サービス別コラム

ホーム > サービス別コラム > スマートフォン > ユーザーは何を使って御社のサイトを見ていますか？

お客様が何を使って自社のサイトを見ているか、考えられていますか？
うっかりしてると競合他社にお客様を奪われてしまっているかもしれません。

私ごとではございますが、
今まで、所謂ガラケーをメインに使いながらスマートフォンを2台目として使用していたのですが、
一ヶ月ほど前からスマートフォンをメインの端末として使い始めました。

また、数週間前にはipad2を購入し、移動中や自宅で各種サイトのチェックを行うようになりました。

今までは
移動中：ガラケー
会社：ノートパソコン
自宅：ノートパソコン
といったスタイルだったのが、

移動中：ipad、スマートフォン、ガラケー
会社：ノートパソコン
自宅：ipad、ノートパソコン
といったスタイルに変化しました。

仕事柄、というところもありますが、
気付くといろんなデバイスでWebサイトを閲覧するようになっていました。

そこで実体験として起こったことが、
「閲覧するデバイスが変わったら今まで通りにサービスを受けられなくて競合サービスへと乗り換えた」
ということでした。

具体的にお話しますと、つい先日まで、
ある会社(仮にA社とします)のメールサービスを利用しておりました。

非常に使い勝手が良く、かれこれ5年ほど浮気せずにずっとA社のメールサービスを利用していたのですが、
メインの端末をスマートフォンに変更したことを機に、A社のメールサービスの利用を止めることになりました。

なぜなら、ガラケーだと利用できていたA社のメールサービスの一部機能が
スマートフォンだと利用できなくなっていたためです。
(技術的には難しくないはずなのですが、なぜかスマートフォンだと使えないのです。。。)

結局、5年間A社一筋だった私が、スマートフォン対応していないことを機に、
競合であるB社のメールサービスを利用するようになったのです。

同じ悩みがWEB上でも何件か質問されていたので、
同じ状況になった方は少なくないと思います。

個人的な視点からすると、競合サービスに乗り換えた形になりますが、
A社からすると、
「スマートフォン対応していなかったために5年間も利用していたヘビーユーザーを競合サービスに奪われた」
形になります。

こういったケース、実は知らず知らずのうちに起こっているかもしれません。

実際にこの一年でスマートフォンからのアクセスはどのWEBサイトでも大幅に増えてきています。
弊社のお客様のサイトですと、最も多かったサイトで、実に全体の17%がスマートフォンからのアクセスになっておりました。

現時点でもスマートフォンからのアクセスは無視できない数字になってきておりますし、
今後も確実に比率は増えていくものと思われます。

しかし、一方で企業のWEBサイトでスマートフォン対応できているサイトは
ある調査によれば、広告を出稿しているサイト全体の実に3%ほどに過ぎないとのことです。

つまり、マーケットは拡大しているにも関わらず、対応しているWEBサイトは圧倒的に少ないのです。

ということは、
スマートフォン対応していない場合、自社のお客様が競合他社に奪われてしまっているかもしれませんが、
逆に、スマートフォン対応していないサイトが多い中でスマートフォン対応することで、
競合他社からお客様を奪うチャンスでもあるわけです。

正直、現時点だと「スマートフォン対応している」というだけで競争力になります。

御社ではスマートフォン対応できていますか？
もしできていないようでしたら、新規の見込顧客を失っているだけでなく、
優良な既存顧客を他社に奪われているかもしれません。

 

【編集担当：宇野】