アルゴリズム変更か:6月17日ニュース性が高いページを上位表示される仕様に?興味深いレポートが公開

投稿者:セールスマーケティング部

2015/06/24 19:20

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6月17日大きな変動値が観測されたものの、Google公式で詳細の発表はなし。

 

先日検索順位変動が大きかった日のこととをお知らせした記事
「Google:6月16~17日の変動はパンダアップデートではなくコアアルゴリズムの変更か?」にGoogle公式発表ではありませんが続報です。米国有数の大手解析ツール会社創設者がなかなか現実味のあるデータを元に、レポートを発表しました。

経緯としてご紹介すると、Googleは6月17日に検索結果(順位)が大きく変動した要因として
「コアアルゴリズムの一部をアップデートしたことを確認。
ただパンダアップデートやペンギンアップデート、HTTPS周りの変更も行っていない」とのことです。

そんな中、興味深いレポートが発表

 

米国の大手解析ツール会社サーチメトリクス創設者Marcus Tober氏はこうブログに書いております。(リンク先英語)

※ここからのカッコ()内は注釈コメントとなります。

「6月17日(米国現地時間)ニュース性の高い新鮮な情報を上位表示するよう変化させているように見える。

またウォールストリートジャーナル(金融・経済ニュースサイト)は検索結果内での動きとして19%のページが順位上昇しているとし、
USA TODAY(米国のニュースサイト)は全体の11%が上昇、
Business Insider(ビジネスや技術ニュースの専門サイト)では20%が上昇した。」

各ニュースサイトの変動率一覧
※データはMarcus Tober氏のブログ記事から引用

「また、このアルゴリズム続報を報じているSEO情報サイトでは変動値として異例の134%という数値をたたき出した。

この134%という数値の目安としては昨年9月に起こったパンダアップデートと同レベル、

Google検索結果全体での約4分の1が動いたということになる。」

 

 

同日に行われた別のアップデートが関係しているかもしれない

興味深いのは、「Googleトレンド」(キーワードの検索ボリュームを時系列で表示するサービス)のアップデートが同日の6月17日に発表されていたことです。
GoogleトレンドはGoogleの公式サービスではありますが、検索順位結果を決定する「コアアルゴリズム」に含まれてはいないので”通常であれば”影響はしないはずです。
常に動き続けている「Googleトレンド」なのでコアアルゴリズムに含まれる可能性も将来的には考えられるかもしれません。

 

重ねて言うことになりますがこれらはあくまでMarcus Tober氏の推測です。ただ、事実としてデータには出てきています。こちらがMarcus Tober氏のブログ記事。自身の会社のツールサーチメトリクスを使用し、より細かいことまで調べられています。気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

この記事は米国のSEOアナリストBarry Schwartz氏が書いた記事(That Google Update May Have Benefited News Or Fresh Content Sites)を和訳し、専門用語を噛み砕きながら見出しや解説を加えたものです。

 

このような様々な要因を絡み合わせて目には見えない検索アルゴリズムをひも解くことはSEOの楽しさの醍醐味でもあります。

Googleはあまりアルゴリズム変更の発表をしないので、こういったあらゆるところにアンテナを張って日々の業務にも反映できればいいなと思います。
SEOでお困りの方はフリーセル Webソリューション営業部(03-6455-3119)までお問い合わせくださいませ。
長文お付き合いいただきありがとうございました。

【編集担当:岩重 有美】

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