。</p>
<p>ホーチミン市の産業集積エリアとして有名なところとしては、他にも<strong>「<a href="http://www.etown.com.vn/" target="_blank">e.town</a>」</strong>や、12の工業団地を含め、全部で18か所の輸出加工/工業集積地帯があります。ホーチミン市以外、ベトナム北部や中部の工業団地の情報については、以下に詳しいと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>cf. ベトナム北部・中部工業団地データ集（2011年6月）（「ジェトロ」）</strong></p>
<p><strong><a href="http://www.jetro.go.jp/world/asia/reports/07000252" target="_blank">http://www.jetro.go.jp/world/asia/reports/07000252</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから、13日には千代田区・ホテルニューオータニで<strong>「ホーチミン市における裾野産業・IT産業・ソフトウェア産業の投資促進セミナー」</strong>が開催され、ベトナムに1号店を開業されたイオンをはじめとした日系企業への投資ライセンスの授与式がおこなわれていたようです。</p>
<p>私は翌14日に目黒・八芳園で開催された<strong>「日越IT企業交流会」</strong>にお招き頂き、アットホームな雰囲気の中で、SHTP/QTSCの各社会長をはじめ、ホーチミン市副市長、ホーチミン市コンピュータ協会会長、ホーチミン市計画投資局ご担当者様、FPTジャパンご担当者様とお話しする機会に恵まれました。そこで、現状のホーチミン市の掲げている目標やIT産業の現況についてのご説明があり、質疑応答の時間も含め理解が増し、大変有意義な時間を過ごすことができました。この場を借りて、QTSC・Duputy CEOのLONG氏に厚くお礼申し上げます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>■日本勢誘致、中小に狙い　カンボジア、ベトナムが優遇策（2011年10月18日,「Yahoo!ニュース」）<br /><a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111017-00000000-fsi-bus_all" target="_blank">http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111017-00000000-fsi-bus_all</a></strong></p>
<p><strong>■ベトナム最新インターネット事情　2011年　～人口8000万人、生産拠点としても市場としても注目を浴びるベトナム（2011年10月31日,「INTERNET Watch」）<br /><a href="http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/20111031_487635.html" target="_blank">http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/20111031_487635.html</a><br /></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>一方で今私が気になっていることは、先日NHKで放送された<strong>「クローズアップ現代」</strong>で語られた内容です。24日放送分のタイトルは<strong>「タイ大洪水 苦悩する日系企業」</strong>でした。まずは、お亡くなりになられた方、被災に遭われた方々、ご関係者にお悔やみ申し上げます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>東南アジア地域における水害自体は珍しいことではないと思うのですが、今回は50年に1度の規模の被害をもたらした大洪水と言われているのを聞き、私もタイには過去5回ほど旅行したことがあり、多くのタイ人の方に親切にして頂いたことを思い出しながら大変心配に感じています。とにかく、一刻も早い事態の収拾を願っております。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="color: #ff0000;"><strong>■【楽天株式会社】社会貢献活動│楽天クラッチ募金</strong></span></p>
<p><strong><a href="http://corp.rakuten.co.jp/csr/contribution/" target="_blank">http://corp.rakuten.co.jp/csr/contribution/</a><br /></strong></p>
<p><strong>※東日本、タイ、トルコの災害支援の受付をおこなっているページ。</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、この番組をNHKオンデマンドの配信で見ながら、ふと、同番組先月5日放送分の特集<strong>「超円高に立ち向かえ ～海外進出の新戦略～」</strong>の内容を思い返していました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>20日時点でタイの工業団地7つが浸水、日系企業460社が操業停止に追い込まれたと言います。震災・円高の影響で海外進出を余儀なくされ、もしくは商機と捉えてアジア進出を決断した中小企業――、タイに進出した企業もあった筈です。</p>
<p>日本にいて自身の仕事だけに追われていると、いくらテレビや新聞などに目を移しても、こうした衝撃的な事実もなかなかリアルに伝わって来ないきらいがあります。</p>
<p>私が偶然にも業務の中でベトナム出張を重ねる中で、ほんの一端ではありますが、俗に<strong>「カントリーリスク」</strong>と呼ばれている事象に対する意識が芽生えたことで、今まで意識しなかったことについても強く意識するようになりました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>タイは日系企業進出の歴史も古く、特に製造業の分野では技術力の高い優秀な人材が多くいて、生産体制・ノウハウも蓄積されていると聞きます。</p>
<p>例えば、自動車メーカーで言えば、日本を代表するトヨタ、日産、ホンダ、マツダ、いすゞはもとより、世界中の自動車メーカーが集積しており、90年代後半に起こったアジア通貨危機以降、タイ政府が優遇税制等を推進して海外からの直接投資を増やし、その結果、部品メーカーの進出なども増えて一層の集積化が進んだことで、結果自動車の生産量も増え<strong>「東洋のデトロイト（アジアのデトロイト）」</strong>と呼ばれるくらいになっています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>cf. 知っておきたいASEAN事情（1）：再び注目を集める生産拠点としてのASEAN（2011年5月19日,「＠IT MONOist」）</strong></p>
<p><strong><a href="http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1105/19/news004.html" target="_blank">http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1105/19/news004.html</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そうした実績の積み重ねもあることから、日本でも東北で被災した工場の移転先としてや、円高により大幅なコスト削減を強いられての進出先として、あるいはお取引先様の進出に併せたやむなき選択肢として、一部中小企業の間でも進出を検討されたり、既に進出されていた企業もあったことと思います。</p>
<p>実際、番組内で公開された統計を見ても、震災以降は日本からの投資額が急増し、工業団地の用地も地価が急騰したようです。大手企業への打撃もさることながら、このような状況下で進出された中小企業にとっては経営を大きく左右しかねない事態ではないかと察しました。まして、製造業だけで言っても、このような番組には出てこない層の会社も無数にあると思いますし、まだまだ予断を許さない状況でしょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>番組内では、タイでの洪水の影響が様々なことに及んでいるということについて言及していました。先述の自動車メーカーであれば、単に被災した自動車メーカーや、メーカーへ部品を納品する中小企業だけでなく、そこがボトルネックとなるが故に、被災していない企業への発注も停滞するという、サプライチェーン全体に損失が出るといいます。さらに、現代のようなグローバル経済においては周辺国にも影響が及ぶと言われています。日本で言えば、デジカメの発売延期、メガネのレンズの出荷遅れ、食品の減産による原価高騰etc...、対応に追われるスタッフの方々が映し出されていましたが、とても他人事には思えませんでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この世の中で起こっていることは巡りめぐって、少なからず自身にも影響を与えているようにも感じられてきます。まだまだ見聞を深めるというフェーズまではいっておりませんが、いつもと違った意識や目的を持って、いつもと違った仕事に関わると、辛く感じることも多いのですが、その分今まで見えていなかった世界が眼前に広がってゆくような感じがします。</p>
<p>同時に、おそらく「会社」というモノも、それ自体は「人」ではないので誰か個人の集合であると思うのですが、「なかの人」が新たな環境に身を置いてチャレンジを続けていく中で、「会社」自体がノウハウを蓄積し、強くなっていくのかもしれないと感じました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私たちは、中小企業向けWebコンサルティングを提供し、その商品・サービス力の強化を推進しています。その中で、ふと強く思うことがありますが、Webサイト制作やWebマーケティングというのはひとつの手段であって、それ自体は目的にはなり得ません。</p>
<p>やはり、自身できるだけ多くの学びや体験をし、中小・ベンチャー企業経営者様の状況をより深く理解し、「Webというツール」を使って課題解決に向かって協働作業を生み出していくような仕事でなければならないと感じています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そういえば、当社リードナーチャリングの一環として、既存のお客様向けにアンケートを実施させて頂いたことがあるのですが、直近では<strong>「インターネット系の企業に対してどのような印象をお持ちですか？」</strong>というご質問をさせて頂いておりました。</p>
<p>中小企業経営者様が普段どのように感じられているのか漫然と把握したかったのでオープンクエスチョン形式でご質問させて頂いておりましたが、10年来この業界におります私の感覚から致しますと、ポジティブな感想を持たれる経営者様が増えてきたことはもちろんですが、<strong>自社のビジネスと直結させて具体的な課題解決方法を模索されておられる方</strong>が増えてきているように感じました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そうした中で、9月にGoogle社が以下のような内容のリリースを発表し、一部で話題となりました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>■グーグル、中小企業をITで支援する「みんなのビジネスオンライン」開始（2011年9月13日,「INTERNET Watch」）</strong></p>
<p><strong><a href="http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110913_477135.html" target="_blank">http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110913_477135.html</a></strong></p>
<p><strong>cf. Google有馬社長「インターネット産業こそが日本の経済を押し上げていく」（2011年10月20日,「INTERNET Watch」）</strong></p>
<p><strong><a href="http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20111020_484909.html" target="_blank">http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20111020_484909.html</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>普段、私たちがお客様から相当額を頂いて構築しているWebサイトを、<strong>「無料で簡単に作成できる」</strong>という触れ込みで登場させたのですから最初は驚きました。しかし、リリースや他の記事をよく読んでみることで、なんとなくの意図の本質は理解できたような気がします。</p>
<p>それは、当社にとって脅威となるサービスであるというよりは、むしろ、記事中にもありますが、<strong>「ITで日本経済を支える中小企業を元気に」</strong>というコンセプトで始動したものであり、当社と全く同じ目的というわけでもないとは思いますが、Google社と同じ方向を向いてやっていけるんだ！という気持ちになったものでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>cf. 『<a href="http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h23/h23_1/110803Hakusyo_part2_chap1_web.pdf" target="_blank">中小企業白書2011 ~第2部 経済社会を支える中小企業~</a>』（PDF）</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>最後になりますが、改めて<strong>「中小・ベンチャー企業向けのWebコンサルティング」</strong>と一口に言っても本当に深い仕事だと思います。だからこそ、有意義なものであるとも思いますし、お客様も巻き込んでそうあらなくてはならない――、まさにそうした時代に突入してきたようにさえ思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>下半期もより一層、いろいろなことにチャレンジし、まだ出会えていない多くの方との出会いを通じ、成長していきたいと思っております。それでは引き続き、宜しくお願い致します。</p>
<p>&nbsp;</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>CS本部が取り組むWebサイトの品質管理（生産管理のQCDS）のご紹介（一部） ~米Appleスティーブ・ジョブズCEO退任のニュースで連想したこと~</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2011/09/post-70.html" />
    <id>tag:www.web-consultants.jp,2011:/column/ogawa//2.1599</id>

    <published>2011-09-18T05:17:44Z</published>
    <updated>2011-09-19T08:21:41Z</updated>

    <summary> フィールディングのCS向上への取り組みは、当初「障害半減」や「サイクルタイムの...</summary>
    <author>
        <name>小川　悟</name>
        
