「出口」の検索結果からみる、現在のリンクの評価基準

投稿者:制作部

2014/07/01 20:58

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Googleで「出口」と検索すると最上位に表示されるサイトはなんでしょうか?

出口の検索結果はYahoo!JAPAN

答えはなんと…「Yahoo!JAPAN」でした。
原因は年齢認証サイト(主にアダルトサイト)で「あなたは18歳以上ですか?」の「出口」のリンク先の大半がYahoo!になっているため。
ちなみに、アメリカのGoogleでは「exit」と検索すると、以前はディズニーランドのサイトが表示されていました。「お子様はこちらへ」の意味合いを込めて、ディズニーランドにされていたそうです。

アンカーテキストの影響

この現象は、リンクのアンカーテキストの評価が影響を及ぼしていて、「出口」のテキストのリンク先が「Yahoo!」に向かっているために、クローラーが「出口」と「Yahoo!」は関連していると判断して、このような検索結果になっているそうです。
書籍やブログ記事を調べると、2008年ぐらいから「出口」で検索するとYahoo!が表示されていたようで、この検索結果は2014年の現在も変わりません。

リンクの質と量

現在検索エンジンはリンク元の「質」を評価基準としていますが、この結果をみると、いまだにGoogleは「数」も重要な評価基準としていることがと分かります。
ただし、Googleは今後、この「質」に対しての評価をさらに高めていくと予想されています。

オーサーランク(Author Rank)

少し前から話題になっているオーサーランクですが、今後導入が進むと(一部ではすでに導入されている)、リンクの質の評価に対して大きな影響を与えるといわれています。

オーサーランクとは

マット・カッツ氏

これは、Googleのウェブスパムチームのマット・カッツ氏のGoogleプロフィールです。
このように著者の情報が表示され、この著者の評価が検索順位に影響を与えるのがオーサーランクです。著者の評価は、コンテンツの質、記事の投稿数や種類、フォロワーの数などが影響しているそうです。
Googleは今後、このオーサーランクの評価を重要視していくと思われます。

オーサーランクに移行する?

現在までバックリンクが重要な評価基準とされてきましたが、
今後はバックリンクはまったく評価されなくなるのでしょうか?
マット・カッツ氏は、「オーサーランクに完全に移行するわけではない」と語っています。

・クローラーは、コンテンツの質を評価する能力を高めてきている。
・どのような著者がページを作成したのかを、評価の対象に組み込んでいく予定でいる。
・今後コンテンツの質を評価していけば、バックリンクの評価が下がる可能性がある。

あくまで質を重視していくと話しているだけで、バックリンクを評価しないとは言及していません。

今後のリンク評価

このように現在では、リンクの質と量ではまだ量のほうが上回っている印象を受けます。
今後、コンテンツの質が重要視されるようになり、オーサーランクが本格的に導入されはじめた時に、「出口」の検索結果がどう変動していくか気になるところです。

【編集担当:保守制作 澁谷】

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