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天野 斉之(セールスマーケティング課次長)

「エンドユーザー視点の把握」×「継続的な効果測定&改善」=「勝ちモデル」を構築

100サイトを超えるWebディレクション、20社以上の企業への総合Webコンサルティングなど、豊富な経験を誇り、特に美容業界を得意分野とする。プロモーションツールやブランディングツールとして、Webサイトや各種Web広告を機能させ、成果を生み出したいというニーズに対し、効果的なWeb戦略を提案。「エンドユーザー視点の把握」×「継続的な効果測定&改善」により「勝ちモデル」を構築している。

Webプロモーション戦略立案Webマーケティング

スーパーマーケットはWebに通ずる!?(2)

2008年03月15日 05:54 PM

 投稿者 天野 斉之

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Webコンサルティング

 こんにちは。Webコンサルタントの天野です。

 前回は、「スーパーマーケット=Webサイトのあるべき姿」ということについて、そのポイントとして、スーパーマーケットはカテゴリー毎の商品陳列が明確であり、それはWebサイトで商品販売を効果的にするためにも同様に必要である、ということをお話しました。


 今回は、その続きとなります。


 では早速、2つ目、3つ目のポイントについて見ていきましょう。



(2)商品カテゴリープレートが目に付きやすい場所にある。


 同じ「スーパーマーケット」でも実際には、売り場の広さも違えば陳列されている商品量も異なるため、少しだけレイアウトが異なります。ただ、(1)のポイントでも紹介したように、おおよそ野菜は野菜、肉は肉、乾物は乾物、乳製品は乳製品…といった具合に陳列されています。


 ここで取り上げたいのが「乾物」についてなのですが、これはスーパーによって陳列に最も違いが出るカテゴリーだと思います。
 調味料、菓子類、米や小麦粉や雑穀、レトルト食品や缶詰など…これらは大体、冷蔵商品(青果、肉や魚、肉加工品、乳製品など)や保温商品(惣菜)が店舗入り口から反対の出口まで「コの字」に配置されているのに対して、その「コの字」の内側にいくつかの商品棚の列を配して並べられています。
 そのため、何らかの「乾物」を探している方は、案内の宜しくないスーパーでは、その乾物の商品列を蛇行しながら商品を探して練り歩いた経験があるはずです。


 でも実際は、チェーン展開しているスーパーなどでは、離れた場所からでも
「あの列に行けば探している商品がありそうだ」
ということがわかるように、商品のカテゴリープレートが天井から吊るされて見えるようになっています。
※地方の小さなスーパーなどは、その限りではありません。


 例えば、「醤油、味噌、ドレッシング、その他調味料」といった具合に、おおよそ似たカテゴリーの商品が陳列されていることを示したプレートを目にしたことはありませんか?
 このプレートがあることで、消費者はそんなに迷うことなく、商品を手にすることができるのです。


 このカテゴリープレートは、Webサイトで言うところの「メニュー」や「ナビゲーション」にあたります。


 (1)でお話した“カテゴリー毎の明確な陳列”ができていても、「何がどこにあるか」というメニューが明示されていなければ、ユーザーは結局迷ってしまいます。


 ユーザーが求めている商品まで最短のルートを提供し購入率を向上させるためには、商品をカテゴリー毎に整理することに加え、それをわかりやすいメニューで確実に案内することが大切なのです。


 さらには、その「メニュー」は、しっかりと案内をしうる表記でなければなりません。


 例えば、衣服を扱うWebサイトにおいて、そもそも男性も女性も区別されておらず、いきなり「上半身用」「下半身用」「その他」なんていうメニュー区分での案内だったら、わかりづらくて「何でやねん!」と思わずツッコミを入れてしまうでしょう。


 ではここで、ユニクロオンラインストアというWebサイトをご覧下さい。
まず「MEN」「WOMEN」「KIDS」といった区分けがされており、そこから進むと次は「ジャケット・コート」「アウター」「ニット」…などとわかりやすくメニューが展開されております。
 非常にわかりやすいメニューだと思いませんか?