    </author>
    
        <category term="IT市況" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="Webコンサルティング" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="Webサイト制作" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="マーケティング" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/">
        <![CDATA[<blockquote>
<p><strong>フィールディングのCS向上への取り組みは、当初「障害半減」や「サイクルタイムの短縮」をテーマに始まった。そして、第二段階に入ったとき、「CSマインドの向上」を正面からテーマに掲げ、「サービス窓口における接客」や「電話応対」を重視するに至っている。</strong></p>
<p><strong>／『サービス品質革命　「顧客とともに、CSを超えて」NECフィールディングの挑戦！』（高橋安弘著）</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>先月8月24日の米Apple社<strong>スティーブ・ジョブズ氏</strong>のCEO退任のニュースは、日本でも様々なメディアで採り上げられましたね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>直前のニューヨーク株式市場で、米Apple社の時価総額は一時3430億ドルに達し、エクソンモービル社を抜いて世界一の企業になった矢先のことでした（ジョブズ氏退任のニュースで下落しましたが）。また、Apple社の現金残高は、米国政府よりも多く所有していたと言います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>まだApple社の業績が悪かった1996年のApple社復帰後から僅か15年で世界一の企業にまで押し上げてきた、言うまでもなく後世に名を残す凄腕経営者の一人だと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>cf.</strong></p>
<p><strong>・アップル、日米の96年度業績を発表（「PC Watch」,1996年10月17日）<br /><a href="http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/961017/apple.htm" target="_blank">http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/961017/apple.htm</a></strong></p>
<p><strong>・Appleは米国政府より&ldquo;金持ち&rdquo;　現金残高が上回る（「ITmedia ニュース」,2011年7月29日）</strong></p>
<p><strong><a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1107/29/news058.html" target="_blank">http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1107/29/news058.html</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>スティーブ・ジョブズ氏は、以前も軽く触れましたが、マイクロソフト会長の<strong>ビル・ゲイツ氏</strong>や、Google会長の<strong>エリック・シュミット氏</strong>、「World Wide Web」（WWW）の仕組みを考案した<strong>ティム・バーナーズ＝リー氏</strong>などと同じ1955年生まれですが、この年は今になって思えば、PC/インターネット業界に大きな影響を及ぼすこととなる偉人を多く輩出した年だったのだなと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Apple社が近年リリースしてきた製品群を振り返ってみても、インターネット業界の垣根を越えて、市場に対して大きな影響を及ぼしてきたと感じます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>cf.スティーブ・ジョブズが生み出したアップル製品を振り返る（「ギズモード・ジャパン」,2011年8月30日）</strong></p>
<p><strong><a href="http://www.gizmodo.jp/2011/08/masterpieces-of-jobs.html" target="_blank">http://www.gizmodo.jp/2011/08/masterpieces-of-jobs.html</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私も以前、<a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2010/01/post-46.html" target="_blank">このコラム</a>の中で、iPhoneを購入したときに期待した体験について3点挙げたものでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote>
<p><strong>1. クラウド（コンピューティング）への理解のための入門機としてのスマートフォン体験<br />2. UI （User Interface） 、UX（User Experience）、インタラクションデザイン等の理解のための体験<br />3. メディア（特に、広告媒体として）の可能性について消費者としての体験</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>小難しく書いてしまったかもしれませんが、これらおそらく多くの消費者がイメージするユーザー体験に対する期待は、（iPhoneやiPadなどが他のApple社の製品コンセプトと異なり全く新しい概念・設計で作られたものであったとしても、）それまでのApple社が意識してきた<strong>「カスタマー・エクスペリエンス（顧客経験価値）」</strong>によって育てられてきた消費者の感性を刺激した結果の所産とも言えるかもしれません。</p>
<p>分かりやすく言い換えれば、消費者が購入前に「なんだかよく分からないけど、きっとすごいものに違いない」と感じている状態とでもなりましょうか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そんなApple社、すごいのは業績や製品ラインナップだけではありません。</p>
<p>実は、<strong>「ACSI （American Customer Satisfaction Index: 米国顧客満足度指数）」</strong>という米ミシガン大学ビジネススクールが開発した顧客満足度調査の、2010年のブランド別顧客満足度調査（パソコン分野）ではApple社が過去最高値を記録し、<strong>7年連続で1位</strong>となっています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私も以前にApple製品を購入した際にサポート窓口を利用したことがありますが、勉強になる対応が多かったと記憶しています。米Apple社だけでなく、日本の窓口対応も素晴らしいと感じました。</p>
<p>このように、Apple社というのは、（一口で語れるものではないですが）製品に対してもサービスに対しても追求をし続けてきた企業なのだなという印象を受けます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>改めて、スティーブ・ジョブズ氏が生み出してきた付加価値のスケールの大きさには圧倒されるばかりですが、もちろんいくらワンマン経営だったとしても、一人で何もかもを作り上げてきたとは考えにくいですね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>トヨタ自動車で言えば大野耐一氏、松下電器産業（現パナソニック）で言えば中尾哲二郎氏、ソニーで言えば黒木靖夫氏</strong>といったように、経営者を陰で支えた技術者やデザイナーというのは、その分野を専門としている人以外からはなかなか見えにくかったりするものです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Apple社の場合はどうでしょうか？</p>
<p>切り取る断面によって想起される人物は変わってくると思うのですが、ここでは<strong>アラン・ケイ氏と</strong><strong>ドナルド・ノーマン氏</strong>を挙げてみます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>アラン・ケイ氏は、通称<strong>「パソコンの父」</strong>と呼ばれていて、1970年代に現在のiPadに近い<strong>「Dynabook」</strong>という構想を描いた学者で、これが後にスティーブ・ジョブズ氏がMacintoshを生み出すきっかけとなったと言われています。ちなみに東芝の「ダイナブック」は、これを由来としています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>一方、ドナルド・ノーマン氏は、著書<strong>『誰のためのデザイン？ 認知科学者のデザイン原論』</strong>などで有名な認知科学者で、Webサイトのユーザビリティ研究者として有名な、<strong>ヤコブ・ニールセン氏</strong>（cf.<strong>「<a href="http://www.usability.gr.jp/alertbox/" target="_blank">ニールセン博士のAlertbox</a>」</strong>／株式会社イード運営）と共にニールセン・ノーマン・グループという会社を設立しました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>このご両名には、<strong>一時、米Apple社でフェロー（特別研究員）として働いていたという共通点</strong>があります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さて、前置きが長くなりましたが、ここで当社で提供しているWebサイトの品質管理の一部をご紹介させて頂きます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote>
<p><strong>あることをしたのに一見なんの結果も起こらないと、その行為がなんの効果ももたなかったかのように結論しがちだ。そこで、もう一度やってしまう。</strong></p>
<p><strong>／『誰のためのデザイン？ 認知科学者のデザイン原論』（D.A.ノーマン著）</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>これは先に紹介した本からの引用ですが、こういった経験ってたまにありませんか？</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Webサイトで例えると、だいぶ昔からよくある問題ですが、メールフォームの送信ボタンや、ECサイトの購入（決済）ボタンを2回押してしまう行為等です。画面が切り替わるのが遅かったり、送信中であるという何かしらの表現が表示されないと、ユーザーは「きちんとボタンが押されて（クリックできて）いなかったのかな？」と勘違いして再度押してしまう。そうすることで、2通同じメールがいってしまったり、場合によっては重複決済されてしまったりしてしまうというものです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>こうしたWebサイトのコンバージョン（成約）に直結するような重要かつ、ヒューリスティックなアプローチで解決できることに関しては早くから整備をおこないました。広義で言えば、<strong>「情報デザイン」、「インタラクションデザイン」、「ユーザーエクスペリエンスデザイン」</strong>に括られる分野の話なのかもしれませんが、狭義で言えば、例えば<strong>「EFO（Entry Form Optimization＝エントリーフォーム最適化」</strong>といった施策があります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>以下、当社の公式サイトのお問い合わせフォームをご覧ください。</p>
<p><a href="https://www.freesale.co.jp/inquiry/form01/fmail.cgi" target="_blank">https://www.freesale.co.jp/inquiry/form01/fmail.cgi</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>最初の設問のチェックボックス部はクリックすると背景と色差のある色を表示させてクリックされたかどうかを分かりやすくしてあります（iPhone版も同様）。フリガナも情報として頂きますが、ご担当者名を入力するとフリガナが自動反映されるようになっており、極力入力される方のストレスを減らすようにしています。半角数字で入力頂きたいところは、本来IMEコントロールを行い自動的に半角数字モードに切り替えたいところですが、様々なブラウザに対応させるために、カーソルを外すと全角数字で入力したものでも半角数字に自動変換されるようにしています。入力漏れがあった際にも分かりやすいようにしてあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>他にも、見た目には分かりませんが、制作者視点で工夫がしてあります。例えば、メールフォーム上で実際に表示されている設問項目名と、メールが送られた際に管理者に届くメール内の項目名とが一致するようにシステム化しているので、制作者のミスで不一致となるようなことはありません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>皆さんの会社のWebサイトのメールフォームはどうなっていますか？</p>
<p>そのメールフォームを使用する人が、どれくらいインターネット利用に熟練した方が主となるのか分かりませんが、なるべく手間や疑問は与えたくないですよね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>当社ではこのメールフォームを<strong>「Fmail」</strong>と名付けて自社開発しました。</p>
<p>毎月100サイト近くのWebサイトを制作・納品しておりますが、その影響を考えると、他社が配布しているメールフォームプログラムの企業ライセンスを取得して提供したり等他社依存となったり、Webサイトの制作者に個人依存した設計となっていると、お客様に対してより良いものが提供できない可能性があるからです。</p>
<p>また事故が増えるということはそれだけ対応に要する時間がかかるということで、結局は当社側に負担があるのはもちろんのこと、巡り巡って既存のお客様に提供でき得る時間を削ってしまうことになるので、予測できる事故（不良）が出ないような仕組みにすることは大変重要だと考えています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote>
<p><strong>お客様のITシステムで故障が起きた場合、速く解決して怒るお客様はいない。そして、コスト面からは、早く修復すればサービスにかかるコストはそれだけ安くなる。CSの向上と業績の向上は、両立するというよりも、ダイレクトにリンクしているのである。キーワードは「スピード」である。</strong></p>
<p><strong>／『サービス品質革命　「顧客とともに、CSを超えて」NECフィールディングの挑戦！』（高橋安弘著）</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>もちろん、納品前には機能面でエラーがないかどうかチェックをする専門工程を設けています。</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" src="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/error.jpg" alt="error.jpg" width="400" height="267" /></span>
<p>&nbsp;</p>
<p>上記はCS本部内の暗黙知を共有するための社内向けポータルサイトのキャプチャーです。</p>
<p>以前に<a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2008/09/post-15.html" target="_blank">このコラム</a>で書いた、リクルート社の「ナレパラ」に想を得て開発・運用を開始したものです。</p>
<p>ここで紹介しているページの内容ですが、納品前チェックの工程で、<strong>QC（Quality Control＝品質管理）チーム</strong>の専属スタッフが、決まった項目を検査していくのと同時に修正を行います。検査合格したWebサイトは、お客様への納品時に送付されるWebサイトデータが入ったCD-Rジャケット部に添付されるチェックシートにチェックが入る流れとなっています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>・ヒューリスティック評価法の99％は間違っている？ ／HCD-Net通信 #15（「Web担当者Forum」,2009年8月19日）</strong></p>
<p><strong><a href="http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/08/19/6058" target="_blank">http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/08/19/6058</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>提供するWebサイトの規模や予算の都合もあって、一般のユーザーに設計上の問題を指摘してもらうユーザーテストまではおこなっていませんが、上記のように定期的に品質管理チームからWebディレクター側へフィードバックを返すことで、同じミスを繰り返さないような工夫をしています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>他にもいろいろ書きたいことはあったのですが、長くなってしまうので、この辺で終えたいと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>このようにして、当社CS本部では、<strong>「生産管理のQCD」</strong>として、ISO9000やプロジェクトマネジメントの考え方の基本（cf.<strong>「PMBOK（Project Management Body Of Knowledge）」</strong>）などにもあるように、製造業とは異なるものの、<strong>QCD――、すなわち、品質 (Quality)、コスト (Cost)、納期 (Delivery)</strong>が回るように各担当責任者がしっかり管理するという方針をとっています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、冒頭でもApple社を引用しましたが、Webサイトも製品とすれば上記のような品質管理基準があるのは当然かもしれませんが、Webサイトが難しいのはその後の運用があるということです。</p>
<p>もちろん、例えばiPhoneや、Webシステムのように、納品後も保守や瑕疵担保責任が発生することはありますが、当社の場合はその後も長くお付き合いをしてゆく前提でご契約頂くため、お客様がそのWebサイトから何かしらのベネフィットを得て頂かないとメリットを感じて頂けません。</p>
<p>乱暴な言い方をすれば、通常の製品を購入してうまく使いこなせなかったり飽きてしまった場合、高額なものなら我慢して使い続けたりするでしょうし、安価なものならそのままにしておいてしまうと思います。</p>
<p>企業のWebサイトとなり、保守・運用も費用対価を頂いて提供してゆくとなると、初期出荷状況が良ければそれで良いということにはならず、その後も市場変化に応じて様々なアドバイス、改善提案を続けていくことが求められてきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「QCD」だけ徹底していても解決されないため、CS本部ではそれらに加えて「S」についても注力してゆくこととしました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この「S」は、製造業等で言えば<strong>「安全（Safety）」</strong>になるのですが、当社の場合は<strong>「サービス（Service）」</strong>と定義付けました。「サービス」分野についても他の業種にまで目を配れば、十分に管理、科学、イノベーションされたものが存在します。</p>
<p>Web業界でも採用できるスキームがあれば、当社では積極的に採用してきました。まだまだ発展途上の部分もありますが、「S」部分の紹介についてはまた機会を得た際にでも。今回のコラムはこの辺で。</p>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote>
<p>企業にとって、消費者や顧客との関係を強化し、その関係を長期間にわたって維持することは、その企業と長い間取引をしてくれる消費者や顧客を増やすことでもあるので、極めて重要なことであることは言を待たない。では、企業が消費者や顧客との関係を強化したり、長期間維持したりするにはどうすればいいのだろうか。これには、企業が消費者や顧客との間で、常にリレーションシップを図る以外に方法はない。そして、企業がこの重要なリレーションシップを図る方法の一つが、電話の機能を利用したコールセンターの設置なのである。すなわち、コールセンターとは、電話を使って消費者や顧客の開拓や接触を行う専門の集中化された機能を持つ組織のことである。かくして、コールセンターは、消費者や顧客が必要なときに、気軽に問い合わせをしたり、相談したりできる機能と、企業側で任意に選んだ消費者や顧客に対して、見込み客を開拓するためのアプローチができる機能の二つの機能が統合されていることが必要であるとともに、大量にかかってくる電話に対する迅速な処理能力と消費者や顧客のいろいろな相談ごとや要求に対応していける高度な業務処理スキルを持った担当者の配置とコンピュータによる情報処理能力を備えていることが必要条件となる。</p>
<p>／『「顧客の声」を天の声にする会社―売りっぱなしは許されない! 花王の「消費者相談窓口支援システム」に学ぶ』（小西一生,禰津時男共著）</p>
</blockquote>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>本田宗一郎没後20年、当社設立10周年の今年に挑戦したいこと ~「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」~</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2011/08/post-69.html" />
    <id>tag:www.web-consultants.jp,2011:/column/ogawa//2.1587</id>

    <published>2011-08-28T06:19:39Z</published>
    <updated>2011-08-29T00:50:11Z</updated>

