コンバージョン数とは?

投稿者:セールスマーケティング部

2013/07/12 16:02

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コンバージョン数とは

コンバージョン数とは、広告をクリックしてサイトに訪れたユーザーが、そのサイト上で商品の購入や会員登録、お問い合わせ等、広告を出稿している広告主にとって成果とみなされる行動をとった数の事を言います。このコンバージョン数は、リスティング広告を運用・活用して行く上で重要な指標の一つとされており、コンバージョン数の最大化を図る事が最も重要です。

コンバージョン数の種類について

リスティング広告のコンバージョン数には複数の種類の指標が設けられています。ヤフープロモーション広告とグーグルアドワーズではそれぞれ名称や役割の異なるコンバージョン指標があるので、以下でご紹介していきます。

ヤフープロモーション広告のコンバージョン数指標について

ユニークコンバージョン数と総コンバージョン数という2種類の指標が設けられています。

ユニークコンバージョン数とは

ユーザーが広告1回のクリックに対して30日以内に発生した全コンバージョン数のうち、最初の1回のみがカウントされる指標です。1回の広告クリックに対して、複数コンバージョンが発生した場合でも2回目以降のコンバージョン数はカウントされません。

例を挙げると、ECサイトでユーザーが商品を購入し、コンバージョン測定タグが設置してあるサンクスページが表示された場合、ユニークコンバージョンは1回カウントされます。その後、同じユーザーが再びサイトへ訪れ、もう一度購入を行いサンクスページへと進んでもユニークコンバージョン数は増える事はありません。注文数を測定するコンバージョン数ではなく、そのサービスを利用したユニークユーザーの数を測定するのがユニークコンバージョン数となります。

総コンバージョン数とは

1回の広告クリックに対して、30日以内に発生したコンバージョンを全てカウントする指標です。上記のユニークコンバージョン数で挙げた例で言うと、ECサイトでユーザーが商品を購入し、コンバージョン測定タグが設置してあるサンクスページが表示された場合、総コンバージョン数は1回カウントされます。その後、同じユーザーが再びサイトへ訪れ、もう一度購入を行いサンクスページへと進んだ場合、総コンバージョン数は1回増え、総コンバージョン数は2となります。サービスを利用したユーザーを測定する指標ではなく、商品を購入した注文件数(回数)を測定するのが総コンバージョン数となります。
※広告の掲載によって獲得できた全コンバージョン数を確認する際は総コンバージョン数を確認します。

グーグルアドワーズのコンバージョン数指標について

クリックスルーコンバージョンと総クリックスルーコンバージョン、通話コンバージョン、ビュースルーコンバージョンという4種類の指標が設けられています。

クリックスルーコンバージョンとは

ヤフープロモーション広告のユニークコンバージョン数と同じ意味を持つ指標です。会員登録や資料申し込みなど、1 人の顧客に対して 1 回だけカウントするコンバージョンの測定に役立ちます。

総クリックスルーコンバージョンとは

ヤフープロモーション広告の総コンバージョンと同じ意味を持つ指標です。広告のクリックごとに複数のコンバージョンをカウントする為、ECショップ等での購入など、個々のコンバージョンに価値がある場合のコンバージョンの測定に役立ちます。

通話コンバージョンとは

電話コンバージョンでは、電話番号指定オプションで指定された通話時間よりも長い通話を行った場合、件数としてカウントされます。※通話をコンバージョンとしてカウントするには、電話番号指定オプションでアドワーズ専用転送電話番号を使用する必要があります。

ビュースルーコンバージョンとは

ビュースルーコンバージョンとは、グーグルディスプレイネットワークで測定される指標です。ユーザーが広告を目にしたもののクリックせず、その後、サイトへ訪れてコンバージョンに至った場合を指します。※グーグルディスプレイネットワークで広告を目にした上で、検索ネットワークで広告をクリックしたユーザーが、サイトへ訪れてコンバージョンに至った場合、ビュースルーコンバージョンとクリックスルーコンバージョンの両方がカウントされます。

ゴールに設定している属性(商品の購入や会員登録等)毎に見ていくべきコンバージョン指標を見極める事が、広告の運用を行っていく上で非常に重要です。

次回は獲得単価(CPA)についてお伝えします。お楽しみに!

【編集担当:八木】

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