コンテンツマーケティングとは?~インテリジェンス・オブ・コンテンツマーケティング<1>~

投稿者:コンテンツ編集課

2014/08/19 10:43

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本連載コラム“インテリジェンス・オブ・コンテンツマーケティング”では、情報をまとめ、整理することによって、簡単でわかりやすくコンテンツマーケティングについて説明することを目的としています。コンテンツマーケティングの知識があまりない方や、これから学んでいきたいとお考えの方にとって読みやすい内容で解説していくことを目指します。

コラム内でいう「インテリジェンス」とは、「2次情報」「加工情報」の意味。人や書籍、または報道などにより発信された「インフォメーション=1次情報」を、わかりやすくかみ砕いた形で編集した情報を「インテリジェンス」と定義します。

一度読んだり聞いたりしただけでは理解しづらい難しい用語や解釈などについては使わず、あくまでも読んでいただいた方が理解し、納得していただくことを最重要ミッションと捉えています。

本連載コラムを通して多くの方がコンテンツマーケティングについて理解を深めていただければ幸いです。

コンテンツマーケティング=“プル型”のマーケティング

「コンテンツマーケティング」――近年、各方面でその重要性が盛んに叫ばれているワードですが、そもそもの意味についてご存じでしょうか。コンテンツマーケティングとは、既存および潜在的な顧客にとって価値のあるコンテンツを制作・配信することによって興味や関心を引き出し、最終的に購買につながる行動を起こさせるためのマーケティング手法です。

要するにこれまでの広告に代表される“プッシュ型”のマーケティングとは異なり、コンテンツを通して顧客を引き寄せる“プル型”のマーケティング手法と言えます。

時代の変遷により注目度が増したコンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングという言葉が頻繁に使われ始めたのは、2000年代初頭になります。現在もまだまだ一般に定着しているとは言い切れず、聞き慣れないことから新しい概念だと勘違いする方も多いようです。しかし、コンテンツマーケティングは数千年前の洞窟壁画に使われていたという諸説もあるほど、古い時代から存在します。

記録によると、米国の農機具メーカーのジョン・ディア(John Deere)による農業の最新技術とトレンドを伝えた雑誌「ファロウ(The Furrow)」の登場が初めてのコンテンツマーケティングと紹介されており、それは1895年のことであり100年以上も前の話です。

インターネットの普及を契機にマーケティング手法は“プル型”に

消費者はインターネット上でより優良なコンテンツを求めるようになり、情報の取捨選択をするようになりました。

では、なぜ大昔から存在するコンテンツマーケティングに今、注目が集まっているのでしょうか。1つの要因となったのは、2000年代初期のインターネットの爆発的普及です。それまでは、テレビ・新聞・雑誌・ラジオの「4マス媒体」といわれるメディアを通して情報が発信されていました。いわゆる“プッシュ型”のマーケティングです。

しかし、インターネットがごくありふれた手段となることで、消費者は自身がほしい商品についての情報を検索し、見つけることができるようになりました。

さらにここ2~3年では、インターネット上の情報がこれまでとは比べものにならないほどに増え、さまざまな情報が氾濫(はんらん)。消費者はより優良なコンテンツを求めるようになり、そのクオリティーによって情報を取捨選択するようになりました。

情報を発信する側も以前のようにメディアを通してひたすらプッシュすることを改め、必要とされるコンテンツを継続的に提供する方法に徐々にシフト。コンテンツによって共感を生み、企業や製品のファンになってもらうという顧客呼び込み型の“プル型”のマーケティングに注目が集まるようになったのです。

自ら情報を発信し、顧客を勝ち取る時代に

インターネットの繁栄とそれに伴う「4マス媒体」の衰退によって、“プル型”のマーケティングであるコンテンツマーケティングへとマーケティング手法も変わりつつあります。

すでに多くの企業は、オウンドメディア(コーポレートサイトやPR誌、メルマガなど社外向けに自社が発信するメディア)やソーシャルメディア(ブログやSNSなど情報の発信者や利用者間のつながりによってコンテンツを作り出すメディア)など独自チャンネルを通して自ら情報を発信する手法を導入し始めています。

自らが情報発信源になることで、企業は膨大な広告費をかけずともコンテンツを通して顧客とつながることができるようになったのです。

コンテンツは潜在的な顧客を既存客にするための関係構築に一役を買います。なぜなら価値のあるコンテンツであればあるほど、ニーズも高まり、ファンの数も増えるからです。

つまり、企業は顧客に興味を持ってもらうために、常に潜在的なユーザーにとって有益なコンテンツを制作・配信する必要があり、もしコンテンツの内容に対してユーザーが「つまらない」「興味がない」という反応だったとしたら、それは市場競争では勝てないことを意味します。

ビジネスの成否はいかに“プルする”ことで利益をあげられるか

マスメディアなどの“プッシュ型”のマーケティング手法に頼ることなく自らコンテンツを発信し、潜在的な顧客や既存客を引きつけ、売上アップや増益に貢献する“プル型”のマーケティング――コンテンツマーケティング。その手法ゆえに、顧客に満足してもらえなければ市場競争における敗北であり、利益をあげることはできません。

いかに有益でニーズに合った情報を数多く発信することで、利益をあげていくことができるのか――今後のビジネスの成否を分けるうえで重要なポイントとなってくるでしょう。

次回の第2回“インテリジェンス・オブ・コンテンツマーケティング”では、「コンテンツマーケティングの起源」についてご紹介していきます。

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【編集担当:石川】

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