    <summary> 私の過去などは、現在を成功というならまさに失敗の連続で、失敗の土台の上に現在が...</summary>
    <author>
        <name>小川　悟</name>
        
    </author>
    
        <category term="IT市況" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="その他" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="仕事日記" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/">
        <![CDATA[<blockquote>
<p><strong>私の過去などは、現在を成功というならまさに失敗の連続で、失敗の土台の上に現在がのっかっているようなものである。</strong></p>
<p><strong>／『俺の考え』（本田宗一郎著）</strong></p>
</blockquote>
<p>今月、8月5日は、本田技研工業株式会社の創業者、<strong>本田宗一郎の没後20年</strong>にあたる日でした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Gaba こどもマンツーマン英会話が7月におこなった「<a href="http://www.gaba.co.jp/companyinfo/release20110802.html" target="_blank">子どもの教育に関する保護者の意識調査</a>」によると、今年の夏休みに子どもに読んでほしい有名人の自伝・自叙伝を聞いたところ、<strong>本田宗一郎の『夢を力に』</strong>が1位になったそうです（Gabaマンツーマン英会話調べ）。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>『夢を力に』は、本田宗一郎の自叙伝（日経新聞「私の履歴書」に連載した内容）と、語録（社内報等に寄せた文章）、年譜などがコンパクトにまとまっているので偉大な経営者の遺した軌跡をざっくり振り返ることができ、かつ、ご本人の書かれた言葉がそのまま読めるということで、どこか身近に感じることもできる本ですね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>今は日本の自動車メーカーも、若者の車離れだとか円高等の影響もあって、世界を相手に競争するには苦戦する側面もあるのかと思いますが、日本のものづくりが世界を牽引し高度成長を果たした時代に崇高な思いを掲げて時代を切り拓いていった経営者たちの遺した言葉は、現在の日本のように世界中から品定めを受けるような時代になって深い含蓄をともなって聞こえてくることがあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>先日は、ベトナム出張時のことなどについて触れましたが、ホーチミンの街をタクシーで移動していると、平日の朝や夕方などは特に、道を行き交うバイクの群れに圧倒されることは度々ですが、そのバイクの多くが<strong>"HONDA"</strong>であることも気になってはいました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ベトナムは昨今の経済成長を見ていて不思議に感じることもあるのですが、いまだに地下鉄が走っていないためにか（現在、日本のODAで工事着工し、2016年運用開始で進められているそうです）、交通手段はバイクがメインであることもあって、自動二輪車に強いホンダが主流になっていることに合点はいきます。殊ベトナム国内にあって、市場調査会社の発表する統計で言えば、有名ブランド調査で「HONDA」が全業種中で1位の座をキープしています。また、ベトナム以外の新興国でも「HONDA」ブランドは人気があるそうです。一時代に比べ、<strong>「MADE IN JAPAN」の持つブランド力</strong>が弱くなってきていると言われる中、消費者から信頼されるものづくりを続けているのはすごいことだと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さて、8月、お陰様で当社は設立10周年を迎えました。</p>
<p>5日には、社内イベントですが、10月に予定している社員総会に先駆けて、まずは管理職だけで記念パーティーが催され、数年来ともに仕事をしている同志らと祝い合いました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>今期の経営テーマは<strong>「全員アドベンチャー」</strong>。<strong>「挑戦」</strong>がキーになってきます。</p>
<p>今後迎える新しいフェーズも今まで以上に飛躍していけるように、現在課題となっていることを克服してゆくことと同時に、新しいことにも挑戦していきたいと思います。失敗を恐れていては、いつまで経っても<strong>「自身が出来る範囲の仕事」</strong>しか経験を積めません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>冒頭で触れた『夢を力に』の中で、本田宗一郎語録の<strong>「三つの喜び」</strong>というのが書かれています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>「作って喜び、売って喜び、買って喜ぶ」</strong>というものですが、当社も車やバイクではないですが、Webサイトを作り、売って、買って頂くというスキームは同じですから、没後20年の年、CS本部でも改めて意識を高く持ってサービス品質の抜本的な向上に挑戦していきたいと強く感じました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote>
<p><strong>あるメーカーの自動車は、二十年来ジョイントがガチャガチャいっている。そこには優秀な技術屋もたくさんいるはずだ。そしてその音を聞いている。それなのに直らない。どうして直らないかといえば、僕は道徳の欠如だと思う。こんな品物を出して申訳ないという道徳的な気持ちが少しでもあれば、シロウトでも直るはずだ。（『ざっくばらん』より）</strong></p>
<p><strong>（中略）いくら九九パーセントよい商品がつくれても、自慢にもなんにもならない。もし、一パーセントでも悪い車ができたら、その車にあたったお客さんにとっては、一〇〇パーセント悪いことになるのだから、「工場というのは、最低一〇〇パーセント、理想的にいえば一二〇パーセント合格しないと話にならない」</strong></p>
<p><strong>／『わが友 本田宗一郎』（井深大著）</strong></p>
</blockquote>]]>
        
    </content>
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    <title>中小・ベンチャー企業も注目するASEAN市場 ~アジアビジネス関連セミナーや、ベトナム出張を通じて~</title>
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    <published>2011-07-30T07:59:25Z</published>
    <updated>2011-08-03T13:25:38Z</updated>

    <summary> それにつけても思い出すのは、ある開発途上国に出かけていった二人の靴セールスマン...</summary>
    <author>
        <name>小川　悟</name>
        
    </author>
    
        <category term="IT市況" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="マーケティング" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
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        <![CDATA[<blockquote>
<p><strong>それにつけても思い出すのは、ある開発途上国に出かけていった二人の靴セールスマンの話である。一人のセールスマンは本社に次のような電報を打った。「当地にて靴を履く者皆無。セールスの見込み全くなし」。もう一人のセールスマンの電文はこうだった。「在庫の靴全部送れ。当地の住民は皆裸足。市場として絶対有望」。</strong></p>
<p><strong>／『MADE IN JAPAN わが体験的国際戦略』（盛田昭夫,下村満子,E・ラインゴールド共著）</strong></p>
</blockquote>
<p>今回のコラムは私個人の話から始めさせて頂きますが、7月はアジアビジネスに関する多くのセミナー、イベントに参加しました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>7日はブレインワークスグループ主催<strong>『Asia Business Conference』</strong>、10日にはベトナム人留学生の集いのイベント、翌11日は日経新聞社主催の<strong>『</strong><strong><a href="http://esf.nikkei.co.jp/e/event.asp?e=00476" target="_blank">グローバル</a></strong><strong><a href="http://esf.nikkei.co.jp/e/event.asp?e=00476" target="_blank">リーダーズフォーラムキックオフセミナー</a>』</strong>、20日には東京商工会議所主催の<strong>『中小企業のための国際展開セミナー』</strong>、そして、月末には当社代表の木村とベトナム出張をし、見聞したことも多いため、個々の詳細は割愛させて頂くものの、各所で感じたことなどを包括して感想を述べさせて頂きたく思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a onclick="window.open('http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/assets_c/2011/08/vietnam-094-138.html','popup','width=800,height=176,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false" href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/assets_c/2011/08/vietnam-094-138.html"><img class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" src="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/assets_c/2011/08/vietnam-094-thumb-400x88-138.jpg" alt="vietnam-094.jpg" width="400" height="88" /></a></span>
<p><span style="color: #0000ff;"><span style="font-size: x-small;">※ホーチミン出張時、空き時間に行ったBitexco Financial Towerのスカイデッキにて。入館料に20万ベト​ナムドン（約757円）かかる。地上68階、高さ265.5m（​六本木ヒルズ森タワーは、地上54階、高さ238m）、周辺はま​だまだ発展の余地を多く残していると思う。</span></span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>月末には私にとって3度目となるホーチミン出張がありました。</p>
<p>今さらながら不思議に思ってしまうことがあります。ファーストフード店で言えばロッテリアやKFCはあってもマクドナルドはありません。日本製インスタントラーメンと言えば日清食品製品は現状まだ市場浸透しておらず、エースコック製品が並んでいます（日本国内のシェアでは10%を切るがベトナム国内ではシェアNo.1）。ブランド利用者数で見ると<strong>「Honda」</strong>が海外勢やベトナム国内ブランドを退け1位（交通手段はバイクがほとんどであるため）。しかし、個人宅に行ってテレビや洗濯機等の家電製品をチェックすれば、ソニーやパナソニックではなくサムスンやLG等の韓国勢が多かったり。当然ながら日本人の感覚からすると、まだ何となく違和感を感じます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>他にも、ベトナム初のモッツァレラチーズの生産販売（cf.ブログ<strong>『<a href="http://ameblo.jp/masukodagama/" target="_blank">毎度おおきにホーチミン。</a>』</strong>／masukodagama氏）はつい最近の話だったり。地下鉄は走っていないし、ホーチミンだけで700万人以上いるのにボーリングやビリヤード、ダーツ、カラオケといった娯楽施設も極少数で、ゲームセンターなどはありません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>日本で当たり前のことがベトナムでは当たり前じゃない</strong>こともしばしば。どれも小さな話のようですが、日本国内にいると体感できないことばかりで、こういったことはベトナムに限らずどの国でも起こり得る話でもあると思いますが、実際に現地に赴くか、中長期で滞在しないと気付かないことも多いです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さて、<a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2011/06/post-67.html" target="_blank">前回のコラム</a>でも書きましたが、今の日本における少子高齢化、人口減少、成熟社会、内需縮小、円高、エネルギー問題といったマクロ的指標で見た際のリスク要因に対する措置としては、長期的視点を求められる大企業の方が早く手を打っていると思うのですが、3.11の震災以降は中小・ベンチャー企業にとっても、業種・業態によって経営的煽りを受ける企業も多くあり、海外進出、殊アジアを中心とした新興国への進出・進出検討が増えていると聞きます。それは、先に書いたようなセミナーやイベントが多く主催されたり、テレビのニュースや特番などで度々テーマとして扱われるようになってきた風潮からも感じ取ることができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>極めつけは、11日に発売された<strong>『週刊東洋経済』（特集：「<a href="http://www.toyokeizai.net/shop/magazine/toyo/detail/BI/5ddd61c19791e6eb436f91f6c98cc086/" target="_blank">6億人の消費市場を狙え！ ASEAN</a>」）</strong>でしょう。本誌のアジア特集ならば、近年の中国台頭などもあって以前にも特集されたことはありましたが、今回はASEAN――、つまり東南アジア特集です。今の東南アジアが、ビジネス誌の切り口でどのように語られるのか興味がわき手に取ってみたものでした。</p>
<p>誌面には、ASEAN諸国の国土面積や人口、GDP、PC・携帯普及率、消費力、日系企業の進出社数を比較したデータや、宗教や文化、法律、基幹産業、インフラ、国民性など、地政学的観点も踏まえて分析した上で「こう攻める」と箇条書きで書かれた戦略指南などがコンパクトにまとめられていて、興味本位で見るだけでも楽しめる構成になっていました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ビジネスの側面におけるASEANの市場機会として、<strong>「（中間層が増大しつつある、6億人の）消費市場」、「（チャイナプラスワンとしての）生産拠点」、「中国・インドという2大新興国を中心とした商取引上の中継地点」</strong>が挙げられるかと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>確かに人口をとってみても、国力の指標の一つになり得ると思います。アジアでは世帯可処分所得が年間5,000ドル以下の、いわゆる「低所得層」が6割以上いると言われます。<strong>『コア・コンピタンス経営―未来への競争戦略』</strong>を書いた、<strong>故C・K・プラハラード氏</strong>が<strong>『ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略』</strong>の中で、<strong>「Bottom of the Pyramid」</strong>と呼んだ――、最近では<strong>「Bace of the Pyramid」</strong>（BOP）と言い換えられた、つまり、世界に40億人いると言われる、1日あたり2ドルで生活する貧困層へ向けたビジネスも近年注目を浴びているようですが（cf.<strong>『ＢoＰビジネス戦略 ―新興国・途上国市場で何が起こっているか』</strong>／野村総合研究所著）、これも人口という市場規模をベースとした考え方かと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>他にも、諸外国から<strong>格安航空会社（LCC=Low-Cost Carrier）</strong>が就航し、全日空・日航も新会社を設立・検討段階に入ってきていたりと、私たちの生活に身近なところでも変化が起きています。日本へ訪れる外国人観光客が増える期待が高まりそうな一方で、旅行代理店などでは航空券手配時に利用されなくなり収益低下を招くことも考えられそうです。私もどんなものか試しに、今夏計画しているプライベート旅行で旅程の一つを<strong>エアアジア</strong>で予約してみました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>前回のコラムでもお伝えしたように、今後の日本のビジネスシーンでは、製造業だけでなく、IT/Web業界やサービス業界、その他の業界であっても、アジア進出の機運が高まってくるような気がしています。それは、先進国である日本に元気がなく、逆に新興国、とりわけ対日感情の良いASEAN諸国が若くて勢いがあり、成長の伸びしろがあるように思えるのと、既に業界を代表するような勢いのある日系企業が市場を取りにいっているからです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>cf.</strong></p>
<p><strong>■「中小企業経営者500名へ海外進出に関する調査報告」</strong></p>
<p><strong><a href="http://www.miraiz.co.jp/release2999.html" target="_blank">http://www.miraiz.co.jp/release2999.html</a></strong></p>
<p><strong>■ASEAN主要6か国における対日世論調査（外務省,2008年）</strong></p>
<p><strong><a href="http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/h20/5/1179515_907.html" target="_blank">http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/h20/5/1179515_907.html</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>当社でも、今後増えてくるだろう中小・ベンチャー企業様のアジア進出時の、Webやネット広告に対するご期待にも応えられるように、当社でもそういった事例を増やしておきたいと思いました。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>グローバル競争時代に突入するIT・Web業界 ~アジア進出をされている企業様と情報交換する中で感じた期待感と危機感~</title>
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    <published>2011-06-29T15:09:23Z</published>
    <updated>2011-07-04T02:11:16Z</updated>

