マルチデバイスは本当に必要か?

投稿者:Webマーケティング部

2013/03/06 15:10

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去年あたりから社内でマルチデバイス化という言葉をよく耳にするようになり、
お客様からもその言葉を聞くようになりました。

 

マルチデバイス化とはサービスやコンテンツ等を複数の端末、例えばパソコン、
スマートフォン、タブレットからでも共通に、等しく利用できるようにすることを指します。

 

パソコン以外にもスマートフォンやタブレットの急激な普及により、ユーザーにとって
Webはより身近、手軽なものとなり、使用頻度も格段に上がりました。
電車内でも多くの人がスマートフォンやタブレットを操作している方を見かけるようになりました。
何かを調べたり、または購入したり、Webサービスを利用したり・・・。
ユーザーによって目的は様々ですが、パソコン以外からもWebを活用している、
ということは事実です。

 

皆さんはパソコンではきれいに表示されるのに、同じサイトを
スマートフォンで見ると文字が小さい、ボタンが押しにくくて使いにくい、
というようなことを感じたことはないでしょうか?

自社サイトもマルチデバイス化をしなければ・・・、と、ご検討されている
Web担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私もお客様から「サイトをスマートフォンでも見やすいようにしたいんだけど・・・」
というような相談を受けるようになりました。

 

今後、ユーザーにより使いやすいWebサイトを運用していくにあたって、
マルチデバイス化ということは重要な要素の一つです。

ただ、むやみやたらにマルチデバイス化すればいい、というものでもありません。
マルチデバイス化してみたものの、これといった効果はなく、更新に手間がかかる、
ランニングコストだけが消化されてしまう・・・、ということもあります。

 

Webサイトで提供しているサービスやターゲットユーザーによって、パソコンでの
閲覧頻度が高く、スマートフォンなどの端末での閲覧数が極端に低い、
逆にパソコンでもそのほかの端末でも閲覧されている、ということがあります。

<例えば>
・BtoBのサイトは、仕事中に依頼先などを探しているため、パソコンからの
アクセスが非常に多い

・BtoC、特に実店舗などをかまえているエステ等のサイトはパソコンからも
スマートフォンからもアクセス数が多い

というデータがあります。

 

つまり

サイトに訪問するであろう、ユーザーのWebの利用シーンを見極める
ということがまず重要になります。

特に今はユーザーのWebサイトの利用シーンを特定するのが難しくなってきました。
サイト設計・構築をする前に、まずはターゲットユーザーを明確にし、
そのターゲットユーザーのコンバージョンまでのプロセスを仮定することが求められます。
そのためには、しっかりとした自社分析、ターゲットユーザー想定など、
専門的な調査・分析が必要となってきます。

 

マルチデバイス化をご検討されている、興味があるお客様はぜひ一度ご相談ください。

【編集担当:山田 尚志】

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