Webライティング講座(第1回)ホームページの文字数を考える

投稿者:コンテンツ編集課

2013/07/26 23:01

この記事は約4分で読むことができます。

Webライティング担当の星野です。
今回から私の連載では、ライター初級者、もしくは本職はライターではない、という人向けのWebライティング講座をスタートさせていただきます。1回目は、ホームページの文字数について。

ホームページの文章コンテンツは、ユーザーのアクションを促すうえで大きな役割を果たします。SEOの観点からも文章コンテンツ(キーワードマーケティング)の意義が見直されており、本当の意味でのWebライティングのニーズが高まっています。

今回はよくある質問のひとつ、ホームページの文字数にフォーカスしていきましょう。

ホームページの文字数は多いほうがいい?

SEO的には、文字数は多いほうがいいと言われています。Webサイト全体としてもページ数(インデックス数)が多いほうが有利ですし、1ページの文章量が多いほうが関連キーワードが多く含まれ、検索エンジンにも評価されやすくなります。

ただし、1ページに情報を詰め込みすぎるのはNG。キーワードが分散することで、検索エンジンがページ内容を把握できなくなりSEO的にもマイナスです。また、書き手も論理的な文章を書きにくくなるため、結果としてユーザーにとって読みにくい文章になってしまいます。

ちなみに、私が原稿を書くときに目安にしている文字数は以下のとおりです(あくまでも目安であり、ホームページの役割やページの内容によって最適な文字数は変わってきます)。

・500文字以下 ⇒ 少ない

・1000文字くらい ⇒ 普通

・1500文字くらい ⇒ 多い

・2000文字以上 ⇒ 限界(書くのも大変・・・)

同じ文章量でも滞在時間が違う?

ホームページは、同じ文章量のページでも工夫次第で印象が変わり、ユーザーの滞在時間も変わってきます。ユーザーの滞在時間を延ばすために、簡単にできる工夫を3つご紹介しましょう。

流し読みを促す

Webサイトは可読性が低いため、ほとんどのユーザーは流し読みをしますが、この「流し読み」をあえて促してあげるのも有効。例えば、ページ内にユーザーの知識レベルに合わせた見出しを設けるのは一つの方法です。

・「そもそも***って何?」「***の基礎知識」 ⇒ 基本的な内容だから知ってる人は飛ばしてね

・「もっと詳しく!という方へ」「上級者向け」 ⇒ 専門性が高い情報だから知りたい人だけ読んでね

・「PickUp事例」 ⇒ ケーススタディーだけチェックしたい人はここだけ読んでね

・「まとめ」「結論」 ⇒ せっかちな人はここだけ(ここから)読んでね

このような見出しを設けて情報を区分けすることで、ユーザーにストレスなく流し読みしてもらえます。

読了時間を教える

このコラムは、右上に「約4分で読むことができます」と表示されています。「4分なら読んでみるか」という気持ちで読み始めてくれた方も多いと思います。ですが、もし「この記事は30分で読めます」だったらどうでしょう?

WordPressの機能などにより、コラムのような「読み物コンテンツ」に時間を付記するのは有効です。例えば、「5分で分かるベンチャー企業の採用戦略」「3分で理解できるビッグデータ市場」といった見出しをつけるだけでも、ユーザーの滞在時間は長くなります。

読みやすい見た目にする

文章は、文字のフォントやサイズ、行間や字間、改行位置やレイアウトなどによって、読みやすくも読みにくくもなります。紙媒体と違い、モニタで横書きの文字を閲覧するWebサイトは可読性・視認性が低いため、紙媒体以上に見た目に工夫しないと読んでもらえません。

まとめ

「こんなのは小手先のテクニックだ!」と言われてしまえばそれまでですが、簡単に効果が見込める方法ですから、ぜひ取り入れていただきたいと思います。さて、文字数のほうも1500に迫っていますので、今回はここまで。

【関連特集ページ】
Webライティング「ALL Write!」| コンテンツマーケティングソリューション

【編集担当:星野】

Webライティング