    <summary> それでも僕はあの時、海外に出て行って本当に良かったと思っています。世界の中での...</summary>
    <author>
        <name>小川　悟</name>
        
    </author>
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/">
        <![CDATA[<blockquote>
<p><strong>それでも僕はあの時、海外に出て行って本当に良かったと思っています。世界の中での日本の位置、海外の国々が日本をどう捉えているかなど、日本にいる時は先入観で曇って見えなかったものが、海外に出て揉まれる中で見えるようになったからです。</strong></p>
<p><strong>／『この国を出よ』（大前研一・柳井正著）</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>今日29日は<strong>「<a href="http://atnd.org/events/16746" target="_blank">第7回 アジアンプレナーズサロン</a>」</strong>という、アジアでビジネスを展開している起業家・経営者の集まりに参加してきました。刺激になったことが多かったので、感動冷めやらぬ内にそこで感じたことなどを共有させて頂きたいと思います。</p>
<p>同サロンに参加させて頂くのは、前回の<a href="http://atnd.org/events/15551" target="_blank">第６回</a>に引き続き、今回で2回目となります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>今回のサロンは<strong>「インドネシア特集」</strong>でした。サロンの紹介ページには、<strong>「人口2億3,000万人、Facebookユーザー3,000万人（アメリカに次ぐ世界2位）のソーシャル大国インドネシア」</strong>とあります。ちなみに、日本の人口は約1億2800万人、日本国内のFacebookアクティブユーザー数は約380万人です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>cf.「<a href="http://blogs.itmedia.co.jp/saito/2011/06/mixi-twitter-fa-893d.html" target="_blank">mixi, Twitter, Facebook 2011年5月最新ニールセン調査、Facebook利用者820万人へ 2011/06/20 ニールセン/VRI 国内アクセス調査</a>」（In the looop：ITmedia オルタナティブ・ブログ）より。</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><br /></strong></p>
<p><strong>「<a href="http://www.socialbakers.com/facebook-statistics/" target="_blank">Socialbakers</a>」</strong>の統計では、インドネシアのアクティブユーザー数は3,800万人を超えており、日本の10倍の利用者がいることになります。日本にはmixiなど、他の先行するSNSの利用者がいるので、殊SNSの浸透度ということで言えば同様の市場規模とも言えるかもしれませんが、インドネシアでそれほどの利用者がいるというのは意外にも感じました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私はずっと日本にいて、世界の動向などもテレビや新聞、インターネットで見るか、極まれに旅行や出張で海外に行くことがあっても、そのときだけの断面を切り取ったような現実しか見ることはありません。</p>
<p>しかし、今こうしている間にも、アジアのFacebookユーザーだけで言っても、各国で利用者数が増え続けているわけです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>昨年、当コラム「<a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2010/10/post-57.html" target="_blank">不況期の「Web戦略アウトソーシング」のすすめ ~「SoftBank Days 2010～iPadが変えるワークスタイル～」等の外部セミナーを聴講して~</a>」の中で「淘宝網（タオバオ）」や「楽酷天（らくてん）」に触れて以降も、DeNA社が「モバゲータウン」ブランドを「Mobage」と海外展開を意識して改称したり（昨年、海外向けのiPhone、iPod touchアプリとコミュニケーションスペース「MiniNation」を展開、先日は韓国に現地法人設立）、スタートトゥデイ社（cf.「ZOZOTOWN」）はソフトバンクと共に中国、香港、韓国と出店、楽天はインドネシアとブラジルへ進出、サイバーエージェント社はグローバルサイトオープン、アドウェイズ社はベトナムにオフショア開発センター設立、アイレップ社やアウンコンサルティング社がアジア企業と協業したという旨のリリース、その他、ベトナムやカンボジアへの日本企業の進出・投資が加速してきているといった日本企業のアジア進出に関する記事が、私自身の関心が高まっているからというのを差し置いたとしても、よく目に飛び込んでくるようになったと感じています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>メーカーや製造業などが新興国に工場を設立したりする話は今までにも多く見聞きしていましたが、最近ではサービス業、インターネット系企業の進出も随分増えてきたと思います。これら有名企業がアジア（海外）進出を積極的におこなったり、グローバルサイトを開設したり、また、海外進出・現地法人設立支援サービスや投資が加速したりする事実を見ていると、オフショア化によるコストダウン以外にも、「そこに市場があるから？」という思いにも駆られてきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>例えば、最近オンエアしているソフトバンクのCMで、「何これ、ここどこ!?」と驚くようなシチュエーションのものがあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>cf.<a href="http://smap.softbank.jp/" target="_blank">SMAP in Singapore | ソフトバンクモバイル</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>こちらのCMは、シンガポールに昨年できた「<a href="http://www.marinabaysands.com/" target="_blank">MARINA BAY SANDS</a>」というホテルが舞台となっています。</p>
<p>シンガポールの昨年の経済成長率は脅威の14.4％。国土面積は東京23区より少し大きいくらい、人口も500万人弱の都市国家とはいえ、<strong>「観光立国（The VISIT JAPAN program）」</strong>を目指す日本が真似したいと思っても、あのような立地を活かしたホテル建設などはちょっと難しそうです。国が小さいながら、国の収益を高めるための措置を採っているんでしょうね。実際、前回参加した「<a href="http://atnd.org/events/15551" target="_blank">第6回 アジアンプレナーズサロン</a>」の席でも、シンガポールは国全体が一つの会社のような政策で収益性向上に努めて成功しているといったお話がありました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>少し気にかけるだけでこの程度の情報はすぐに入ってくるのですが、現実はもっとアクティブなのではないかと想像しています。日本でずっと生活していると、一部の人は違うのかもしれませんが、世界各国の政治や経済、文化といったものにそこまで意識を向けなくても生活に困らないような気もしてきます。むしろ国内の情勢の方が気になって、関心もそちらに向きがちです。ところが、その自国の情勢も細かいところまで把握できているかと言われるとそうでもありません。大企業に新卒で入社したばかりの社員が、自社の財務状況や他社の動向について想像し得ないのと同じように、この国の中だけにおいても、自身の知らないことというのは意外に多いものです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「失われた20年」と言われて近年日本は低成長を続けてきて、昨年には国の借金が900兆円を突破したという財務省の発表がありました。20年前の借金は300～400兆円なので、20年で3倍近くに増えた計算となり、震災後のGDP比で見ると200％近くになっています。この間、国民所得が増えて贅沢な暮らしをしてきたとか、将来的に所得が上がってゆくような投資活動をおこなってきたのなら借金も致し方ないとなるのかもしれませんが、所得水準は昨今では20年前とほぼ変わらない数字になっていますし、所得が増えていきそうな投資というのも思い当りません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>我が国日本も、ようやくプラスへ転換するか？と言われていた矢先に震災の影響を受けて、復興特需に期待するしかない状況になっています。また、消費税増税の是非が議論されていますが、冒頭で挙げた<strong>『この国を出よ』</strong>の中で大前研一氏が言及されている見解では、消費税1%あたり、2~2.5兆円ほどに該当するのだそうです。財務省で公開している国の借金の現状や、歳入と税収の関係図などを見ると、消費税増税だけでは国の借金を減らすことには大変な時間がかかりそうな気もしてきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>■3.国の借金の現状は？ :: テーマから調べる:: 調べる :: 日本の財政を考える（財務省）</strong></p>
<p><strong><a href="http://www.zaisei.mof.go.jp/theme/theme3/" target="_blank">http://www.zaisei.mof.go.jp/theme/theme3/</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>まして、昨年の国勢調査の結果、<strong>日本の総人口に占める65歳以上の高齢者の割合（高齢化率）が23.1％に上昇し、過去最高を更新</strong>したとニュースにもあるように、日本は世界でも有数の高齢者比率の高い国で、さらに新興国よりも手厚い社会保障がある分、それにかかるコストも相当なものであると想像します。例えば今から4年前の記事ですが、以下のようなものがありました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>■ベトナムの知られざる実像(2)　30歳未満が全人口の6割以上，ソフト技術者は3本の指に入る人気職種（ITpro）</strong></p>
<p><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070215/262102/" target="_blank">http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070215/262102/</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>先述のベトナムと、日本の人口ピラミッドの対比が出ており、分かりやすいため引用させて頂きましたが、日本がこれから先迎えることになる状況を想像してみると、<strong>「ゆりかごから墓場まで」的政策</strong>を進めれば進めるほど、より一層の社会保障コスト増になることが明白ですが<strong>（cf.「英国病」）</strong>、それを支える若年層の割合が少ないことに懸念も感じます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>当時、<strong>ベトナムの国全体の平均年齢は27歳、中国やタイが34歳、日本は45歳</strong>と言われたことがありましたが、国全体を一つの会社と捉えると高齢者で構成される日本ほど他国よりも<strong>高い生産性、高付加価値を生み出す仕事</strong>をしていかないと、いわゆる人件費率の異様に高い会社のようになってしまいそうな気もします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ベトナムやインドネシアのような新興国では、日本に比べればまだまだGDPや国民所得も少なく平均賃金も低いですが、技術力や生産効率自体が相応かと言うとそういうわけでもありません。むしろ、製造業だけでなく、IT産業も今後、製造工程をオフショア化させてゆくことが加速していけば、技術力や生産効率自体は日本より勝ってくる可能性も考えられます。当社代表の木村の<a href="http://www.web-consultants.jp/column/kimura/2011/06/post-35.html" target="_blank">こちらのコラム</a>からも引用すれば、「加工」「組み立て」の工程がそれに当たると思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私の所属するCS本部の業務内容にこうした業務も含まれるため、今、IT業界全体が、かつて製造業が迎えたのと同じように大きな転換期を迎えていると思いますし、私個人としても<strong>強い危機感とともに、知らず知らずの内にグローバル競争に巻き込まれた当事者になっているという思い</strong>もあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>日本にずっといると、政治や税制などに不平不満を言いながらも何とか生活が成り立ってしまうこともあって――、あたかも、時に社内での自身・自部署の立ち位置・保身や消費者不在の開発を優先して考え、お客様の方を向いて仕事をすることを外に置いて仕事をした気になってしまうことがあるように、――先人たちが築き上げた国のポテンシャルがもたらす快適さや便利さを享受できていることや、周辺国の不断の努力をついつい忘れがちで、下手をすれば本来必要な質量の、我々当事者が持つべき肝心な努力目標の基準も下がりがちになることも考えられます。</p>
<p>普通に考えると、このような今日本国民が享受できている状態を仮に既得権益と考えると、この既得権益を守ったり生活水準を引き下げないようにしていくためには、高い生産性や付加価値創出力（国際競争力）を向上し続けていくか、債務不履行（デフォルト）になるまで借金を増やしていくしかないようにも思えてきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>あまりにも自分が外の世界のことを知らな過ぎることを痛感し、せっかく今のような時代を日本でタイムリーに生きている以上、グローバル競争時代に突入したことを肌で体感できるような機会を極力多く持ちたいと考えています。冒頭でご紹介したような異業種交流会やセミナーなどは他にも多く催されているようですので、今後も関心を高く持ってウォッチしていきたいと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私たちの仕事も、お客様である企業を客観的に分析して、自社では気が付きにくい視点でWeb周りの改善提案などを企画立案、運用してゆくことがメイン業務となっています。自社の枠を飛び越えて、市場の中で俯瞰して自社を見つめ直すといった作業を外部化したい、Webサイトの構築や運用といった自社の本業外の業務は自社で抱えず業者に一括で委託したいとお考えの企業様がいらっしゃいましたら、是非一度ご相談ください。</p>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote>
<p><strong>BRICsはもちろん、インドネシアもタイもフィリピン、ベトナムも貧しいばかりだと思い込み、先進国である日本とは未来永劫に並ぶことのない国々であるという差別感情があなたの心の奥には存在していないでしょうか。（中略）そこで最も重要なことは心の奥に潜む、新興国に対する先入観や思い込みをいかに払拭できるかです。上から目線の商売は絶対に成功しません。</strong></p>
<p><strong>／『アジアビジネスで成功する25の視点』（財部誠一著）</strong></p>
</blockquote>]]>
        
    </content>
</entry>

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    <title>アイデアを形にするしくみとブレイクスルー思考 ~『アイデアのつくり方』を読んで「発想」の源泉について考える~</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2011/05/post-68.html" />
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    <published>2011-05-21T14:02:37Z</published>
    <updated>2011-05-25T09:20:45Z</updated>

