キーワードのマッチタイプ【絞り込み部分一致とは?】

投稿者:セールスマーケティング部

2013/09/25 09:57

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前回は、部分一致についてご紹介しましたので、
今回は、その部分一致の拡張機能【絞り込み部分一致】についてご説明します。

絞り込み部分一致とは?

「絞り込み部分一致」は、「部分一致」よりも絞り込みつつ、
「フレーズ一致」よりは幅広い見込み客にアピールしたい時に効果的なマッチタイプです。
つまり、部分一致とフレーズ一致の中間に位置づけられたマッチタイプと言えるでしょう。
(Yahoo!プロモーション広告とGoogle Adwordsの両方で使えます)
非常に使い勝手の良いマッチタイプで、かゆいところに手が届くような広告配信が可能となります。
下記に、その詳細を記載させていただきます。

「絞り込み部分一致」を設定する場合

「絞り込み部分一致」を設定する場合は、
「部分一致」で設定したキーワードの一部の語句の前に、半角の「+(プラス)」記号を付けます。
掛け合わせキーワードのうち、+を付けたほうを固定し(完全一致として認識させて)、
+の付いていないほうのみ広がって(部分一致と認識させて)表示させます。
========
●●   +▲▲
↑     ↑
部分一致 完全一致
========

検索クエリ「▲▲ ●●」でも表示されます(前後逆でも)。
両方のキーワードを固定させること「+●● +▲▲」も可能なので、
絞り込み部分一致は3パターン作成可能です。

絞り込み部分一致の具体例

例えば…
「+ホテル 渋谷」

⇒ ホテルは固定(完全一致)、渋谷が部分一致と認識されます。
「ホテル 渋谷」「渋谷 ホテル」「ホテル 東京」「ホテル 新宿」等で広告表示

ホテルを軸として、渋谷周辺の地域も拾いたい場合は、この設定が有効です。

「+ホテル +渋谷」

⇒ ホテル、渋谷両方が完全一致(固定)として認識されます。
「ホテル 渋谷 口コミ」「渋谷 ホテル」「ホテル レストラン 渋谷」「料金 ホテル 渋谷」等で広告表示

フレーズ一致とは違い、真ん中に別ワードが入っても表示されます。
完全一致と言えども「表記ゆれ」は拾いますので、両方とも外せないキーワードを配信する際は使い勝手のよい設定です。

「ホテル +渋谷」

⇒ 渋谷が完全一致で固定、ホテルが部分一致として拡張します。
「3つ星ホテル 渋谷」「渋谷 旅館」「ホテル レストラン 渋谷」等で広告表示

地域を限定したうえでサービスワードの拡張を狙うなら、この設定が有効です。

入稿時の注意点

Excelを使用して、絞り込み部分一致で入稿する際の注意点です(※Excelで編集して入稿する場合)。

キーワードの先頭に「+」を入れるとデータ貼り付けの際にエラーになってしまうため、「半角スペース」を前に入れる必要があります。

ただし、この方法では半角スペースのチェックがしにくいため、下記の方法でも入稿可能です。
「+」の前に「’」を入れて文字列として認識するようにしても入稿できます(※アポストロフィー「’」は「shift+7」で入力できます)。

(例)
+水着 新作
‘+水着 新作

見落としを防ぐことができますので、ぜひ活用してみてください。

マッチタイプの設定は、前回までご説明していた完全一致・部分一致・フレーズ一致・絞り込み部分一致の4種ですが、4種を使い分けることでより効率のよいアカウントを作成できます。広げ過ぎているキーワード、逆に絞り過ぎて機会損失を生んでいるキーワードなど、マッチタイプの見直しを図って効率よく広告を運用していきましょう。

【編集担当:今成】

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