GoogleAdWordsディスプレイネットワーク広告(GDN)とは?

投稿者:セールスマーケティング部

2013/06/15 09:47

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前回はYDNのサイトリターゲティングとは?という内容の記事でしたが、今回はまた別のGoogleAdWordsディスプレイネットワーク広告についてご紹介いたします。

GoogleAdWordsディスプレイネットワーク広告(GDN)とは?

Google ディスプレイネットワークは、Webサイトに掲載されている広告枠に対して、ネットユーザーの行動履歴や、指定したコンテンツ内容、出稿しているキーワード・広告文等の情報をマッチングさせて表示させる広告の事を指します。以前のコラムでご紹介させて頂きましたYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)で配信されるネットワークがGoogle関連サイトになった、とお考え頂ければわかりやすいかと思います。実際には、Google ディスプレイネットワークのほうが歴史が古く、機能的にも充実している部分が多いので、下記にその詳細を記載させて頂きます。

GoogleAdWordsディスプレイネットワーク広告(GDN)の配信先

Google関連サイトと、Googleのパートナーである数百万のサイトに配信されます。ディスプレイネットワークのリーチ範囲は、世界中のユニークインターネットユーザーの83%(出典: DoubleClick Ad Planner)に及びます。

Googleディスプレイネットワーク配信先

どのように広告が掲載されるの?

様々なサイト上にある「Ads by Google」「スポンサーリンク」などのGoogleが管理する広告枠(Googleディスプレイネットワーク)に表示されます。
googleディスプレイネットワーク配信先例

※バナー、テキストにて広告配信が可能です。

使用可能なファイル形式: .GIF、.JPG、.JPEG、.PNG、.SWF
ファイルサイズ制限: どのファイルも150KB以下であること
出稿可能画像サイズ:
728×90
468×60
200×200
120×600
160×600
250×250
300×250
336×280
300×600
970×90

広告配信先をセグメントできるの?

Googleディスプレイネットワークでは、広いネットワーク内で広告配信するターゲットや、サイトを絞って出稿できます。広告主様が獲得したいターゲットに合わせて、配信先を柔軟にセグメントできます。広告配信手法は大まかに、下記の5通りです。

1.リマーケティング

・機能の概略:追いかけ配信
一度サイトに来た事があるユーザーのみを、ネットワーク上のサイトで追いかけて広告を配信。

2.プレースメント

・機能の概略:広告を出したいサイトにだけ、決め打ちで広告配信

使用例)ネットワーク内サイトの「YouTubeだけに広告を出したい」など。

3.インタレストカテゴリ

・機能の概略:検索ユーザーの興味関心に合わせて配信

使用例)「美容系のサイトをよく見る人のみに広告配信する」等が可能。
ユーザーの過去の行動履歴を解析し、興味関心をシステムが判別。連動して広告配信。

4.トピックターゲット

・機能の概略:サイトのコンテンツ内容に合わせて配信

使用例)「美容系のサイトのみに広告を配信したい」
特定のトピックに関連する複数のサイトに一度にAdWords広告を掲載できる。(トピック=Googleがネットワーク上のサイトを分類ごとにまとめたもの)

5.コンテンツターゲット

・機能の概略:キーワードを設定して配信

キーワードを登録。登録ワードと合致する内容が含まれる記事ページに広告配信が可能。

使用例)トピック&カテゴリに該当しないニッチな業界など。
使用例)トピック欄のマーケットが大きすぎて予算的に戦えない場合。

例えば「口紅」のみをサイト上で売りたいとき、トピックターゲットで化粧品トピックに出稿すると「口紅」以外の化粧品ニーズのユーザーへも広くアプローチすることになります。そこまでご予算に余裕がないよという場合は、コンテンツターゲットで「口紅」をキーワードに登録し、広告配信先のサイト内容が「口紅」ワードに関連する場合だけ広告表示する、という手が打てます!

また、上記1)~5)に追加で、年齢・年代別に絞った広告配信も可能です。

GoogleAdWordsディスプレイネットワーク広告を選ぶメリットは?

・クリック課金
インプレッション課金型の純広告などと異なり、クリックが発生した際にのみ課金されます。
一般的には純広告と比較して安価で開始できるので、ディスプレイ広告が初めての方、少額予算で検討されている方でも取り組みやすいです。

・広告配信先がわかる!
他のディスプレイ広告と比較した時のメリットです。どのサイトにどの位広告が配信されたかが詳細に分かりますので、こちらのデータをもとに運用改善を進めることができます。

・ターゲティング設定が詳細にできる!(上記のセグメント設定を参照)

中小企業様向け!ディスプレイ広告(YDN,GDN)実施のススメ

中小企業様向けのコンサルをさせて頂いていると、リスティング広告はやっていても、ディスプレイ広告にはなかなか手をだしにくい!という声をよく耳にします。どうしても、ディスプレイ広告は検索連動型広告よりもCPAが高めになる印象が強いですよね。それは仕方のないことです。ディスプレイ広告は、CVだけでなく、どれだけ認知を集められたか(クリック)ベースでも評価する必要があります。

検索連動型広告のみを運用されていて、表示回数もCVも頭打ちになった…なんてことはありませんでしょうか?キーワード追加で表示回数は伸ばせますが、そうはいえど検索数には上限があります。さらに広告によるサイト誘導数を増やしていくのであれば、ディスプレイで未検索ユーザーへ認知を広げることは必須です。(結果、リスティング検索数の増加、CVの増加などに繋がっていきます。)

※ユーザーがオンラインで過ごす時間は増加傾向にあり、インターネット利用時間の95% はウェブサイトのコンテンツの閲覧に費やされていると言われております。つまり、検索行動に費やす時間はわずか5%しかないということになりますので、ディスプレイを活用すれば、検索連動型広告の19倍ものユーザーにアプローチ出来るようになります。

コンテンツサイト閲覧時間
今回ご紹介した上記のGDN、そして先のコラムでご紹介したYDNでしたら、ターゲティングも細かく設定できますので、ご予算にあわせて無理のない実施が出来ます。

次回はGDNのリマーケティングについて、御紹介させて頂きます。お楽しみに!

【編集担当:高橋】

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