    <summary> アイデアこそが広告に精神と生命を吹きこむ。広告制作者がその手腕を発揮する上で、...</summary>
    <author>
        <name>小川　悟</name>
        
    </author>
    
        <category term="IT市況" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/">
        <![CDATA[<blockquote>
<p class="MsoPlainText"><strong>アイデアこそが広告に精神と生命を吹きこむ。広告制作者がその手腕を発揮する上で、これより大切なものはない。</strong></p>
<p class="MsoPlainText"><strong>（序文より、Doyle Dane Bernbach社社長、William Bernbach氏）</strong></p>
<p class="MsoPlainText"><strong>／『アイデアのつくり方』（ジェームス W.ヤング著）</strong></p>
</blockquote>
<p>昨日20日は、仕事が終わった後に、<strong>「<a href="http://www.web-mo.jp/" target="_blank"><span style="color: #0000ff;">Web&amp;モバイル マーケティング EXPO【春】(Web-Mo 春) </span></a>」</strong>の当社出展プロジェクトメンバーの打ち上げに参加してきました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>先週末で終了した、この<strong>「Web・モバイルマーケティングに関するソリューションが一堂に集まる日本最大級の専門展」</strong>に当社が出展するのは今年で4回目でした。今回は時代を反映して、今年で第2回となった<strong>「クラウドコンピューティングEXPO」</strong>に続いて、<strong>「第1回 スマートフォン＆モバイルEXPO」</strong>が併催されるなどした関係か、5/16時点の<a href="http://www.web-mo.jp/RXJP/RXJP_SODEC_v2/documents/Full.pdf" target="_blank"><span style="color: #0000ff;">来場者数速報値</span></a>を見ると、3日間で124,000人以上の人が来場される程盛り上がったことが分かります。</p>
<p>まずは当社ブースまでわざわざお越し下さいました企業ご担当者様、お客様、お取引先様、皆さま、誠にありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。</p>
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<p>さて、本題に入ります。今年に入ってからの<a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2011/01/post-62.html" target="_blank">このコラム</a>の中で、今年の干支である<strong>「辛卯」</strong>（かのとう、しんぼう）について少し触れたことがありましたが、ポジティブな側面でとらえ直し、今年が<strong>「新しく芽が生じる年」</strong>になるとすれば、当社にとっては当たり年になるかもしれません。</p>
<p>――と言いますのも、今期第11期に当社で掲げられた経営テーマは、<strong>「全員アドベンチャー」</strong>で、この詳細については、当社代表の<a href="http://www.web-consultants.jp/column/kimura/2011/04/11.html" target="_blank"><span style="color: #0000ff;">木村のコラム</span></a>を参照頂きたいのですが、新たな価値を生み出したり、既存サービスのカイゼンや、イノベーションがテーマになっている期となっているからです。</p>
<p>今期、大きなインパクトのある事業が誕生するのが理想ではありますが、一見小さなものでも、そのカイゼンによって、お客様に喜んで頂く割合、回数、度合が向上するのであれば、巡り巡って社内スタッフのモチベーションも向上するため、そうやって良質なスパイラルを生み出すだけでも、お客様・当社の両者にとってベネフィットに繋がると考えています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>以前もこの<a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2010/09/post-59.html" target="_blank"><span style="color: #0000ff;">コラム</span></a>でご紹介した、当社が既存のお客様向けに実施している<strong>「<a href="http://www.freesale.co.jp/service/customer.html" target="_blank"><span style="color: #0000ff;">顧客満足度調査</span></a>」</strong>ですが、先般、第10期（2010年4月～3月）に納品が完了したお客様の内、アンケート回答にご協力頂きました350社のお客様から頂いたご意見の集計が完了しました。</p>
<p>「不満足」をなくすことには至りませんでしたが「満足」が５％伸びました。前回は半期分で総数が今の半分以下であったので、下半期で一層のカイゼンが進められたと自己評価しております。もちろん厳しいご意見もありましたが、どちらかと言うと「思ったより全体的に品質が悪い」というご意見は極まれで、大体が「まだ始まったばかり、これからが本番」といった期待感・ご要望に近いものであると感じました。</p>
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<span enctype="application/x-www-form-urlencoded" class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/seat.jpg"><img class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" src="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/assets_c/2011/05/seat-thumb-400x358-107.jpg" alt="seat.jpg" width="400" height="358" /></a></span>
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<p><strong>■顧客満足度調査結果</strong></p>
<p><strong><a href="http://www.freesale.co.jp/service/customer.html" target="_blank"><span style="color: #0000ff;">http://www.freesale.co.jp/service/customer.html</span></a></strong></p>
<p><span style="color: #0000ff;"><br /></span></p>
<p>そのため、上記ページ下段の方をご覧頂けるとお分かり頂けるかと思うのですが、組織再編を行い、中小・ベンチャー企業のWeb戦略をサポートする上で、最も多くの、そして強いニーズがある、<strong>納品後の運用体制</strong>を強化して、今期スタートを切りました。</p>
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<p>これらは恒常的なカイゼン業務ですが、新規事業開発支援、及び事業推進のためにも、既に当社では相応の制度が走りました。スタッフからの新規事業提案をフォローする仕組みです。「挑戦」することに尻込みしてしまうスタッフも、こうした仕組みでカバーされるのではないかと感じています。このように社内制度化することで、推進力を得ようとする企業様は多いですよね！</p>
<p>「じんつく」というサイトは、眺め見ているだけでも「へぇ～」という気分になります。</p>
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<p><strong>cf.じんつく－みんなで作る人事制度図鑑－</strong></p>
<p><strong><a href="http://jin29.jp/" target="_blank"><span style="color: #0000ff;">http://jin29.jp/</span></a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>上記にもあるかもしれませんが、こうした社内ベンチャー設立支援、新規事業・商品開発の支援制度の類で直感的に想起するのは、リクルート社の<strong>「New-RING」</strong>、セプテーニ社の<strong>「ひねらん課」</strong>、GMOインターネット社の<strong>「夢手帳立候補制度」</strong>、サイバーエージェント社の<strong> 「ジギョつく」</strong>、他にもちょっと系統が異なりますが、ミクシィ社の <strong>「One Day Free（ODF）」</strong>や、グーグル社の<strong>「20％ルール」</strong>等々でしょうか。このような<strong>「しくみ（社内制度等）」</strong>が、多くのユーザーに愛される商品・サービスを生み出してきた事実もあるのでしょうね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ただ、いくら<strong>「しくみ」（社内制度等）</strong>が整備されても、その<strong>しくみを活用するのはやはり「人」</strong>です。本質的な理解が求められることはもちろん、そもそもの知識や情動のようなものがなければ、良いアイデアも出てこないかもしれません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>孫正義氏がかつて<strong>「Bit Style」</strong>という会合でおこなったスピーチの内容について、過去私もこのコラム（cf.「<a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2008/02/10.html" target="_blank">クロニクル「インターネット業界10年史」 ~まるでビッグバンのように、超高圧な一点の意志からその広大無辺な市場は生まれた~</a>」）の中で引き合いに出したことがありましたが、そこで孫氏が、<strong>ビジネスを成功させるために必要な条件</strong>を４つ挙げて未来の起業家たちにエールを贈ったエピソードが有名です。</p>
<p>その４つとは、<strong>「志」、「アイデア」、「仲間」、「資金」</strong>でした。この内、今回は<strong>「アイデア」</strong>について少し掘り下げて考えてみたいと思います。</p>
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<p>冒頭に、<strong>ジェームス W.ヤング氏の『アイデアのつくり方』</strong>の一節を引用しました。発想法に関する古典的作品と言われています。著者自身、広告業界の人ですし、序文を寄せたウィリアム・バーンバック氏も同じく広告業界の人です。広告業界では研修時に発想法について学ぶ機会もあると聞いたことがありますので、読まれる方も多いのかと想像します。</p>
<p><br />著者は、アイデアをどのようにして発想し得るか、その方法について、公式化したり、発想する技術があるのではないか？といった仮説を立てます。そして、<strong>「アイデアは新しい組み合わせである」</strong>という見地に達します。この原理は今の時代でも、識者によって語り継がれています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote>
<p class="MsoPlainText"><strong>何かを考えるときには、まず既存のアイデアが自分の頭に入ってきて、それが組み合わさって「新しい」アイデアになり、そして企画という実現可能なカタチになる。この流れで知的作業が進んでいくようです。</strong></p>
<p class="MsoPlainText"><strong>／『考具』（加藤昌治著）</strong></p>
<p class="MsoPlainText">&nbsp;</p>
<p class="MsoPlainText"><strong>新しいアイデアは、世界のアイデアとあなたのアイデアをかけあわせた（&times;）ところから生まれます。あなたが＜アイデアのかけ算＞の達人になれますように！</strong></p>
<p class="MsoPlainText"><strong>／『アイデア&times;アイデア』（田口元著）</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>そういった意味で、ヤング氏も書かれていますが、原理原則に気付くことが重要なのだと感じました。「アイデア」ベースのネットサービスはこの10年間でも実に多くリリースされてきたと思います。最近の日本でも話題に出ることの多い、Facebookやザッポスの前身サービスも「アイデア」ベースでした。日本でも例えば<strong>「<a href="http://www.bijint.com/" target="_blank"><span style="color: #0000ff;">美人時計</span></a>」（cf.「<a href="http://pc.bijintenki.jp/" target="_blank">美人天気</a>」）</strong>などがあると思います。こちらも、<strong>「美人」（男女共に興味対象）＋「時計（天気）」（日常的に利用されるもの）</strong>という既にあるものの組み合わせとなっていますね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>『世界が恋した美人時計 大ヒットサービスが生まれたヒミツ』（中屋 優大,橋本竜著）</strong>という書籍に、サービスの成立背景が書かれています。</p>
<blockquote>
<p class="MsoPlainText"><strong>「美人時計は、思いつけば誰でもできた」</strong></p>
<p class="MsoPlainText"><strong>「流行ったのはまぐれだよ、運がよかったね」</strong></p>
<p class="MsoPlainText"><strong>そう耳にタコができるくらいに言われました。確かに運には恵まれていましたが、運は流行るところに訪れるもの。その運に気づくことができるか？摑まえられるか？摑まえて活かした結果が、よくみんなが口にしている運が良かったということ。</strong></p>
<p class="MsoPlainText"><strong>／『世界が恋した美人時計 大ヒットサービスが生まれたヒミツ』（中屋 優大,橋本竜著）</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>確かに、自分では思いつきそうで思いつかなかった、もしくは思いついたが実行に移せなかった、結果を出せなかったサービスで他者に先を越されたとき、一瞬悔しいと思う感覚は誰しもにあると思いました。</p>
<p>しかし、イケダハヤト氏の<strong>『<a href="http://www.ikedahayato.com/?p=3422" target="_blank"><span style="color: #0000ff;">実行スピードが価値になる時代</span></a>』</strong>というコラムに目を通して、万が一悔しいと思うことがあっても、これは納得するなと思いました。<strong>「アイデア自体にもはや価値はない」</strong>という考え方です。10年くらい前に、<strong>「情報（化）社会」</strong>と言われて<strong>「情報がお金になる」</strong>時代がありましたが、今では情報自体は無料が増えて価値が薄くなったようなパラダイムシフトが、今目の前で起こっているのですね。アイデア出しのフェーズで悔しがっている余裕はない筈です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>先の、『アイデアのつくり方』の中で、ヤング氏はアイデア生産の過程、もしくは方法を５段階に分けました。その５番目のフェーズ、<strong>「現実の有用性に合致させるために最終的にアイデアを具体化し、展開させる段階」</strong>について書かれた以下の記述は、アイデアを形にする仕事を遂行する上で重要な考え方だと思いました。</p>
<blockquote>
<p><strong>ほとんどすべてのアイデアがそうだが、そのアイデアを、それが実際に力を発揮しなければならない場である現実の過酷な条件とかせちがらさといったものに適合させるためには忍耐づよく種々たくさんな手をそれに加える必要がある。</strong></p>
<p><strong>／『アイデアのつくり方』（ジェームス W.ヤング著）</strong></p>
</blockquote>
<p>アイデアを思いついて披露し、それで満足して留まってしまっては、形にすることができずに、いわゆる<strong>「ジャストアイデア」</strong>（思いつき）で終わってしまいます。</p>
<p>そう考えると、せっかくヒット商品、市場に受け入れられるサービスの原案になったかもしれないのに、上司に一度ダメ出しされたからとか、周囲の協力を求められなかったり、用途をプレゼンしきれなかったり、スピード感を持って動けなかったり、まさに<strong>「仏作って魂入れず」</strong>ではありませんが、最後の仕上げの部分で挫折してしまって世に出なかった幻のサービスなどもあるのかもしれませんね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>「アイデアを新たに生み出す」という創造行為</strong>には、当事者意識や目的意識、使命感などの基本的なマインドはもちろんのこと、アイデアの数自体もそうですが、一見無理そうなところにも突破口を見出して思考停止に陥らない、<strong>ブレイクスルー</strong>の思考が求められているのだと感じました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>特に管理職以上になると、<strong>「常に結果を出すこと」</strong>を求められることが増えるかと思いますが、それは、<strong>「壁にぶつかる＝突破しなければならない」</strong>機会が増えることと同じことかとも思いますので、管理職にとっては問題解決思考やしくみ化と同じくらい、スピリチュアルな要素も重要になってくるのかもしれません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>今期第11期、8月には、当社設立10周年を迎えます。お客様を含め、市場から求められてくる内容は一層難しいものになっていくと思うのですが、今期当社の経営テーマ、「全員アドベンチャー」によって挑戦するスタンスを磨きながら、<strong>サービス・イノベーション</strong>を起こせるようなアイデアを全スタッフで出し合い、結果を生み出していけるような組織を目指します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>マーシャル・マクルーハン生誕百年、「メディアはメッセージである」 ~4月、当社第11期スタート、当社公式サイトスマートフォン対応化完了~</title>
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    <published>2011-04-10T12:03:43Z</published>
    <updated>2011-04-14T01:43:13Z</updated>

