キーワードマッチ・マッチタイプとは?

投稿者:セールスマーケティング部

2013/08/02 10:10

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今回は、キーワードマッチと、そのマッチタイプについて解説していきます。

キーワードマッチとは?

簡単に言うと、検索キーワードにマッチ(合致)した広告を出すことです。

例えば・・・

Googleで「女性用 帽子」と検索すると、「アマゾン女性用 帽子」や「帽子 女性用が格安」「女性に人気の帽子専門店」など、検索したキーワードと同じテキストで広告が表示されます。

マッチタイプとは

ユーザーが知りたい情報を検索した際に、その検索したキーワードにマッチ(合致)した広告を出すことが「キーワードマッチ」です。このキーワードマッチには全部で4種類あり、それが本コラムのテーマである「マッチタイプ」になります。

マッチタイプの種類は以下のとおりです。
1.部分一致
2.絞り込み部分一致
3.フレーズ一致
4.完全一致

マッチタイプについて

各マッチタイプの概要

1.部分一致

最も幅広く広告が表示されます。登録したキーワードの語順が逆であったり、検索キーワードに他の語句が含まれていたりする場合も対象になります。また、類義語、関連語句、表記ゆれ(例:「振り込み」と「振込」)、英語の場合は単数形/複数形、語形変化に対しても広告が表示される可能性があります。

◆登録例:「女性用 ぼうし」
広告が配信される検索キーワード:「女性用 ぼうし」「購入 女性用 ぼうし」「女性 キャップ」「ぼうし 女の子」

キーワードの登録に時間をかけず、可能な限り表示回数を増やしたい場合に効果的です。

2.絞り込み部分一致

部分一致キーワードにプラス記号 (+) を追加すると、指定したキーワードやその類似パターンが検索された場合のみ広告が掲載されます。

◆登録例:「+女性用 +ぼうし」
※絞り込み部分一致を使用するには、対象のキーワードにプラス記号 (+) を追加します。

広告が配信される検索キーワード:「女性用 ぼうし」「購入 女性用 ぼうし」「ぼうし 女性用」
広告が配信されない検索キーワード:「ヘルメット 女性」「女性用 サンバイザー」

絞り込み部分一致の場合、ユーザーが類義語や関連語句を検索したときは広告が掲載されないため、部分一致より広告配信の対象範囲を絞り込むことができます。部分一致より表示回数が減っても関連性を高めたい場合は、絞り込み部分一致が効果的です。

3.フレーズ一致

キーワードと完全に一致するフレーズ、または前後に他の語句を含むフレーズが検索された場合に広告が表示されます。キーワードの類似パターン、または前後に他の語句を含むキーワードの類似パターンが検索された場合にも広告が表示されます。

◆登録例:「”女性用 ぼうし”」
※フレーズ一致キーワードを使用するには、キーワード全体を二重引用符(” “)で囲みます。

広告が配信される検索キーワード:「女性用 ぼうし」「購入 女性用 ぼうし」「女性用ぼうし」
広告が配信されない検索キーワード:「女の子 ぼうし」「女性用 野球 ぼうし」

フレーズ一致を使用することで、より詳細なターゲット設定を行いながら、より多くのユーザーにリーチできるようになります。言い換えれば、キーワードのマッチ対象が制限され、お客様の商品やサービスとの関連性が低い検索クエリに対しては広告の表示機会が少なくなります。

4.完全一致

検索クエリがキーワードと完全に一致し、前後に他の語句が入力されていない場合のみ広告が表示されます。キーワードの類似パターンが検索された場合も広告が表示されます。

◆登録例:[女性 ぼうし]
完全一致キーワードを使用するには、キーワード全体を角かっこ([ ])で囲みます。

広告が配信される検索キーワード:「女性 ぼうし」「女性ぼうし」
広告が配信されない検索キーワード:「購入 女性 ぼうし」「女性 ぼうし セール」

フレーズ一致と異なり、検索クエリにキーワード以外の語句が含まれる場合は広告が表示されません。完全一致では、登録したキーワード以外(表記ゆれは含む)は表示されないため、無駄クリックや意図しないキーワードで広告を表示させたくない場合などに有効です。

マッチタイプの構造

マッチタイプの選び方:例

1.部分一致でキーワードを登録し、幅広く広告を配信。

↓↓↓

2.お問い合わせや購入につながった検索キーワードをピックアップし、部分一致よりも配信範囲の狭い「絞り込み部分一致」or「フレーズ一致」or「完全一致」で登録して配信。

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3.より効果の高いキーワードに配信範囲を絞り、利益につながりにくい広告の露出を抑制することで無駄なコストを削減。より効果の高いキーワードに配信範囲を絞り、予算を寄せることで有益性の高い広告露出を増やしクリックを集める。

↓↓↓

4.お問い合わせ・購入数の増加。

このようにマッチタイプを使い分けることで、費用対効果の高いキーワードを発見できる、効果の高かったキーワードに対してクリックをより多く集めるための予算・入札コントロールが詳細にできるなど、多くのメリットが得られます。より多くのコンバージョンを獲得するためには、どれだけ購買意欲の高いユーザーからのクリックを集められるかがポイント。そのクリックをより多く集めるための手段として重要な役割を担っているのが、「マッチタイプ」の活用なのです。

ぜひマッチタイプを駆使して、費用対効果の高い広告運用を目指しましょう!

【編集担当:尾崎】

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