松岡 雄司(制作部コンテンツ編集課次長)
先鋭的なコンテンツ提案に定評のある、Webテキスト編集のプロフェッショナル
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CM制作会社での販売促進・制作経験より、一般消費者の「ブレークポイント」掌握を得意とし、専門であるWebライティング・セールスコピーを活かした先鋭的かつ等身大のコンテンツ提案には定評がある。また薬事管理責任者の有資格者として、薬事法・景表法・健康増進法・医師法・特定商取引法といったビジネスコンプライアンスを踏まえたソリューションを提示している。
Webライティングコンテンツプランニング広告法規
NTTレゾナント株式会社と株式会社ループス・コミュニケーションズによる共同調査の第3回「企業におけるソーシャルメディア活用状況」に関する調査結果が発表されました。それによると、「Facebook」の活用率は上昇傾向、ソーシャルメディアに対応するためのチーム体制の整備、コンテンツ制作や人的トレーニングへのニーズが高まっているとのこと。
なかでも個人的に注目したいのが、「YouTube」の利用率の高さと「Facebook」の利用率の上昇です。以下グラフは、5割の企業がYouTubeを活用し、4割がTwitterを活用、Facebookは上昇率が高いがまだまだ企業が活用しきれていない現状を示しています。
ソーシャルメディアの活用割合NTTレゾナント株式会社と株式会社ループス・コミュニケーションズによる共同調査
調査期間: 平成23年6月23日(木)~平成23年6月29日(水) 4. 有効回答者数: 590名
活用しているソーシャルメディア上位3位は、「YouTube(54.6%)」「ブログ(53.6%)」「Twitter(42.9%)」となった。Twitter公式アカウントと併用しているソーシャルメディアのうち、増加したのは「Facebook」のみで第2回調査から10ポイント以上伸ばし41.5%である。Twitter公式アカウントおよび併用しているソーシャルメディアの活用期間は、1年以上運用しているケースが多く、特に従業員規模1000人以上の企業において高い。
(gooリサーチより) http://research.goo.ne.jp/database/data/001340/index.html
データでは「54.6%がYouTubeを活用している」と、リッチメディアの訴求性が際立っていますが、まだまだ個人ユーザーでの利用率が高く、法人ユーザーはこれから、という段階。また大手企業や一部の中小・ベンチャー企業、アントレプレナーなどは動画コンテンツを活用しはじめているものの、“動画マーケティング”となると、ノウハウが定着してないのが実情です。
そういう意味では、日本企業にとってこの分野はチャンスが眠っていると言えそうです。動画配信しているだけでまだまだ充分に差別化になるでしょう。個人的には、昨今注目度を集めているFacebookとの相性(動画はリファラー元として優秀であり拡散されやすいのが特徴)や、スマートフォンなどの視聴デバイスの進化・浸透により、1年後には、現在のアメリカに近いような状況(動画マーケティング全盛)になるのではないかと予想しています。
中小・ベンチャー企業は、早いうちにチャレンジしてノウハウを蓄積していくことで、マス媒体では勝負しづらかった動画コンテンツの活用による「自社メディア強化」が実現できますし、「マーケティングできる」というのは大きなアドバンテージとなります。動画マーケティングの活用でチャンスを無限に広げていきましょう。
ex.以下は当社動画ソリューションの事例(ケペル株式会社様)
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リットーミュージックのギター音楽専門誌『ギター・マガジン』は今年で創刊30周年。それを記念したライブ・チャリティーイベント「ギター・マガジン・フェスティバル」が開催されるということで観に行ってきました。追加席を含むプレミアムシート(10,000円)500席はあっという間に完売し、一般席(8,500円)も満席という盛況ぶり。また雑誌の発行部位数も好調で専門誌では異例の25万部(公称)を維持しているそうです。
当日の状況はギター・マガジン・ブログにアップされているようなのでご興味のある方はどうぞ。Cf:http://www.rittor-music.co.jp/blog/gm/ (ギター・マガジン・ブログ)
それにつけても、音楽業界・出版業界ともに急下降の一途の現在、どうして?という疑問が浮かんできます。ニッチでマニアックな世界が故、専門誌を通じて特定のユーザー層を確保しているのは理解できるのですが、それだけでは市場やトレンドの変化が激しい今の時代、なかなか勝ち抜けないでしょう。そこには、モノが売れない時代ならではの確固たるマーケティング戦略があったのです。それは……。
(1)商品よりもノスタルジーやポジティブになれる夢を売る
モノが売れない時代にモノを売るのはご法度とばかりに、夢のあったポジティブな時代、楽しみの多かった時代への回帰志向を意識したベネフィットのあるコンテンツ。Char、高中正義、渡辺香津美、小沼ようすけ、松原正樹、野呂一生といった出演者を見ればわかる通り、ターゲットは30代・40代がメインで、不安定な未来よりも安定した過去へのノスタルジーを売るコンテンツ戦略です。
イベントだけでなく雑誌のコンテンツも必ずそうしたユーザーを意識した特集が組まれています。モノ売り、コト売りという言葉がありますが、まさに後者の典型だと言えそうです。ノスタルジーに投資したいユーザー像が明確に浮かんできます。