 
 インターネットショッピングに慣れているユーザーならば、たとえメニューが煩雑でも、経験則で商品に辿り着くことができるかもしれません。
 しかし大切なのは、すべてのユーザーが使いやすいインターフェイスを構築し、わかりやすい商品案内を実現しなければならないということなのです。



(3)どこのスーパーも基本的には同じようなレイアウトである。


 最後に、スーパーマーケットの売り場全体についての言及です。


 皆さんもご存知の通り、スーパーマーケットは「コの字」で時計回りなのか反時計周りなのかという違いはあるにせよ、店舗入り口から出口までに陳列されている商品の順番はおおよそ同じです。


 青果から始まり、豆腐や生麺類、次に魚や肉、そして肉の加工品の先には乳製品が…最後にお惣菜といった具合ですが、皆さんもアタマの中で想像つきますよね?
 これは、消費者の生活の中に長年存在しているスーパーマーケットの完成形とも言えるレイアウトなのでしょう。


 季節によってシマチン(前面で山積みされている)商品を変えることで、彩りを表現し売り場の季節感を出すため、青果売場は入り口からすぐにあります。
 今夜のおかずのメインはどちらにしようか、と悩む奥様のために、魚と肉は隣の売場です。
 そして、こういった理由を知ってか知らずか、消費者がそのレイアウトに慣れている、というのも大事な要素であるといえます。


 では「どこのスーパーも似たようなレイアウトであること」がWebにも通ずるというのはどういうことなのでしょうか。


 ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、日本の検索エンジン利用シェアで2番手のGoogleが、ヒートマップという考え方を提示しています。


 これは、Webサイトにおいてどの場所に広告を配置すれば、ユーザーにクリックしてもらいやすいか、という情報を、これまでの統計から弾き出したものです。
 Webサイトについて、どこの情報が目に付きやすいのか、という指標としては重要な資料と言えます。
※勿論、すべてが全て、このヒートマップに当てはまるとは言い切れません。


 もし御社が、Webサイトにおいて一押し商品の販売を行いたいのであれば、訪問初回のユーザーの目にもつきやすいように、ページ左上にその情報を大きく配置するべきです。


 それは、Webサイトにアクセスした際に、多くのユーザーが最初にページの左上(あるいは上部)を見るからです。きっと人間が「視点を置く」際のクセなのでしょう。
 そしてさらには、しっかりとWebに力を入れている企業様のサイトは、そのようなレイアウトになっているため、ユーザーが「見慣れている」ということも真実です。


 ユーザーの見慣れている場所に大切な情報をわかりやすく、という、言わばスーパーマーケット理論(仮称)です。


 逆に言えば、他社との差別化を図りたい、他社と異なるイメージ戦略を行いたい、という際には、この理論とは逆転した情報開示を行うというのも有効な手段ということになります。 


 以上のようなことがわかっている上でどちらの戦略を取るのかが非常に重要であり、わからずに感性だけで情報開示を行うことは、効果検証、そしてその改善作業を効率的に実施することができず、オススメできません。

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 以上でスーパーマーケットの話は終わりです。


 御社のWebサイトは、スーパーマーケットのように、初めて訪れるユーザーにとって優しい、使いやすいWebサイトでしょうか?


 自信を持って「バッチリだ!」と答えることのできない企業の社長様やご担当者様は、一度スーパーマーケットに足を運んでみると良いかもしれません。
 Webサイトのあるべき姿のヒントがきっと見えてくるはずです。



 最後に、


 弊社は、当然ながらスーパーマーケットではありません。


 ただ、貴社のWebによる売上向上やブランディングを図るための手助けをする
スーパーマンは多数存在します。


 Web戦略について今一度見つめ直し、再考したいという企業様は、ぜひ弊社にお声掛け下さい!(お問合せはコチラから


 では、またお会いしましょう!


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