    <summary> 「ニュースはテレビの視聴者にとっては自動的に現実世界となる。それは現実と置き換...</summary>
    <author>
        <name>小川　悟</name>
        
    </author>
    
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        <![CDATA[<blockquote>
<p><strong>「ニュースはテレビの視聴者にとっては自動的に現実世界となる。それは現実と置き換わるのではなくそれ自体が直接的現実なのだ</strong><strong>」ということになる。換言すれば「私たちは私たちがメディア（テレビであれインターネットであれ）を通じて見た（認識し、知覚した）そのものになる」ということだ。</strong></p>
<p><strong>／『マクルーハン 生誕100年、メディア(論)の可能性を問う』~『メディアの理解（メディア論―人間の拡張の諸相）,有馬哲夫氏』（河出書房新社）</strong></p>
</blockquote>
<p>当社は4月1日から第11期に突入致しました。新たな経営テーマ、ゴールビジョンの元、年間の行動計画を立て、各部門各自がやる気に満ち溢れる時期となりました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>当社では早速、4月1日、<strong>当社公式サイト群（公式サイト、新卒採用サイト、中途採用サイト）のモバイル向けサイトをリニューアル</strong>致しました。</p>
<p>リニューアルに際しては、当社子会社の株式会社ファインズが提供する、携帯Flashサイト構築システム<strong>「<a href="http://www.e-tenki.co.jp/business/mobile/sunny.html" target="_blank">SUNNY</a>」</strong>を導入致しました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>■ガラケー（フィーチャーフォン）Ver.の表示画面</strong></p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/HP_official.jpg"><img class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" src="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/assets_c/2011/04/HP_official-thumb-240x260-100.jpg" alt="HP_official.jpg" width="240" height="260" /></a></span>
<p><strong>■スマートフォンVer.の表示画面</strong></p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/SP_official.jpg"><img class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" src="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/assets_c/2011/04/SP_official-thumb-320x611-103.jpg" alt="SP_official.jpg" width="320" height="611" /></a></span>
<p><span style="color: #ff0000;"><strong>※以下QRコードをバーコードリーダーで読み取り頂くか、URLをメールで転送してアクセスして下さい。</strong></span></p>
<p><strong>URL：　http://m.freesale.co.jp/</strong></p>
<p><strong>■QRコード</strong></p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/qr_official.jpg"><img class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" src="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/assets_c/2011/04/qr_official-thumb-132x132-105.jpg" alt="qr_official.jpg" width="132" height="132" /></a></span>
<p><strong>cf.iPhone,Andoroid機種向け、QRコード読み取りオススメ無料アプリ</strong></p>
<p><strong>・<a href="http://itunes.apple.com/jp/app/id369643475?mt=8" target="_blank">アドレス交換 Lite</a> 【iPhone/iPod用】</strong></p>
<p><strong>・<a href="https://market.android.com/details?id=com.google.zxing.client.android" target="_blank">QRコードスキャナー</a> 【Andoroid機種用】</strong></p>
<p>※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ガラケーVer.は<strong>「SUNNY」</strong>の特徴であるFlashコンテンツを活用することで、<strong>コンテンツ量の多いケータイサイトにありがちな縦長スクロールのストレスがないUI（User Interface）</strong>にし、スマホVer.はフリック操作時のストレスを最小限に抑えるために、画面サイズに適したナビゲーションアイコンを設置、直感的な操作で目的のコンテンツへ到達しやすくなるよう<strong>「使いやすさ」に配慮した設計</strong>を意識しました。いずれも、通信速度を考慮した浅い階層構造を心掛けました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>昨今のマルチデバイス時代、TwitterやFacebook、mixiやGREE、Ameba等の人気SNS、ネットサービスのスマホ対応化もどんどんと進んでおり、中小・ベンチャー企業、店舗様のコーポレートサイトにおきましても、よりシームレスな各種サービス間のページ遷移が、今後ますます求められてくることになると考えられます。今後とも当社提供のWebサイト、ファインズ提供の<strong>「<a href="http://www.e-tenki.co.jp/business/mobile/sunny.html" target="_blank">SUNNY</a>」</strong>をどうぞ宜しくお願い致します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さて、今回は第11期一本目のコラムとして、先のように、当社公式サイトのリニューアルをお知らせさせて頂きました。</p>
<p>今年2011年は、『メディア論』などで有名な、<strong>マーシャル・マクルーハンの生誕100年の年</strong>だそうです。マクルーハンは、私たちが通常「メディア」と称する際に「内容（コンテンツ）」そのものを言うことが多いと思いますが、マクルーハンはメディアそのものが情報を持った「内容」であるというようなことを主張しました。</p>
<p>昨今のように、PCやガラケーはもとより、iPhoneやiPad、デジタル・サイネージ、電子書籍リーダーなど、情報をアウトプットする"スクリーン"は多種多様となった、まさに<strong>「マルチデバイス時代」</strong>、また、先月のコラムでも触れましたが、中東の革命や、震災時の緊急連絡手段として、各種SNSや最新ネットサービスが活用されたりされるなど、折しも今年はマクルーハン生誕100年ということで、<strong>「メディア」</strong>や<strong>「マクルーハン」</strong>について一般の関心が高まりそうな予感がしています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>期初のコラムとして、話を続けたいと思います。</p>
<p>東日本大震災から明日で1か月――、まだまだ未曽有の災害が残した爪痕は各地に残り、復興に向けて取り組まれている方の心労も絶えない時期かと思います。大変な時代ではありますが、一歩一歩、復興に向けて皆で取り組んでいければと考えております。</p>
<p>今日10日は統一地方選挙の投開票日であり、私も足を運んで参りました。今、社会的関心の高い被災地の復興、原発措置を含めた災害対策についてはもちろんのこと、そもそもの課題であった経済政策などに改めて当事者意識を持って対峙してゆく意味もありました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>昨今のニュースで、福島第一原発の電源喪失事故について<strong>「想定外」</strong>としていた過去の認識に甘さがあったという保安院・安全委からの発表があって、いわゆる「原発の安全神話」が大きく揺らぎ、反原発・脱原発のムードが高まっているところも見受けられます。過去、反原発を歌ったロック・ミュージシャンたちの映像などは、動画共有サイトで再生回数が今もどんどんと伸びていっています。</p>
<p>冷静になって考えてみると、なぜ日本のような地震大国、かつ国土の狭い国にあって、（建設中・計画中のものも含め）アメリカに次いで世界第2位の原発保有国となったのか。震災の特番などを見ていると、何やら、製造業の生産性と電力量との間に相関関係もあるといったことが説明されたりもして、日本の高度経済成長期に「多くの電力が必要になっていった経緯」があったことを想像させられます。今までそんなことは考えたこともありませんでしたが、確かに疑問に感じました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>今までの経緯や背景を窺い知るために、堺屋太一氏が<strong>オイルショック</strong>発生から2年後の75年に執筆された"予測小説"、<strong>『団塊の世代』</strong>を思い出して目を通してみました。本書は四話の短編小説の構成で、一話目が80年代前半、二話目が80年代後半、三話目が90年代中葉、四話目が00年の世界を想定し、主人公も舞台も独立した内容ながら、主人公が皆「団塊の世代」という共通項で統一された断章形式による未来予測小説という体裁になっている作品でした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ここでは第四話「民族の秋」を引用してみます。</p>
<blockquote>
<p><strong>一九七〇年代の中頃から、欧米諸国は石油に替るエネルギー源の開発・利用に全力を上げた。全ての国々が、乱暴に思えるほどの勢いで原子力発電所を増設し、石炭の利用を拡大した。太陽熱や地熱、海洋エネルギー、風力エネルギーを利用する技術の開発にも、巨大な資金と多数の人材を投入して来た。だが、日本はそれに立ち遅れてしまったのだ。</strong></p>
<p><strong>理由はいろいろあった。（中略）最大の要因は、国民の間にエネルギーに対する危機感が乏しかったことだ。あるいは、国民大衆に対して、納得のいく説明を十分にしなかった関係者の努力と技倆の不足に責任があったのかも知れない。日本では、エネルギー問題の重要性を説く論調よりも、原子力発電所や石炭公害の危険を主張する論評の方が、はるかにマスコミに受けていたのである。</strong></p>
<p><strong>／『団塊の世代』（堺屋太一著）</strong></p>
</blockquote>
<p>念のため改めて断っておきますと、上記はあくまでも「予測小説」であって、「現実を描いた小説」ではありません。著書が75年に00年の日本、あるいは団塊の世代が活躍、悩むビジネスシーンを想像して書いた小説で、本文もその一節です。それでも、当時のムードを窺い知る材料にはなりました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>なるほど、確かにマスメディアにおいては――、これはかつて、このコラム（cf.「<a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2008/02/post-5.html" target="_blank">タイトルだけでクリックさせる ~タイトルの"修辞学"~</a>」）の中でも触れたように、タイトル、もしくは記事の見出しは重要です。――私たちの業界では活用されるケースはそこまで多くはないですが、<strong>「フィア・アピール」</strong>はマーケティング、あるいは特定業種の販売手法では常套手段の一つではあるし、昨今「放射能がくる」とか某誌の見出しが問題になったりしたこともあったかと思いますが、<strong>「読んでおかないと身が危険になりますよ」</strong>とでも言わんばかりの打ち出し方のメディアは多く散見されるような気もします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>関連して言えば、他にも改めて今、未来予測として読むべき本があるとすれば、アルビン・トフラーのものなどでしょうか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>cf.未来学者アルビン・トフラーが予測する今後の40年を左右する「40の変化」（「ダイヤモンド・オンライン」,2010年12月29日）</strong></p>
<p><strong><a href="http://diamond.jp/articles/-/10609" target="_blank">http://diamond.jp/articles/-/10609</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私の世代ではこうした過去の経緯は同時代人として実感が少なかったですが、これらを読む限り生活者は、目にするメディアによって多分の影響を受けてきていたことが今さらながら痛感します。確かに、日本が世界に誇る科学技術についての功績や抱えている諸問題よりも、起こった事故や政治家の汚職・失脚などのニュースの方が印象深く残っています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、太陽光発電についても、「チャレンジ25」、「チーム・マイナス6%」の頃から、ドイツの成功事例を横目に日本は国土が狭いし余計にコストもかかるため難しいといった議論がありましたが、直近は世論として自然エネルギーに傾倒してゆく可能性も考えられそうです。「原発（そのもの）が危険」という科学技術に対する不信というよりも、管理する側がリスクを予見しきれない、トラブルを対処しきれないということしか生活者には映らないだろうからです。もっと考えを巡らせると生活者は、エネルギー政策（国内供給はもとより、世界に対する技術提供含め）そのものよりも、脱原発に関心が高まっているということが想像できます。</p>
<p>そうなった際に難しいのは、どのように必要なエネルギーを調達するかということでしょうね。生活者の目からは、オール電化の家に住まなくてもやっていける、パチンコ店のネオンは過剰過ぎではないか？と生活者なりの節電に対する意識はそれはそれで重要かと思うのですが、企業の事情となると別で考えなくてはならなそうですね。</p>
<p>当社も本社では多くの企業様同様に節電を心掛けています。インターネット、Web業界で働く私たちにとって、電力は主に照明やPCの電源 となり、一番の留意点はサーバを止めないということになると思いますが、企業によっては、例えば半導体製造など「電気」そのものが生産性に関わるという ところも多いと思います。週刊ダイヤモンドの最新号の特集も「電力喪失」でしたが、今後の政府や電力会社の方針決定は、国民の安全を大きく左右することはもとより、日本経済復興にも繋がる意思決定となってくるでしょう。中長期的視点で見ても貴重な電力ですし、本質的な復興のためにも、こういった対策も同時に進めて頂きたいですね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>他にも、夜道が暗いという不便もあります。不便なだけでなく、実際に物騒な事件もニュースで散見され、治安面においても今までコンビニや店舗の看板などのありがたみを知ることになりました。</p>
<p>余談となりますが、学生時代に「（歴史の中の）照明」（象徴として、あるいはマクルーハン的に言えば「メディア」として）に興味を持った時期があって読んだ本がありました。『闇をひらく光 19世紀における照明の歴史』というものですが、以下に一部引用したいと思います。</p>
<blockquote>
<p><strong>ランタンは秩序を具現するものだったので、そこに加えられた攻撃は、いかなるものであれ、秩序へのささやかな反抗を意味した。したがってそれ相応の罰が与えられた。パリでは、街灯破壊が秩序違反（con-travention aux  ordonnances）ではなく、刑事上の犯罪行為、それもほとんど不敬罪として扱われた。</strong></p>
<p><strong>／『闇をひらく光 19世紀における照明の歴史』（ヴォルフガング・シヴェルブシュ著,小川さくえ訳）</strong></p>
</blockquote>
<p>つまり、照明（光）の社会的役割として、単に周囲を照らすというだけでなく、防犯上の意味合いが、近代的な「照明」が発明されてすぐに生じていたということを示していると感じたものでした。何を節電して、何を節電しないのか、その辺の判断も難しいところであると感じました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>先述した保安院・安全委からの発表に先立ち、3月末、昨年の事業仕分けでひっそりと国の管理から外れたサービスがありました。私もこのコラムでかつて採り上げたことのある、科学技術振興機構の<strong>「失敗知識データベース」</strong>がそれです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>cf.失敗体験を通して創造力を生み出すために ~アポロ月面着陸40年、世界天文年2009~</strong></p>
<p><strong><a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2009/05/post-31.html" target="_blank">http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2009/05/post-31.html</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「失敗知識データベース」は2005年から運営されており、過去の失敗事例をデータベース化し、同じ失敗を繰り返さないように体系化してまとめられていたものでした。今では、失敗学会理事長を務められている畑村洋太郎氏の主宰する畑村創造工学研究所の管理下に移されています。</p>
<p>この中の「電力・ガス」のカテゴリの中に、過去の原発関連の事故も収められています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>cf.「失敗知識データベース」失敗事例　「電力・ガス」</strong></p>
<p><strong> <a href="http://www.sozogaku.com/fkd/lis/cat007.html" target="_blank">http://www.sozogaku.com/fkd/lis/cat007.html</a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>今回の「想定外」の事故と全く同様のケースはないので、仮にこれを畑村氏の提唱する失敗のヒエラルキーの中で「未知への遭遇」に分類するにしても、国の管理下から離れたとはいえ、是非、今稼働中の他の全ての原発を含め、同じ失敗は当然のこととして、想定されるリスクを繰り返さない対策をとって欲しいと願うばかりです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>最後になりますが、私たち一企業人として節電に対する意識など、もちろん局所的に最重要な問題ではありますが、中長期的に見ると、まだまだ考えなくてはいけないことは多いなと感じたことを表すために、先の『団塊の世代』（第四話「民族の秋」）後半の、主人公たちの会話部のみを引用してみます。</p>
<blockquote>
<p><strong>「僕らはむしろ責任者だと思いますよ。あの高度成長時代、いやそれに続く七〇年代・八〇年代の、まだまだ日本に力があった頃を無為無策に過して来たことの&hellip;&hellip;」</strong></p>
<p><strong>「無為無策だったかね&hellip;&hellip;」</strong></p>
<p><strong>「そうですよ。だから今、僕たちはエネルギー問題や財政問題で苦労してるんじゃないですか」</strong></p>
<p><strong>「先のことを考えないで、福祉だとかレジャーだとかで民族のバイタリティーをことごとくその日の消費に使ってしまった責任世代なんですよ」</strong></p>
<p><strong>「民族のバイタリティーというのは、時代の産物ですからねえ&hellip;&hellip;」</strong></p>
<p><strong>「そうですよ。日本民族の春と夏は短かったんですよ」</strong></p>
<p><strong>「そうか、今は民族の秋か&hellip;&hellip;」</strong></p>
<p><strong>＜冬の準備を急がねばならん&hellip;&hellip;＞</strong></p>
<p><strong>／『団塊の世代』（堺屋太一著）</strong></p>
</blockquote>
<p>――となるのですが、今を生きる私たちは、まさに歴史の真っただ中にいるのであって、過去のことや、上の世代に責任転嫁していても何の解決も生まないということを感じました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>これはそのまま、私たちの仕事にも当てはまりそうです。後々どのような問題を孕んでいるのか、勝っているときだからこそ、潜在的に秘めているリスクも意識しつつ、今期はより一層、皆が当事者意識を強く持って、飛躍できる期にしていきたいと思います。</p>
<p>長くなりましたが、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>「As I can.――もし、私にできるならば」 ~一人ひとりが自分にできることを精一杯に行う~</title>
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    <published>2011-03-21T05:56:17Z</published>
    <updated>2011-03-21T15:12:47Z</updated>

