天野 斉之(セールスマーケティング課次長)
「エンドユーザー視点の把握」×「継続的な効果測定&改善」=「勝ちモデル」を構築
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100サイトを超えるWebディレクション、20社以上の企業への総合Webコンサルティングなど、豊富な経験を誇り、特に美容業界を得意分野とする。プロモーションツールやブランディングツールとして、Webサイトや各種Web広告を機能させ、成果を生み出したいというニーズに対し、効果的なWeb戦略を提案。「エンドユーザー視点の把握」×「継続的な効果測定&改善」により「勝ちモデル」を構築している。
Webプロモーション戦略立案Webマーケティング
こんにちは。Webコンサルタントの天野です。
2010年、最初のコラムのテーマは
『「Web戦略」はユーザー(消費者)に面接されている!?』
です。
つい先日、「大学生の就職内定率最低、超氷河期」という内容のニュースを目にしました。
厚生労働省の発表によると、今春卒業予定の大学生の就職内定率(平成21年12月1日現在)が73.1%とのことで、いわゆる一流大学の学生も論外ではないとのこと。
また、企業の採用説明会の出席をインターネット経由で申し込もうとしても、受付開始から5分もたたないうちに定員に達して予約できないケースも多いらしく、説明会に参加すらできないこともあるそうです。まさに超氷河期ですね。
2008年終盤からの世界的な景気低迷からしばらく時が経ち、底を打ったと言われどまだまだ予断を許さない状況にあります。
多くの企業様が、新卒採用はもちろん、中途採用においても以前よりもさらに厳格な審査を行い、本当に優秀な人材、より早く戦力(数字)になる可能性を感じる人材だけを必要に応じて採用する、そんな状況だと思います。
こんな就職難の中で、母校の学生には何とか頑張ってもらいたいものだと個人的に思う一方で、厳しい目で審査をしているのは企業だけでなく消費者(ユーザー)も同じだと感じました。
(企業)本当に優秀な人材、より早く戦力(数字)になる可能性を感じる人材だけを取りたい。
=(消費者)本当に価値のあるサービスや商品にお金をかけたい。
まさに、同じ感覚だと言えるでしょう。
企業(商品やサービス)は以前よりも厳しい目で消費者に検討されるようになり、まさに就職難と同じ状況にあります。
せっかくなので今回は、企業といってもそのWeb戦略(状況)にフォーカスして、簡単にではありますが、「企業の採用活動の流れ」に照らし合わせながら「Web戦略のチェックポイント」を述べていきたいと思います。
まず、企業の採用活動フローの一例として下記のようなものがあります(一例)。
エントリーシートや履歴書による審査
↓
(筆記試験)
↓
一次面接
↓
二次面接
↓
内定・採用
この流れに沿って、以下述べてまいります。
少し長めのコラムになってしまいますが、ぜひお付き合い下さいませ。
≪Web戦略という「人材」を、「面接官」である消費者は審査している!?≫
【エントリーシートや履歴書による審査】
これまでの経歴や志望動機、読みとれる人柄などから、一度会ってみたいと思ってもらえるか。
=SEOや広告による露出が「質・量」共に最適で、クリックしてWebサイトに飛んでみようと思ってもらえる状況か。
そもそもSEOでも広告でも露出されておらず、ユーザーにアクセスしてもらうための露出ができていないWebサイトは、「審査」にも進めません。
また、SEOや広告を運用していても、他社と比較して魅力的だったり、良い意味で「違うな」と感じてもらえなかったりでは、「審査」を通過できませんよね。
見込客はもちろん、見込客となりうるユーザーに対して、質・量共に最適な露出を行えていますでしょうか。
↓
※筆記試験は、今回のコラムでは簡単に済ませて頂きます。
アクセスした際にしっかりとWebサイトが表示されるか、リンク切れはないか…など、Webサイトとしてあるべき最低限の状態にあるか、くらいの感覚で今回は良いかと思います。
↓
【一次面接】
この人材は良さそうだ、ぜひもっと詳しく話を聞きたい、経営陣など更なる責任者に推薦し見てもらいたい、と思ってもらえるか。
=このWebサイトは自分のニーズを満たしてくれそうだ、詳しく商品やサービスについて読み進めてみたい、と思ってもらえるか。
いわゆる、LPO(ランディングページ最適化)ができているか、という判断基準と言えます。
Webサイトにアクセスしてもらえた際に、すぐに離脱することなく、商品やサービス、企業のことを興味を持って読んでもらえるか、どうかです。
せっかくアクセスしてもらっても、よくわからないサイトだな、広告で訴求していたことと違うな、他のサイトを見ようか、なんて思われたら、一次面接を通過できません。
アクセスしてくれたユーザーを留まらせる情報開示や仕組み作りが、御社のWebサイトではできておりますでしょうか。
↓
【二次面接】
この人材は確かにすばらしい、当社での活躍がイメージできる、成長が期待できると思ってもらえるかどうか。
⇒商品やサービスの良さをしっかりと認識してもらい、利用/使用のイメージを持ってお問合せへのモチベーションを高めてもらえるか。
まずは、商品やサービスのUSP(競合優位性)をしっかりと理解してもらえるよう、適切な情報開示ができているか、という点です。
面接の時間が有限であるように、ユーザーがサイトを閲覧してくれる時間も有限です。
また、Webの世界では実店舗以上に、ユーザーにとって(競合)他社との比較をスムーズに行えます。
(店の外に出てしばらく歩かなくても、Yahoo!やGoogleの検索結果ページにブラウザの「戻る」ボタンで戻ればいいだけですよね。)
限られた時間の中で、しっかりと商品やサービスの価値を伝えるためには、ポイントを絞って打ち出すことが重要です。
どんなに良い内容説明であっても、長々とダラダラ述べるようでは、焦点がぼやけてしまったり、途中で面倒に思われてしまったりということにつながります。
「自己PRを1分でお願いします」とよくあるように、グッドポイントを“簡潔に”まとめて伝える必要性は、面接もWebサイトも同じだ、と表現できます。
また、「今後、期待される価値を提供してくれそうか」と思ってもらうことは、面接でもWebサイトでも不可欠です。
お客様の声や雑誌掲載情報、医療であれば症例写真といったような要素が、そのモチベーションを後押ししてくれるでしょう。
そういったコンテンツを通じて、利用/使用の良いイメージを抱いてもらい、お問合せに移ってもらいたいところです。
↓
【内定・採用】
採用活動であれば、このフェーズで終わり、あとは入社日までに然るべき手続きや準備をするのみです。
一方で、Webサイトであれば、厳密には、エントリーフォームやユーザービリティーの改善をはじめ、まだまだ分析・検証し、良化させていかなければならない要素は多々ありますが、採用活動になぞらえて、皆様にWeb戦略の現状を把握して頂くのには、今回はこのくらいの内容で良いのでは?と考えております。
採用活動においてシビアな姿勢をとられている企業様にこそ、今回のコラムを読んで頂き、Webサイトという「人材」が、消費者(ユーザー)という面接官に認められ採用されるステータスにあるかどうかを考えて頂きたいと思います。
長々としたコラムになってしまい恐縮ですが、最後まで読んで頂いた皆様、ありがとうございました。
御社のWeb戦略が消費者からの面接を突破できるように、色々とお話を伺い、最適なご提案をさせて頂ければ幸いです。
どうぞお気軽にご相談下さいませ。
また、本年もどうぞ宜しくお願い致します。
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