天野 斉之(セールスマーケティング課次長)
「エンドユーザー視点の把握」×「継続的な効果測定&改善」=「勝ちモデル」を構築
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100サイトを超えるWebディレクション、20社以上の企業への総合Webコンサルティングなど、豊富な経験を誇り、特に美容業界を得意分野とする。プロモーションツールやブランディングツールとして、Webサイトや各種Web広告を機能させ、成果を生み出したいというニーズに対し、効果的なWeb戦略を提案。「エンドユーザー視点の把握」×「継続的な効果測定&改善」により「勝ちモデル」を構築している。
Webプロモーション戦略立案Webマーケティング
こんにちは。Webコンサルタントの天野です。
今回は、日本の検索エンジンシェアから考えたことについてご紹介します。
先日、朝日新聞2008年6月28日付けの記事(ネットの海 主戦場、14面)にニールセン・オンライン調べの日本の検索エンジンシェアが紹介されたそうです。
上位検索サイトのページビューベースで検索エンジンシェアを算出しています。期間は2008年4月。日本の検索トップシェアといわれるYahoo! JAPANは56.2%、それを追随するGoogleは31.3%まで伸びてきています。Yahoo! JAPANとGoogle合算の検索シェアは、56.2% + 31.3% = 87.5%。検索市場が2社で占められていることがわかります。
以下、3位がマイクロソフト(MSN / Windows Live Search)ではなくBIGLOBEサーチで3.8%、4位がマイクロソフトの2.8%、5位はgooです。@niftyやAsk.jp、Baidu他の検索シェアはすべてあわせても3.9%に過ぎません。
※SEMリサーチ『すべてわかる、SEM - 検索エンジン業界ニュース』 より引用。
とにかく単純に、日本ではまだまだ「Yahoo!なのか」という印象を受けます。
また、Yahoo!とGoogleでそれぞれ上位表示することができていれば、9割のユーザーにリーチすることができるのか、とも考えられます。
※これはあくまでも素直な印象であり、最終的な私の所見ではありません。
ただ、この結果をそのまま鵜呑みにするのはマチガイであることは、皆さまもご存じかと思います。
また、この結果から色々と改めて考えるべきであると思います。
まず、Yahoo!を主に利用しているユーザーはGoogleなど他エンジンを利用していない、というわけではないことについて考えましょう。
利用する検索エンジンによって、検索結果(どのWebサイトが上位表示されているか)はそれぞれ異なることは周知の事実ですが、その検索結果に不満を覚えた経験はありませんか?
そんな時、次に取るアクションとしては、「検索ワードを変更したり、複合にして調べ直す」ことでしょうが、一方で「検索エンジンを違うものに変えて調べ直す」という方もいます。
つまり、先ほどの検索エンジンシェアについては、重複があるということです。
あるいは、仮に今回のアンケート方法が、一回答者につき一回答ということで算出されているのであれば、なおさら「裏の数字=実際」は異なるのではないか、ということも考えられます。
実際に、アクセスログ解析などをしていても、利用検索エンジンの異なる、同一IP(同一ユーザーの可能性高し)からのアクセスが計測されるケースなどがあります。
こんなことも含め、やはり上述のデータは絶対的なものではありません。
次に、検索マーケット(ユーザーの年齢層や、検索ワードの種類など)によっては、上記の検索エンジンシェアは大きくずれる可能性があることについて考えましょう。
高齢者の方が自宅で何かを調べる際に、積極的にGoogleやMSNを利用しているとは考えにくいでしょうし、一方で、20?30代の働き盛りのビジネスマンにはGoogleを利用している人間が多いなどどとも言われております。また、例えば日用雑貨について調べる際にはきっとYahoo!の利用率の方が他エンジンよりも基本的には高いでしょうが、一方でIT関連の情報を調べる際には、Googleの利用は上述の利用率を超えるのではないか、とも考えられます。
これは実際にアクセスログ解析をして、初めて分かるケースもあります。
例えば、Yahoo!でもGoogleでも「5位」に表示させることができている際に、上述のように、(Yahoo!56.2%)÷Google(31.3%)=その差およそ1.8倍というアクセス結果になっているかというと、そうでないケースはいくらでもあります。Yahoo!とGoogleからのアクセス数が同じ程度のケースも多々あります。
そして、ぞれぞれの検索エンジンからのアクセスについても、有益なアクセス、そうでもないアクセスがあることについても考えてみましょう。
Yahoo!で上位表示できていることで、Yahoo!からの多くのアクセスを獲得できているとします。それはそれで単純に素晴らしいことなのですが、アクセスログ解析を実施してみると、実はGoogleからのアクセスの方が、コンバージョンにつながる質の高いものである、というケースもあるのです。Yahoo!からは多くのアクセスが得られているが、その直帰率(サイトにアクセスしてもすぐに離脱してしまう率)が非常に高いもので、GoogleからのアクセスはYahoo!からのそれの1/20だったとしても、サイト内の多くのページを閲覧し、高い割合でお申し込みに至っている、など。
そんなケースでは、もっとGoogleでのSEO施策を実施し、Googleからのアクセス獲得を増大させる仕組み作りをしなければ、取りこぼしてしまっていることが続いてしまっている、非常にもったいない状況なのです。
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今回お伝えしたかったことはもちろん、
なんだ、結局検索エンジンのシェアって、よくわからないじゃないか。
ということではなく
検索エンジンという世界における、自社Web戦略のあり方を見直しましょう!
ということです。
「ウチのWebサイトはYahoo!で上位表示できているから問題ない、Webコンサルティングの必要はない」、とおっしゃる方もいますが、もしかしたらその会社様の業種としては、Googleでの上位表示⇒Googleからのアクセスの方が、Yahoo!でのそれよりも有益なモノである可能性も十分にありますし、Googleを疎かにしていることで、かなりもったいない状況になっている可能性があるのです。もちろん、その逆のパターンなどもあります。
SEO施策を行うにあたっても、Yahoo!対策とGoogle対策で仕様も多少異なるので、実施の優先順位をつける際にも、こういった概念、事前情報は必要なものになります。
また、自然検索とは状況は違うとはいえ、それぞれの検索エンジンのリスティング広告(Yahoo!=Overture、Google=Adwords)を運用する際にも、上述のような「検索エンジンにおける自社Web戦略のあり方」を踏まえる必要が、無論十二分にあるのです。OvertureとAdwordsを同時に利用することで最大限の広告を期待できるケースもあれば、Adwordsに出稿しても、たいして結果につながらないケースもあります。
「検索エンジンにおける自社Web戦略のあり方」について今一度見直されてはいかがでしょうか。
ご相談は無料ですので、興味をお持ちの方はお気軽にご連絡下さいませ。
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https://web-consultants.jp/solution/
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