(2)新規ユーザーとリピーターの両方を意識する
市場の変化という観点で面白いのは、ノスタルジー世代(30代後半以上)だけでなく、新規ユーザー(10~20代)を取り込んでいることです。今回のイベントでも若い世代が多くて驚いたのですが、新規ユーザー(10~20代)には新鮮に映り、リピーター(30代以上)にはノスタルジックに思えるコンテンツが意識されています。
食品関係の復刻ブームや野球の復刻版ユニフォームなどに代表されるようなジェネレーションサイクルを意識した戦略。成熟市場において商品開発が難しい時代、ニューヒーロー不在時代ならではのマーケティングが感じられます。
(3)顧客志向でコンテンツを売る
音楽業界にしても出版業界にしても旧態依然とした販売構造から脱却できず、既得権益にこだわるあまり顧客志向から離れている印象があります。だからこそクオリティの高いコンテンツで差別化を図れます。良い意味で流行に左右されない一貫性のあるコンテンツ作りにより保守的なユーザーの志向に合致させています。
リットーミュージックのWebサイトを見ると、ギターアプリの開発、ブログコンテンツ、メルマガ配信、自社媒体連動、クロスメディア連動など、Webの活用にも積極的で、既得権益だけでなくユーザーを意識したメディア適合にも成功していますね。
(4)パーソナルな趣味(投資)とリンクしている
所得が減って消費が冷え込むと消費者はよりいっそう保守的になります。簡単にいうと財布の紐が固くなり、より現実的な投資をします。貯蓄、健康への投資、生活への投資、文化への投資……。そんなパーソナルな購買行動とリンクしていると言えそうです。
(5)分かりやすい商品価値と専門性がある
とかく現代は情報過多です。新聞・テレビ・雑誌に加え、各種WebサイトやTwitter・フェイスブックといったソーシャルメディアを通じて膨大な情報を短時間で受け取ります。つまり、かつてに比べ逆に何が自分に必要なのかを判断しづらい時代です。ですので、価値が分かりやすいことがヒットの条件になります。
リバイバル商品やブランド力のある商品がヒットし、クチコミが重視されているのは、歴史や実績、ブランド、慣れ親しんだもの、といった明確な判断基準があるから。分かりやすいマスターピース(共感要素)が消費行動の拠りどころとなるわけです。
ブランドロイヤリティが高く、他の競合誌と差別化が図られているという部分もありそうですが、ターゲットにとってのノスタルジー、ジェネレーションサイクル、顧客志向のコンテンツ、パーソナル志向、商品価値の分かりやすさなどは、販売戦略や商品開発において必ず確認しておきたい要素です。
(1)ユーザー層のノスタルジーとの接点を探そう
(2)商品ではなく物語・コンセプト・夢を訴求できる機会を作ろう
(3)世代によって異なる視点やニーズを分析しよう
(4)顧客志向でコンテンツの質を追求しよう
(5)常に変化する世代間のギャップを意識しよう
(6)商品の持つ分かりやすさを常に意識しよう
モノが売れないから夢を語るエネルギーも得られない……ではなく、夢があれば行動が起き、夢がなければ何も起こらない!といったポジティブな志向でいることが大切なのではないでしょうか。ネガティブで先行き不透明な時代だからこそ、消費者はそれを不安を解消してくれる商品やサービスを求めているのです。自社の商品・サービスで、理想的なコト売りを実現しましょう!
昨今、動画を用いたWebプロモーションが盛んに行われ、各企業のWebサイトではリッチコンテンツ化が進んでいます。
私自身も動画の持つ躍動感あふれる表現力に目を奪われることもしばしば。やっぱり新しい技術やアイディアを目の当たりにすると、つい好奇心がくすぐられてウキウキしてしまうものです。これは私が新しもの好きだからでしょうか?
恐らく半分は正解で、半分は別の要因がありそうです。
別の要因とは「Webサイトの情報=文字情報」という固定概念。情報過多の今の時代ですから、ありきたりな情報提供に飽き飽きしてしまっているのです。少なくとも無意識的には。そこにリッチコンテンツがポンッと飛び込んでくる。すると自然に脳裏に情報が刻み込まれるのです。
リッチコンテンツのおいしい所は、私たちが慣れ親しんだカタチであるという点。Webにおいては新しい手法ではありますが、映像によるプロモーションという意味では何ら新しいものではないのです。
どうメディアと向き合えば良いのか、誰もが理解しているところであり、メディアとしての障壁は皆無に等しい言って良いでしょう。
今後「Webにおける新しい情報提供」として多くのユーザーに受け入れられるはずです。ブレイクスルーの要素は充分。動画プロモーションという新しい時代の扉は、今まさに開かれようとしているところなのです。
動画メディアを取り入れたサイト設計により、静的コンテンツではあり得なかったインプレッションを獲得する──。文字情報の価値を高めるのは動画コンテンツなのかも知れませんね。
とまあ、ここまで動画プロモーションの可能性について書いてきましたが、あくまで時代のニーズについての話。具現化するには最後のジャッジを下す「人間」の力が不可欠です。言うまでもありません。
企画力や提案力といった「効率的にモノを売る能力」がなければ論ずるに足らないのです。肉体的にも物理的にも限界がある中で、先を見据えながら最も賢い方法を考える。
動画プロモーションには考えるべき“のりしろ”が沢山あります。いまこそ経験と知識を活かしながら「発想」するべきなのです。
私自身も変化を恐れることなく、「発想」というハプニングを思う存分楽しんでゆきたいものです。




















