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松岡 雄司(制作部コンテンツ編集課次長)

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広告には自由な発想が必要|「midomi」にみる音楽と言語の共通項

2008年08月25日 10:32 PM

 投稿者 松岡 雄司

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一時期話題となった「midomi」という楽曲検索サービスをご存じでしょうか? マイクを使って鼻歌や口笛などを吹き込み、そのデータをもとに登録済みの楽曲を簡単に検索できるインターネットサービスで、「曲名が思い出せない……」そんな気持ち悪さを解決してくれます。言語に依存しない検索エンジンという点がユニークです。

 

検索エンジンは「MARS」( Multimedia Adaptive Recognition System)というもので、旋律のマッチングをメインにリズムや歌詞といった複数のエレメントを組み合わせて検索できます。どのエレメントを重視するかの設定も可能で、色々と試しているうちに、ひとしきりはまってしまいました。

◆音楽と言語の共通項

少々前置きが長くなりましたが、「midomi」での検索を楽しんでいる際、ふと感じたことがあります。それは、音楽って「記号的」だよなぁということでした。音楽と言語は非常に似通った構造を持っており、一定パターンの集合だという点において非常に文章(言語)と近く、その組み合わせ方などにも共通項があります。

 

「MARS」が「言語に依存しない」とはいえ、根本的な仕組みはキーワード検索一緒なのです。「MARS 」のアルゴリズムは、こうした共通項をヒントに作られたのではないでしょうか。

 

音楽の場合、「音程」「リズム」「ブレス位置」、もっと言えば「倍音」なども波形として表現でき、言語以上に数値化することが容易な部分もあります。「midomi」のようなサービスがあってもおかしくないなと思いました。さすがにハーモニーを含めるとかなり複雑化するため、あくまでも旋律を対象としたサービスではありますが……。

◆世界共通検索エンジン

音声(旋律)を対象としているため、同じレベルで全世界の人が楽しむことができる点も見逃せません。サービス発祥のアメリカだけでなく、日本、中国、韓国、オランダ、フランス、スペイン、イギリス、イタリア、ポルトガル、ポーランドで公開されており、既に登録楽曲は数百万曲。音楽を使ったグローバルなSNSだというわけです。

こうした、一見掛け離れているようなジャンルを組み合わせることで新しいサービスは生まれるのです。特にインターネットを含む広告の世界には答えが存在しません。いかにゼロベースで自由な発想を得られるかが大切なのです。「面白いことをやりたい――」。そんな好奇心や遊び心をいつまでも大切にしたい、「midomi」で遊びながらそう感じました。

音楽検索SNS「midomi」
http://www.midomi.co.jp/

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