indeed広告の効果を向上させる改善ポイント

投稿者:セールスマーケティング部

2017/08/09 18:03

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indeed広告は、Yahoo!プロモーションやGoogle Adwordsと異なり、管理画面で調整できる個所が少ない広告です。
そのため、改善をしたいと思っても、調整できない部分があり、改善施策が打ちにくい広告と言えるかと思います。
今回はindeed広告を改善しようと思った時に、どの数値をよく見て、どの部分が改善できるのかを紹介します。
※求人案件の質やサイトの構造なども成果改善の要素になりますが、今回の記事では範囲外として割愛致します。

indeed広告の管理画面のみで改善できる項目

indeed広告の管理画面だけを与えられた場合、改善できる個所は下記の2つのみだと思います。
(1) 入札価格
(2) アカウント設計

入札価格に関しては、目標CPAと応募率の関係から最適なCPCを算出し、それに合わせて調整をかけるという基本的な調整がメインになります。
そのため、入札調整以外でindeed広告の改善を図る場合、アカウント設計を見直す必要があります。

アカウント設計の仕方とindeed広告ならではの注意事項

アカウント設計を変更する際に気をつけたいindeed広告ならではのルールがあります。
それは、『同じ入札価格の場合、1キャンペーンの中で案件数が多い方が上位表示される』というルールです。
例えば、案件数を1万件持っているA社と100件持っているB社がindeed広告で競合した際に、
A社は入札価格10円、B社が入札価格100円だとしても、A社の方が上位に表示される可能性があるということです。
そのため、アカウント設計をする際は、細かく分けすぎないという事も念頭におく必要があります。

ではキャンペーンを分けた方がよいのか、分けない方がよいのかという基準はどのようにして見極めるかという話ですが、1CP何案件あればよいという絶対値は無いと思っております。
例えば、保育士求人だと1,000件あってもCPCを高くしないとダメだったり、製造業求人だと1,000件あればCPCをかなり低くして配信できたりしました。
競合他社の配信状況によって変わるため、ABテストを繰り返す必要があると思っております。

Google Analyticsの数値も見て改善する項目

GoogleAnalyticsの数値も確認できる場合は下記を見る必要があります。
・どのページにランディングをしているか見る
・どの地域でコンバージョンしているか見る
・デバイス別の成果状況を見る
・デモグラフィック別の成果状況を見る

どのページにランディングをしているか見る

indeed広告の管理画面では、どの案件がクリックされて、コンバージョンまで至ったのかを見ることができません。
そのため、パラメータを振り分けて、Google Analyticsでどこにランディングをしたのかを確認できるようにする必要があります。
それにより、案件毎の費用対効果が見えるため、特に成果が悪い案件はindeed管理画面で除外する事で最適化が可能です。
また、成果に繋がりやすい案件に傾向がある場合、それらの案件だけを絞ったキャンペーンを作って配信する事も有効です。

どの地域でコンバージョンしているか見る

indeed広告の管理画面では、キャンペーンを地域で分けていない限り、地域別の数値を見ることができません。
そのため、Google Analyticsで成果の出やすい地域、出にくい地域があるか確認し、キャンペーンを分けて運用できるようにします。

デバイス別の成果状況を見る

indeed広告は、PCは必ず配信をしなければいけないのですが、スマートフォンへの配信は、サイトがスマホ最適化されている場合、配信するかの選択が可能になります。
ただし、スマートフォンに配信しても、管理画面ではデバイス別の数値を見ることができません。
そのため、indeed広告のデバイス別数値は、Google Analyticsで確認する必要があります。
もしスマートフォンの成果が悪いようであれば、スマートフォンサイトの改善を行う必要があります。
スマートフォンの配信を停止すると言う選択肢もあるのですが、indeedへのセッションの約8割がスマートフォンからの流入のため、
できる限りスマートフォンへの配信を停止しないことをお勧めいたします。

デモグラフィック別(年齢別・性別)の成果状況を見る

indeed広告では、年齢別・性別に入札調整を変更する事はできません。
ただし、広告のタイトルに『女性歓迎』などの文言を入れることで、ある程度流入ユーザーを精査する事は可能です。
indeed社の規約では、タイトルに職種以外の文言を入れるのはアウトなのですが、
現状配信されている広告も散見されるため、現状は配信できるようです。

おわりに

indeed広告は、Yahoo!プロモーションやGoogle Adwordsと比較して運用が楽だと思っている人が多い印象を持っています。
実際細かく運用すると、改善個所は多いため、今回の記事で新しい発見がありましたら、ご参考頂ければと思います。

参考URL
http://phoenix-wind.com/maxim/anime/youzitsu.php

【編集担当:荒木 智陽】

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