    <summary>  As I can.――もし、私にできるならば、という言葉があります。 ／『生...</summary>
    <author>
        <name>小川　悟</name>
        
    </author>
    
        <category term="その他" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/">
        <![CDATA[<blockquote>
<p><span style="font-size: medium;"> <strong>As I can.――もし、私にできるならば、という言葉があります。</strong></span></p>
<p><span style="font-size: medium;"><strong>／『生活の芸術化 ラスキン、モリスと現代』（池上惇著）</strong><br /></span></p>
</blockquote>
<p><span style="font-size: medium;">まずはじめに、この度2011年3月11日（金）に発生した東日本大震災により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々、並びに関係者の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。</span></p>
<p><span style="font-size: medium;"><br /></span></p>
<p><span style="font-size: medium;"> 宮城県三陸沖を震源地として起こったマグニチュード9.0の巨大地震は、当初</span><span style="font-size: medium;">Ｍ8.4と報道され、夕方にＭ8.８に修正され、13日午後にはＭ9.0と気象庁から発表がありました。</span></p>
<p><span style="font-size: medium;"><br /></span></p>
<p><span style="font-size: medium;"> 11日当日私は、東京都渋谷区にある本社の入るビルで</span><span style="font-size: medium;">いつも通り仕事をしていました。突然襲った地震でしたが、今までこんなに揺れたことはないというくらいに揺れ、しばらくすると屋外退去の指示があり外に出ました。目の前の国道にはパトカーが走り交通整理を行っていましたが、アナウンスが殺気立っていて、尋常な雰囲気ではありませんでした。</span></p>
<p><span style="font-size: medium;"><br /></span></p>
<p><span style="font-size: medium;"> しかし、家族に連絡を入れようにも携帯電話が繋がりませんし、</span><span style="font-size: medium;">会社内でテレビが映らないので情報が全く入ってきません。近隣のビルの社員の方と話したり、TwitterやFacebookで断片的に入ってくる情報を頼りに、揺れが収まるのを待ってオフィスに戻りました。その日は交通機関が混乱・麻痺していることもあり早めの退社が促され、職場への宿泊も認められました。</span></p>
<p><span style="font-size: medium;"><br /></span></p>
<p><span style="font-size: medium;"> その後、ネットニュースやUstreamで情報を集めている内に、被害の全容が段々に分かってきて、その日以降、地震や津波に端を発した原発問題などの二次災害、他にも計画停電措置の発表や、大規模な節電の呼び掛け、首都圏では多く起こった生活必需品の買い占め騒動など、今まで多くの人たちが経験したこともない事態が起こり、誰もがどうするべきか判断できない状況下で、ネット上では多くのデマや不確かな情報が飛び交い、それによって増幅された不安が引き起こした集団パニックの光景が、さらに人々の不安を最大限に募らせていったのは説明するまでもありません。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: medium;">当社スタッフの中には、</span><span style="font-size: medium;">打ち合わせのために、</span><span style="font-size: medium;">地震発生の時間帯にお客様先に訪問していた者も多かったのですが、その内の数名に確認すると、訪問先の会社の社長様が陣頭指揮をとって、スタッフさんに的確に指示を出し、</span><span style="font-size: medium;">迅速に防災グッズを手配し、避難誘導までを大きな声でされていたようで、「大変ありがたいと思ったし、このような誰も経験したことのない規模の地震で緊迫した事態にあって、冷静且つ、統率の利いたビシッとした安全配慮ができていたものだから、</span><span style="font-size: medium;">不謹慎かもしれないがそのような状況下にありながら感心してしまった」と申しておりました。一例ではありますが、他に当社スタッフがもお世話になったケースは多いかと思いますが、この場を借りてお礼申し上げます。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: medium;">当社では全スタッフの安否の確認を取った後、実家が福島県や宮城県、茨城県にあり、</span><span style="font-size: medium;">家族としばらく連絡がとれないという状況が長く続いたスタッフも多くいました。また、リリース（「<a href="http://www.freesale.co.jp/news/release/entrust.html" target="_blank">東北エリアの当社代理店、株式会社エントラスト（仙台市）の対応について</a>」）も出しましたが、代理店様の本社事務所が仙台にあり、当日は連絡が付かず当社関係スタッフが安否を気にしておりました。幸いに無事は確認できましたが、オフィス内は物が散乱しており、ライフラインが断絶されており、営業活動は停止せざるを得ない状況とのことでした。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: medium;">当社では、週が明けた14日も、不安と慌ただしさの混在した中で何とか通常業務を続けることができました。被災地の方のために私たちにすぐできることは、私たち自身が精神的不安に苛まされることなく、冷静になって今の仕事を頑張ることしか即座に考えられませんでした。<br /></span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: medium;">担当しているお客様の安否確認の電話をするスタッフ、</span><span style="font-size: medium;">当社各拠点長と連絡を取り合って協力体制を迅速に築こうとするスタッフ、お客様のWebサイトデータを扱う提携先企業様へ連絡を取って計画停電に対する影響範囲を調査するスタッフ、計画停電の影響で出社困難となったスタッフから納期が近づいている業務を巻き取っていつもより遅い時間まで働いたスタッフ、いつもなら軽い小競り合いがあってもいいようなやり取りの中にも、そうした不満は一切なく、お互いが事情を察しながら仕事に取り組めたのは不幸中の幸いであったかもしれません。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: medium;">私たちは既存のお客様に対して月に1度メールマガジンを配信しておりました。社長様に限らず、ご希望される社員の方にも配信しているため、購読者数は4000人以上となっております。そうした中で、</span><span style="font-size: medium;">メールマガジン編集担当スタッフが、</span><span style="font-size: medium;">「私たち一スタッフが会社の決裁を待たずにすぐにできることをご案内しよう」と各部門とネゴシエーションを取って実施したのが、ご提供中のWebサイトへ告知する文章の見本を提案し、修正業務を受け付けるというもの。それから、有益な情報を展開することも意識しました。</span></p>
<blockquote>
<p><strong><span style="font-size: medium;">■東北地方太平洋沖地震にWeb/携帯から募金する方法まとめ（「nanapi」より）</span></strong></p>
<p><strong><a href="http://nanapi.jp/24717/" target="_blank"><span style="font-size: medium;">http://nanapi.jp/24717/</span></a></strong></p>
<p><strong><span style="font-size: medium;">■Yahoo!地図 計画停電MAP</span></strong></p>
<p><span style="font-size: medium;"><strong><a href="http://map.yahoo.co.jp/pl?fa=whm&amp;group=0" target="_blank">http://map.yahoo.co.jp/pl?fa=whm&amp;group=0</a></strong><br /></span></p>
</blockquote>
<p><span style="font-size: medium;">上記などはその一例です。当然と言えば当然の対応かもしれませんが、当社スタッフも全員が出揃っている状況ではない中、まずは当社から先にご一報を入れたく、そのようにした次第でした。また、代理店様が営業休止となった関係で、代理店のお客様へ対するフォロー電話などもお手伝いさせて頂きました。お客様も、お客様のお客様や消費者対応に追われる中、せめて私たちも自社内の問題から枠をはみ出て考える必要があると感じていました。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: medium;">被災地や関係する方々にとって、今回の災害による問題が解決したわけではありませんし課題は山積みであると思います。首都圏も計画停電の影響があったり、原発や余震・誘発地震のリスクに対する不安が完全に収まったわけでもありませんが、当社はまだまだ健全で動ける立場にある筈です。もちろん普段とは状況も異なり、やりにくいことが発生したり、できていたことができなくなったりしたこともあります。また、少なからず精神的なダメージもあった震災ではありますが、そういうときだからこそスタッフ一人ひとりが相手を思いやり、今自分に何ができるか？を一番に考えて行動していけるように強く意識することが重要になってくるのかと思います。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: medium;">最後になりますが、SBIホールディングス株式会社の代表取締役執行役員CEOである北尾吉孝氏が今年の年頭所感で以下のようなことを書かれていました。</span></p>
<p><span style="font-size: medium;"><br /></span></p>
<p><strong><span style="font-size: medium;">■『年頭所感』|北尾吉孝日記（</span><span style="font-size: medium;">SBIホールディングス株式会社運営</span><span style="font-size: medium;">）</span></strong></p>
<p><strong><a href="http://www.sbi-com.jp/kitao_diary/archives/201101042379.html" target="_blank"><span style="font-size: medium;">http://www.sbi-com.jp/kitao_diary/archives/201101042379.html</span></a></strong></p>
<p><strong><span style="font-size: medium;"><br /></span></strong></p>
<p><span style="font-size: medium;">「辛卯の年」の言われについては私もコラム（cf.「<a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2011/01/post-62.html" target="_blank">映画『ソーシャル・ネットワーク』を観て視野を拡げる ~2011年「辛卯」の年、当社設立10周年を迎える年は明るい年に！~</a>」）で採り上げ、他にも多くの方が採り上げていたかと思います。私は特段この記載に先見性や共時性、もしくは迷信――、古くからの言われを盲信して言うわけではないことは事前に断らせて頂きつつ言うならば、悪い方の言われが当たってしまった以上、もう一つの良い方の意味合いも当たってほしいと願うばかりです。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: medium;">日本の東北沿岸部から房総沖一帯という地域は、沖に日本海溝がある関係で、今までにも地震や津波の脅威に多く晒されており、そのために防波堤などはかなりの強度で造られていたと言われます。先述の代理店の社長は震災の起こる前から断続的に続いていた規模の大きな地震について、ご自身のブログやSNSに懸念を示されていた矢先のことでした。</span></p>
<p><span style="font-size: medium;">今回の災害では、そうした防波堤さえも決壊するほどの破壊力の津波が襲いました。まさに未曾有の自然災害であり、完全な復旧・復興までは数年がかかると思いますが、今の今はただ、少しでも多くの被災者の方の無事が確認でき、ライフラインを断たれた被災地で不便を強いられている多くの方が普通の生活を一刻も早く取り戻せるようになることを、心よりお祈り申し上げたく思います。</span></p>]]>
        
