Webサイト構築におけるプロデューサーの役割

投稿者:Webマーケティング部

2013/11/08 14:17

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Webサイト構築プロジェクトにおけるプロデューサーの役割は何ですか?そういったご質問をいただく機会がありましたので、今回はそちらについて考えていきたいと思います。

私はWebディレクターとして新規サイトの構築、サイトリニューアルプロジェクトに関わらせていただくことが多いのですが、これまで自身の職責や立場、プロデューサーとの関係に関して、あまり明確なものを求めてきませんでした。

それは、プロジェクトというものは毎回毎回が新しい仕事であり、常に求められる役割や必要な機能が異なると考えてきたからです。

今回は良い機会でありますので、自身のやり方を振り返りながら、改めてより良いWebサイトを生み出すためのWebプロデューサーの役割について書きいていきたいと思います。

Webディレクターの立場から申し上げますと、Webプロデューサーとは、お客様のWebビジネス企画からはじまり、新規Webサイトの立ち上げ(またはリニューアル企画)、制作、公開後のプロモーションといった、プロジェクト全体を統括するのが主な役割であると考えられます。

具体的には、予算の折衝やコスト管理といったお客様との重要な折衝に登場し、プロジェクトの方向性に関して決定を行うことが主な仕事です。

つまり、お客様のサイト制作の入り口からゴールの達成まで、プロジェクト全体の統括・責任者としての役割を担うのがWebプロデューサーであると言えます。

そのため、Webプロデューサーには、具体的にWeb制作現場の指揮に関わるのではなく、どちらかと言えばプロジェクト予算の設定を行ったり、制作仕様に関してコンセンサスを得るためにお客様と折衝をしたりといった、お客様の目線に立ったビジネスセンスや経営の視点が要求されます。

また、Webプロデューサーに求められるもうひとつの大切な役割として「問題回避・解決」が挙げられます。
Webサイト制作がスムーズに進んでいれば問題はありませんが、以前から申し上げている通り、より良いWebサイト制作をミッションとし、同じ目標に向かって進んでいても、昨今のスピード重視のWebサイト構築現場においては、仕様の追加やプロジェクト要件の変更等はどうしても発生してきてしまいます。
そんな、プロジェクト内の問題が実際に起きた後どうするか?また、どうすればそのような問題が起きないように事前にリスクを回避できるか?それをコントロールし、お客様の目的を達成まで導いていくこともWebプロデューサーの大切な役割のひとつであると言えます。

優れたWebプロデューサーがプロジェクトを統括することにより、結果は大きく変わってきます。
上記のようなプロジェクトの進行管理、仕事の進め方に関してもしっかりサポートしてもらえる信頼できるパートナーを選びましょう。

【編集担当:小田】

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