Ustreamは個人利用でもビジネス活用でも面白い

投稿者:制作部

2010/12/02 20:57

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Ustreamというと、大きくは、ライブ配信・視聴と録画済映像の利用なのですが、いったい誰がどういう目的で使うのか、深く考えるとそれほど思いつきません。

例えば、遠距離恋愛をしているカップルや、実家から遠く離れて働くビジネスマン、単身赴任してしまったお父さん等々、OneToOneで話をしたい場合は、携帯電話やSkypeなどがありますし、双方向性の弱いUstreamでは、個人利用に向いていないでしょう。

 

ここで出てくるのが、ソーシャルメディアとの連動です。
ライブ配信中に、ツイッターやFacebookを介して通知して複数の友人・知人に見に来てもらうことが出来ます。
個人で配信し、友人・知人に見てもらいたい映像としては、初詣、結婚式、花火大会……等々各種イベントに参加した時は案外使えるかも知れません。
個人的には、iPhoneから非常に簡単に配信できるのはポイントが高いですね。
UstreamBroadcastというソフトで、PC側で予め番組設定さえしてしまえれば、iPhoneを使っての配信は手間要らずです。
3G回線ですので、低解像度やコマ落ちなどは避けれませんが……

 

では、ビジネスシーンにおいては、どうでしょうか。
社内勉強会や社内向けセミナーでの利用で効果があります。
社内勉強会や社内向けセミナーというのは、多くのリソースを使うというのが実態でしょう。
支店をお持ちの企業様では、場合によっては交通費も発生するのではないでしょうか。
こういったケースでライブ配信は効果的です。
社内向けのものですから、パスワード設定を行い一般公開せずにライブ配信する事も可能です。
Skypeでも同様の事は可能なのですが、Ustreamでは、番組録画機能が標準実装されているので、ライブ配信したものをアーカイブとして後々でも利用が可能というのは嬉しい話です。
毎年同じような勉強会をするくらいなら、録画してUstream経由で見れば、少なくとも講師のリソースはゼロですみますし、中途入社者向けにも随時研修が可能です。

 

社外向けのセミナーの配信についても、現在では可能になっています。
今年の9月まではUstreamのライブ配信視聴者側で映像に広告がでていたのですが、広告がでていたのでは公式配信映像としては少し具合がよくありません。
2010年10月24日に、PayPalを使ったオンライン決済システムが公開されました。
これは、予め非公開設定にしておいたライブ配信で、視聴者もちろん視聴不可能なのですが、その場でPayPal決済を行なうと視聴が可能になるという仕組みです。
現在は、Ustreamに事前申請する形で利用ができるそうです。
広告も出ないようにできるので、利用価値は非常に高いと思われます。

 

他にも配信者側サポートツールとして、Ustream Producerや、Watershedなどがあります。
ここまでくると個人での利用が難しくなってくるのですが、それぞれ、品質や形式の特色が違いますのでシーンに合わせて利用したいところです。
PCが古くスペックが低い端末では、動作が遅く正常に配信できない可能性もありますので、ご注意を!

 

【編集担当:紀井】

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