    </content>
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    <title>再読、『クリック＆モルタル』。　~メディア激変時代、中小・ベンチャー企業の消費者コミュニケーションを再考する~</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2011/02/post-64.html" />
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    <published>2011-02-23T12:21:59Z</published>
    <updated>2011-03-02T07:47:43Z</updated>

    <summary> ブランドは顧客経験のなかから生まれるのであって、「大声で宣伝すること」からでは...</summary>
    <author>
        <name>小川　悟</name>
        
    </author>
    
        <category term="IT市況" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="仕事日記" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/">
        <![CDATA[<blockquote>
<p><strong>ブランドは顧客経験のなかから生まれるのであって、「大声で宣伝すること」からではない。そして、顧客の得る経験は、一回の取引ごとに、それにとりつかれた文化の中で働く社員によって作られる。（中略）インターネットは物の見え方を変え、経験を変え、スピードを変える。だが、ビジネスの原則、すなわち行動の裏にある核心は、けっして変わることはないのである。</strong></p>
<p><strong>／『クリック＆モルタル』（デビッド・S・ポトラック、テリー・ピアース共著）</strong></p>
</blockquote>
<p>電通が<strong>「日本の広告費2010年」</strong>を発表しました。</p>
<p><strong>cf.「2010年の日本の広告費は5兆8,427億円、前年比1.3％減」（株式会社電通）</strong></p>
<p><a href="http://www.dentsu.co.jp/news/release/2011/pdf/2011019-0223.pdf" target="_blank">http://www.dentsu.co.jp/news/release/2011/pdf/2011019-0223.pdf</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私たちの扱うインターネット広告費全体を見てみると、前年比プラス9.6％の伸張でありました。媒体別広告費の推移に目を移すと、既存マスコミ四媒体を中心に、直近5、6年だけをざっくり振り返ってみて思うのは、<strong>対2005年比で総広告費が85.6％、インターネット広告費が205.1％である中、新聞61.6％、雑誌56.4％、ラジオ73.0％、テレビ84.8％</strong>といった遷移であることが分かります。</p>
<p>この数字だけでは何とも言えませんが、「紙媒体」（原価が高い、エコに優しくない等の特徴）で特に減少傾向が顕著であるように見えます。各社、広告費だけが収益源ではないという見方もありますが、「構造不況」という言葉だけでは片付けられない数字のようにも感じました。まさに<strong>「メディア激変時代」</strong>と言っても誇張や煽動には当たらないのではないかと思う深刻な数字であると思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>今になって当時を振り返るに、旧ライブドアや楽天が引き起こしたテレビ局買収問題によって、2005年は象徴的な年になったようにも思えます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>『週刊ダイヤモンド』（2011/1/15号「新聞・テレビ　勝者なき消耗戦」）</strong>に目を通すと、10年度に広告宣伝費の減少率が高かった上場企業の一覧が出ており、1位のホンダ（減少率：50.78％）以降、多くの大企業で広告費の更なる縮減が行われたことが分かりますが、こういったものがマクロ的な数字を動かしているのかと想像します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>昨年も電通のニュースリリースを引用したことがありました。</p>
<p><strong>cf.「日本の広告費 2009年」発表、新聞を抜きテレビに次ぐ第2のメディアとなったインターネット ~マクロ環境から読み解く、「モノの流通」から「情報の流通」への大転換期~</strong></p>
<p><a href="../column/ogawa/2010/02/post-50.html" target="_blank">http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2010/02/post-50.html</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>今になって改めて読み返してみて、カルチュア・コンビニエンス・クラブについて触れていたことを思い出しました。MBOによる上場廃止などで再びニュースで名前を見かけることが多くなってきたので、何の気なしに公開されていた四半期報告書に目を通していたところ、<strong>「クリック＆モルタル」</strong>（cf.<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%AB" target="_blank">「クリック＆モルタル」／Wikipedia</a>）という表現を用いているのを発見し、極個人的な感傷ですが、懐かしくなって今回コラムを書くことにしました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ちなみに、以前、<strong>「<a href="http://www.web-consultants.jp/column/ogawa/2008/12/post-21.html" target="_blank">再読、『ザ・ゴール』。 ~エリヤフ・ゴールドラット氏来日！ ~"生産的"であるとは何か？~</a>」</strong>というコラムを書いたことがありましたが、特に「再読～」をシリーズ化しようと目論んでいるわけではありません（笑）。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この<strong>「クリック＆モルタル」</strong>という用語が今でも日常的に使われているかは分かりません。この名称が一般に知れ渡ることになったのは、2000年に刊行された<strong>『クリック＆モルタル（CLICKS AND MORTAR）』（デビッド・S・ポトラック、テリー・ピアース共著）</strong>という書籍でした。</p>
<p>※当時意識していませんでしたが、監訳は株式会社ビジネス・アーキテクツ様だったんですね（汗）。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この書籍はちょうど私の前職時代（中小企業・小規模店舗・個人事業主様を中心に、ECショップのASPの提供・サポートを行う企業で、ECショップオーナー様の元へ訪問して、社内LANの構築のお手伝いや、ASPの使用方法をレクチャーしたり、商品登録の際の写真撮影や説明文を一緒に考えたりする仕事をしていました）、ただでさえそれまでパソコン自体もロクに触ったこともなく、初めての内容の仕事で右も左も分からなくて、何をやってもうまくいかずに気分が塞いでいたときに、気分転換に立ち寄った書店で流行っていそうだったので購入した書籍でした。</p>
<p>当時の読後感を詳しく覚えてはいないですが、購入前は実店舗とネットショップをどう絡ませていくべきか？という手法を学んで、お客様に対するレクチャーの精度を上げたいと思って購入したのですが、実際に読んでみるとそういう内容でもなく「間違えたかな？」と感じたことを覚えています。しかし、一言で言えば元気をもらえた書籍で、業界のことやインターネット系の技術に詳しくなって安心したというより、自分の携わっている仕事に意味を見い出せ（虚業なんかじゃない！等）、そもそも自信を持てた良いタイミングになりました。知識や技術も重要ですが、それらはあくまでも目標達成やリスク防止、顧客説得材料のための一手段であって、それはそれで学びつつも、お客様と一緒にビジネスを考えていくこと自体が楽しくなっていったことに繋がったように記憶しています。</p>
<p>その後も、<strong>「パーミッション・マーケティング」や「One to Oneマーケティング」、「バイラル・マーケティング」</strong>等の書籍や用語が氾濫し、それを体現したような各種サービスが多くリリースされたものでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>私たちのいるインターネット業界でも、新しい会社やサービスがどんどんと立ち上がり、競争が激化していっています。堅調に推移している業界と思われている部分もあるかと思いますが、私たち中小企業は、同じくお客様層である中小・ベンチャー企業様に、「いかに勝たせるか？」を徹底的に考えていかなくてはならないことには変わりません。市場が伸びているからと言って、何もせずにいては儲かるどころか衰退していくというのは当たり前ですが業界を問いませんし、当社も当社のお客様も同じだと思っています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さて、2月1日、当社も賛助会員となっている「<a href="http://jeba.jp/" target="_blank">eビジネス推進連合会</a>」主催で<strong>「<a href="http://jeba.jp/event/10024/" target="_blank">eビジネスカンファレンス2011</a>」</strong>が開催され、当社CS本部のマネージャーに参加してきてもらいました。</p>
<p>※私自身が参加しておらず、聞きづてで申し訳ありません（汗）。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>セミナー参加報告書を見るに、ヤフー株式会社、楽天株式会社、株式会社スタートトゥデイの代表者ら識者によるパネルディスカッションをメインとして進行したものだそうです。</p>
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<p>三木谷氏曰く、<strong>「自分1人で購入を決める一人称マーケティング、売り手の薦めで購入を決める二人称マーケティングから、クチコミ、友人など第三者の薦めで購入を決める三人称マーケティングへ」</strong>とのことです。</p>
<p>確かに、Facebookやmixiの特徴を引き合いに出しても、実名/匿名と勝手に切り分けられていますが、どちらも<strong>人と人との繋がり</strong>を重視した<strong>「ソーシャル化」</strong>の波を牽引しているし、今後もこうしたサービスによって、現実とネット社会との境目がどんどんなくなっていくのかもしれません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>これと近しいことは、<a href="http://www.dentsu.co.jp/sips/" target="_blank">電通が<strong>「SIPS」</strong>という用語を提唱</a>し、<strong>「情報伝播のコアが、世代から「友人・知人とのつながり」へと移行し始めている」</strong>と書いています。</p>
<p><strong>cf.「SIPS」</strong></p>
<p>これからのソーシャルメディアが主流となる時代の生活者消費行動を<strong>『共感する ： Sympathize &rarr; 確認する ： Identify &rarr; 参加する ： Participate &rarr; 共有・拡散する ： Share &amp; Spread』</strong>と整理した概念。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>後日、<strong>「eビジネス白書2011本編」</strong>（PDF資料）が配布されました。楽天株式会社の創業者で代表取締役会長兼社長、及びeビジネス推進連合会会長の三木谷浩史氏は、その冒頭「eビジネス白書発刊に寄せて」において、以下のように述べられています。</p>
<blockquote>
<p><strong>2010年の日本のe ビジネス業界は非常に話題多き年でした。グローバル化、ソーシャル、スマートデバイスなど、様々なトレンドやキーワードが登場しました。後に振り返っても、2010 年は重要な地殻変動の年だったと位置付けられるかもしれません。</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>TwitterやUstream、Facebookなど、海外勢による新たなサービスの浸透によって、インターネット市場の中でもその構造は変わりつつあります。</p>
<blockquote>
<p><strong>この数年で、多大な資本と労力をかけテレビ局を買収せずとも、テレビ局並みの影響力を持つ動画サービスの提供が可能になる条件が揃った。</strong></p>
<p><strong>／『週刊ダイヤモンド』（2011/1/15号「新聞・テレビ　勝者なき消耗戦」）より抜粋</strong></p>
</blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>上記にも書かれていますが、昨年、宇多田ヒカルさんのライブがUstreamを使って無料配信され話題になったことがありましたが、視聴者はその数なんと35万人にも及んだそうです。同じ頃、60年ぶりの大幅改正となった<strong>改正放送法</strong>が成立し、従来<strong>「放送」と「通信」</strong>といったように切り分けて語られていたインフラも、今後一層境がなくなってゆくのではないかと言われています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、先日のNHKスペシャル<strong>「<a href="http://www.nhk.or.jp/special/onair/110220.html" target="_blank">ネットが&ldquo;革命&rdquo;を起こした～中東・若者たちの攻防～</a>」</strong>を見ても、いわゆる「ジャスミン革命」の中で、それらの新サービスが波紋を拡げた要因となったという編集がなされていました。一昔前まではその役目は別の媒体が果たしてきたものと思いますが、ネット社会になり、より個人間の情報流通は密になったようにも感じます。それもあってか、今でも集団・徒党を組むことを嫌う社会主義国などでアクセス制限を設けている国もあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>このような世の中全体の流れの中で、私たち中小・ベンチャー企業は、どのように泳ぎ渡っていけばよいのかという話ですが、当社お客様も一部を除いては、多くの企業様でまだまだマス（大衆）に向けた宣伝広告というよりは地域などを特定した販売戦略が主流です。そこを飛び越えていきなりマスにいっても、宣伝広告効果が薄れてしまい、費用に釣り合いません。見込みの高いターゲットからのリードジェネレーションについてまだまだ科学・議論する必要性は大いにあると思いますし、広告の大事な受け皿となるWebサイト自体の改善なども残っています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その際に重要となるのは、<strong>お客様である社長様やご担当者様間でのコミュニケーション、お客様とお客様のお客様とのコミュニケーション、そして当社とのコミュニケーション（当社内のコミュニケーションは当然として）といった「人と人との繋がり」</strong>であって、そういったものが潤滑に流れて初めて強みを生かし合った経営、戦略が図れるのだと信じています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>来月3月は当社第10期の締めの月になります。まだまだお客様に提供すべき価値は磨き上げていく必要性を大きく感じています。当社10年目の節目、これからの10年も企業文化を大切にして、お客様と共に成長していく時代にしていきたいと強く願っております。</p>
<p>引き続きどうぞ宜しくお願い致します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>]]>
        
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