コンサルタントコラム

ホーム >コンサルタントコラム

成熟市場で生き残るために

2011年01月31日 10:56 PM

 投稿者 松谷 幸紀

 この記事のパーマリンク

皆さんご存知のことかと思いますが、マーケティング理論における製品のライフサイクル(販売開始から販売終了にいたるまでのサイクル)は、以下の4段階に分類されます。

 

導入期 : 新しい製品を販売を開始した直後は認知度が高くないため、需要量は低い。先端顧客を対象としたスキミング戦略が採られることが多い。

成長期 : 一度認知され成長期に入ると需要量は急激に増加するため、市場に参入する業者が増加する。

成熟期 : 需要量は頭打ちとなるものの、市場参入業者はさらに増加するため競争が激化する。

衰退期 : 技術革新などのために衰退期に入ると需要量は減少し、市場から業者が撤退していく。

※Wikipedia 製品ライフサイクルより引用

 

数ある企業の多くがこの製品ライフサイクルの罠にハマり、製品とともに会社の成長が低下します。それは、「 成長期 ⇒ 成熟期 」のフェーズで発生します。市場が成長しており、需要が増加しているときは、勢いよく受注も増えて盛り上がっている時期です。

市場が成熟期に入ってくると同時に、気が付けば、新しい技術の製品が世の中に出始めます。しかしシェアはありますし、まだ十分売れるため、その市場に固執します。

新しい製品が成長期に入るタイミングで、衰退期になると一気に市場は冷え込み、新しい商品への切り替えにも対応できない。 こういったサイクルに多くの企業が陥るそうです。

 

そうならないために何ができるのか?

1.成熟期の製品を 「差別化」 により、成長期の製品へと変化させる

⇒成熟期になると模倣品・類似品が増え、価格の勝負になりがちです。生産体制等を強化し、価格競争に勝てるような強固な組織基盤があるならいいですが、多くは大企業に負けてしまいます。 こうした分野でも残っていくためには、他社がマネをしにくいような差別化要因を商品に反映させていく戦略が重要です。

たとえば、弊社であれば、少人数では対応しきれないサイト運用までをバックアップするできることを競争優位にしたり、一社完結型でWebの総合商社という位置づけで、実現できるソリューションのラインナップを拡充するようなサービスの見せ方。

弊社運営の歯科タウンというポータルサイトと連動したサービス展開など、他社が簡単にまねをできないニーズを形にすることで、その分野だけは、成熟期ではなく成長期ととらえることができます。

 

2.成長期にイノベーションの種をまく

⇒新しい商品が生み出される背景には、技術やアイデア、顧客ニーズの変化などいろいろな要因が挙げられますが、「既存の製品のライフサイクルの延長線上でイノベーションは発生するものではない。製品のイノベーションは、連続していない」 ということをまず理解すること大事だと学びました。

つまり、「イノベーションのための準備」が必要ということです。

 

成熟期に入った製品は、成長期ととらえられるような「差別化」を図りつつ、同時に次のイノベーションの種まきを繰り返して、うまい製品ライフサイクルの波を作っていきましょう。

 

弊社でもいろいろなアイデアの種を見つける仕組みづくりや、種まきの予定が目白押しです。

積極的にイノベーションの種をまき、来期(4月以降)に新しい波を作っていきます。

 

 

 

タイムベースマネジメント研修「リーダーの組織経営力の推進」

2011年01月20日 05:48 PM

 投稿者 松谷 幸紀

 この記事のパーマリンク

 

組織運営の大原則を再認識し、どのような組織を作るべきかを確認。

そのために必要なリーダーの要件を最後に整理する研修を丸一日行いました。

 

そこで興味深かった部分をダイジェストで記載します。

 

 

 

     

生産性を上げるという目標を掲げた際に、多くは、「つめたい」「重たい」「ドキドキする」という気持ちが起こってくるといわれる。

 

ただ、実際に創意工夫に取り組み、いざ生産性が上がっている状態のときは、「わくわく」「楽しい」「モチベーションが高い」など気持ちや状態になっているという方がほとんどである。

 

こうした相反性が面白いなーと思いました。

実際そうなったら楽しいはずなのに。目先の自分に降りかかる作業に目が行ってしまうんですよね。

いかにして、実現したい状態をチームで合意し、その結果が出ることを楽しみにしながら仕事を行える状態をリーダーが作れるかが大切だと感じました。

 

     

生産性を高めすぎると逆に生産性が落ちる。(会社は生産性に目が行きがち)

 

現在は、CS本部全体で、原価削減を実施し、大幅な業務フロー変更に取り組んで、その成果が出てきているので、気を付けなければならない落とし穴として非常に興味深い話でした。

必要なムダ(余裕)を残しておくことが、人の安全・安心を作ったり、フレキシブルな対応ができるということ。ムダをそぎ落としすぎると逆に身動きが取れない。

 

このムダをどのくらい残すか。必要なムダを見極めるという考え方に気づきが得られました。